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2006年09月12日

X-MEN ファイナル ディシジョン [ 劇場/洋画/SF ]

■タイトル X-MEN ファイナル ディシジョン
■監督 ブレット・ラトナー
■出演 ヒュー・ジャックマン 、ハル・ベリー 、パトリック・スチュワート
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→4.071点

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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

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パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
 
 「X-MEN」は1963年に「スタン・リー」原作として発表された「マーベル・コミック」刊行の世界的(4億冊を超える)大ベストセラーアメリカンコミックスの実写版映画シリーズ。アメコミ同様に実写映画も世界的にヒットをしていることから、コミックスに興味のなかった人々への認知度も高い。そんな実写シーリーズの完結編という位置づけで発表されたのが、今回鑑賞した「X-MEN ファイナル ディシジョン」である。

 「マーベル・コミック」の原作からは、近年続々と実写版が発表さている。「X-MEN」はじめ、「スパイダーマン」「ファンタスティック・フォー」「ハルク」「デア・デビル」「パニッシャー」などなど・・・。ちなみに、二大アメコミ出版と称される、もう一方のライバル会社、DCコミックからも只今X-MENの裏番組的(いや表?)な存在として公開中の「スーパーマン・リターンズ」で話題の「スーパーマン」を筆頭に、「バットマン」「キャットウーマン」その他、が発表されている。そのどれもが世界的に話題のヒット作になっていることから、それらの作品のどの部分に携れるかによって、映画関係者達の今後(主に金銭的に)が大きく変わるのだから、ネタ不足に頭を抱える今のハリウッドにとって、アメコミというジャンルは必要不可欠なものになっている。そして常に巨額の制作費がかかる事から、舞台裏でのドタバタも毎度の事ながら実に多いようだ。今作の監督ブレット・ラトナーは、実は上記「スーパーマン・リターンズ」の監督候補の一人だったようだが、正式には「X-MEN」の過去二作品を手掛けたブライアン・シンガーが「スーパーマン・リターンズ」の監督に就任した。逆にブレット・ラトナーが「X-MEN ファイナル ディシジョン」の監督を務める事になったというから大人の世界は複雑だ。これは余談だが、監督問題とは別に、一時期スーパーマン役にニコラス・ケイジ(ゾゾッ・・・)なんて話もあったような気がするが、ブライアン・シンガー監督としては「顔がむき出しになるヒーローだから印象は大事!だから無名の俳優を起用したい・・・」と何かのインタビューで語っていたのを思いだした。まあ、最終決定までに様々な憶測がとびかうのも全て宣伝につながるのだから、あくまでドタバタも儀式のようなものなのだろう・・・。しかし、サザエさんのように、1作毎の完結ストーリーで構成されるシリーズものでないかぎり、話の途中で監督や俳優の過激な入れ替えが頻繁に起こると、イメージやコンセプトなどに大きなズレがでてきてしまい、見る側が、要らぬ気を使ってしまう・・・。企業としては、過剰な宣伝攻撃で結果的に興行収入が上がれば成功なのだろうが、「映画」として振り返ってみたときにシリーズものならではの塊としての強みを感じなくなってしまうことが多々ある。たとえば三部作で、1作〜3作を通して監督が変わらなかった有名作品といえばバック・トゥ・ザ・フューチャーのロバート・ゼメキスや、インディー・ジョーンズのスティーブン・スピルバーグ、そしてマトリックスのウォシャウスキー兄弟にロード・オブ・ザ・リングのピーター・ジャクソンあたりだろう。さらにスパイダーマンもそうである。只今シリーズとしては"2"までしか公開されていないが、2007年公開予定の"スパイダーマン3"も1,2同様にサム・ライミ監督が務めている。とにかくサザエさん的シリーズものではない。いわゆる三部作といわれるものの多くは、意外と監督や主役は変わっていない。逆に、三部作ではないが「バットマン」や「ハリーポッター」「ミッション・イン・ポッシブル」「スーパーマン」などは、監督や配役がコロコロ変わっている。今回の「X-MAN」と似ていて、3だけ監督が変わってしまった例で有名すぎるのは「ターミネーター」だ。ジェームズ・キャメロンが手掛けた1・2作目と、ジョナサン・モストウの3作目では明らかに温度差がある・・・。1・2があまりに衝撃的だったので「3は何かの間違いということで」とは言わないにせよ、観ている側からすればなんとも惜しい事をしたと思ってしまう。できれば、アメコミの王様「X-MEN」が三部作であるなら最後までブライアン・シンガーに踏ん張ってもらいたかったのだが、もしかして「ファイナル」なんて言葉にまどわされているだけで、実は三部作ではないと考えられなくもない・・・・・。あれ?そういえばターミネーターもか?

 まあ、それはさておき、監督のブレット・ラトナーはマドンナやマライア・キャリーなど大物ミュージシャンのミュージック・ビデオを手掛けた後に1997年にクリス・タッカー&チャーリー・シーンのコンビが活躍するアクションコメディー「ランナウェイ」で映画デビュー(イマイチかな?)。その翌年、同じアクションコメディー路線でクリス・タッカーを据え置きのまま、チャーリー・シーンからジャッキー・チェンにバトンタッチし、「ラッシュアワー」を発表!ジャッキー効果もあってか、中々の人気で2001年に「ラッシュアワー2」を発表した。その勢いにのって、さらに翌年にはレクター博士シリーズ「レッド・ドラゴン」の監督を務めている。ざっと作品を上げてみると、なんとなくアクションやサスペンスもののイメージがあるブラット・ラトナー監督だが、個人的には2000年に発表した、ニコラス・ケイジ主演のラブメルヘン?「天使のくれた時間」が印象的だった。ウォール街の大社長がある朝目覚めたら、平凡なマイホームパパになっていた・・・という話だが、ハートウォーミングムービーで中々おもしろいと思うのでお時間のある時にレンタルビデオまたはDVDで、ぜひ鑑賞していただきたい・・・・・。万が一、半日ぐらい暇があれば、一昨年あたりに同監督が発表した、007でお馴染みのピアース・ブロスナンが主演する、泥棒カップルラブアクション「ダイヤモンド・イン・パラダイス」をセットで借りればどちらかが絶対にヒットするはず!そういえば近頃聞いたブレット・ラトナー関連の噂では「ラッシュアワー3」の公開が来年の夏に決定しているそう・・・まあ、ラッシュアワーはあまり興味がないので、向こうにおいやって次に進もう・・・さらに、1978年に発表された「ブラジルから来た少年」というスリラー作品のリメイクを手掛けるとの事。内容はヒトラーの血液を利用しヒトラーののクローンを作り出そうとしているナチ強制収容所で生態実験を行っていた男と、それを追いかける男の話し・・・・・当時は「猿の惑星」「パピヨン」で有名なフランクリン・J・シャフナー監督が手掛け、グレゴリー・ペックやローレンス・オリビエといった名優が出演していた。こちらは、ちょっと楽しみである・・・。

 話を元に戻して・・・・・そんなことから、今回は初のSF作品に挑戦なのだが、「ラッシュアワー」で培った笑いのツボや、「レッド・ドラゴン」のもつサスペンス独特の重苦しい空気感、そして「天使のくれた時間」で表現しているハートウォーミングな部分、もしくは「ダイヤモンド・イン・パラダイス」のエンタメ性が、「X-MEN ファイナル・ディシジョン」の様々なシーンでスパイスとなっており、最初から最後まで中だるみもなく、かといって終始アクションシーンだけで疲れることもなく、しっかりと話しの山場を作り、ともすればダラダラと長くなりがちな部分を最小限にカットしつつ、ところどころにメッセージ的要素をちりばめ、うまく105分という枠に収めている。そんなことから、全体的に観やすいという印象をうけた。しかし、逆に、いろんな要素が織り込まれている分、1作・2作で培ってきたエピソードをポイ捨てした部分もあるように感じられる。そんなことからブライアン・シンガー監督からの流れとは、流れの質そのものが若干違うような気がし、過去2作に比べると駆け足気味になってしまったのが残念・・・。それでもでも、105分内にあれだけのものを詰め込んで、どうにかまとめているのだから凄い。でも「X-MANシリーズ」は、個人的にアメコミ実写版作品の中では好きな作品なだけに欲を言えば(いや言いたい)、どちらかの監督のポリシーの元、しっかりと3作品を観たかったというのが正直なところ・・・。007やミッション・イン・ポッシブルのようなシリーズものなら、1作毎に個性が変わっていいのだが、どうしても続きものなだけに、急に空気感が変わるのはどうかと思う。逆に、今回、ブレット・ラトナー監督らしくて好きだったシーンはといえば、最後のほうで、馬鹿力の大男ジャガー・ノートと、物体と一体化し通りぬけられる能力をもった女の子キティの追いかけっこの場面・・・。「柔よく剛を制す?」といった、ちょっとホノボノできるシーンでもある。詳しく書く事ができないのであしからず・・・・・。

 また余談になるが「X-MEN ファイナル ディシジョン」・・・最後の決断?とでも言おうか・・・・・・。ワザワザへんてこな邦題をつけたのは何故だろう・・・原題の「X-MEN The Laststand(最後の抵抗)」のほうがスマートでいいように感じたのだが、日本では「ファイナル・・・」とかの響きが興行に繋がるのだろうか?単純に考えれば「最後の抵抗」なんてタイトルはスターウォーズの「帝国の逆襲」みたいなものでシリーズ中の1作に受け取れるのだが・・・いやいやまてよ・・・上記でも、少々触れたが、ラストだのファイナルだの、はたまた最終章だのと、やけにしつこく宣伝しているあたりが怪しくないか・・・なんか臭うんだよな・・・・・こんな時は、エンドロールが全て終わるまで、絶対に席を立たないほうがいいのである・・・・・。

 申し訳ないが、さらに余談・・・実写版では主人公のウルバリンだが、原作ではウルバリンの登場は第2期からで、スタート時はサイクロップスやアイスマン、ビースト(今作ではミュータントの代表になっている青色の毛玉君)のほうが活躍をしていた。さらにウルバリンは身長が以上に小さい(160cmぐらいの設定か)のだが、実写版のウルバリンを演じるヒュー・ジャックマンはスラリとしている・・・でも髪型と顔はコミック以上にハマッているので個人的に気に入っている・・・そういえばヒュージャックマンってクリント・イーストウッドに似ているから、年を取ったウルバリンはぜひクリント・イーストウッドでお願いしたい・・・・・。そして話も何十年に渡り長く続いていると、キャラクター同士の人間関係も、大学のサークルや職場同様に複雑になる。クリント・イーストウッド似のウルバリンが心をよせる、ジーン・グレイは原作ではサイクロップスと夫婦で、サイクロップスにはエマという恋人がおり、さらに離婚歴があるバツイチの女たらしなのである。そしてアイスマンの事が大好きなローグは、カメレオンのようなミスティークの養子であり、前作に登場したナイトクローラーはミスティークと親子関係。さらになんと、プロフェッサーXと今作で登場する怪力馬鹿力男ジャガー・ノートは義理の兄弟であり、プロフェッサーXもサイクロップス同様にバツイチなのである。その他、数々のドロドロとした人間関係、恋愛関係があるようだが、それも歴史あってのこと。X-MENファンにとっては、これらの人間模様・・・いやミュータント模様の行く末も楽しみのひとつなのかもしれない。

PS:X-MENを見ても、ファンタスティック・フォーを見ても、「ムッシュムラムラ」って言ってるキャラがいないのが悲しい・・・。子供の頃TV(東京12チャンネル)で見ていたアメリカのアニメのヒーローが「ムッシュムラムラ」っていってたのを覚えている。もちろん関敬六さんが発する日本語なのだが・・・。やっていたプログラムは「スーパースリー」「ポパイ」「チキチキマシーン猛レース」「マイティー・ハーキュリー」「ターガン」「どぼちょん一家」「シャザーン」「トムとジェリー」「ロードランナー」「フランケンロボ」などなど・・・見てた人います?

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パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:4点)
 2003年のX-MEN 2から早3年。ついに映画シリーズ完結???の「X-MEN ファイナル ディシジョン」。前作の感想でも書きましたが、ストーリーを深く考えずみれば、映像の完成度も凄く、ラッシュアワーなどの作品を撮ってきたブレット・ラトナー監督ならではのスピード感溢れるアクションが見物。映画館で見て良かったときっと思えるでしょう。だからといって、ただのアクションSF映画って訳ではなく、広く深いテーマがあるわけです。世にある人間同士の偏見や差別などを人間とミュータントに例えてるようにも思えますし、自己犠牲や多くをすくうための犠牲、愛する人の為にとる究極の結団と行動などなど。。。とらえ方は人それぞれだと思いますが、必ず自分と重なる部分も出てくるのでは無いでしょうか?その確立は高いと思います。

 なぜその確立が高いと思うのかというと、マイナス1点の中にも含まれるのですが、今までのキャラクターをたてつつ、新しいキャラクターも登場するので、サイドストーリーというか、各々の事を沢山描かなくてはならず、少々内容を詰め込み過ぎじゃないかなと思えるくらいギッシリと話が詰まっているからです。にも関わらず上映時間は2時間内に押さえてあるので、よく言えばテンポ良く、悪く言えば慌ただしい感じでしたね。これだけの映像と個性的なキャラクターがいるので、あと15分20分長く、それぞれの尺が長くてもよかったかなぁ〜。と、いうより、もちょっと見たかったな〜というのが本音ですね。

 そして、もう、この映画単体では楽しめないでしょうね、1.2と見てからでないと辛いと思います。それでも深い所まで目を向けるとそれでも足りないかもしれません。アメリカではこの映画を見る多くの人がコミック等を見てるでしょうから制作者もそのつもりで作ってるんでしょうけどね。日本ではよほど好きで洋書を扱う書店にいくかネットで買うかしないと読める環境でないので、ストーリーや世界観云々の前にこの映画自体にピンと来てない方もいるのかも・・・と思いました。 この手のジャンルが喰わず嫌いの人がいたら・・・それだったらもったいない!この映画のテーマの一部でもある偏見みたいなものを捨てて見てみて下さい、映画全体じゃなくても「1キャラクターに共感した」なんて事もあるかもしれませんよ!

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■30代 女性 (評価:4点)
 女性のキャラクターが多く登場し活躍するので同じ女性としてうれしいですね。その反面、自分の能力が愛する人を傷つけるかもしれないと思うととても切なくもなりました。迫力あるシーンも多くあっという間の2時間でしたが、ちょっとお腹いっぱいですね。もちょっと心休まる時間があっても・・・それにしてもホントにこれで完結なんですかね・・・・・?(笑

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■ヨシキさん 30代 男性 (評価:4.5点)
 キャラクターも多いし、場面の展開もはやく、最後まで集中してみれたので、細かい部分にケチはつけません。原作はもっとミュータントがいるわけだし、限られた時間の中で、それなりに出し切っていたと思う。はしょっている部分もあるとは思うけど、最近の、ベストセラー・ファンタジー小説の映画化みたいに、理解に苦しむような場面に出くわす事はないし、心底たのしめました。又、家で1作目、2作目を見て、もう一度この作品を観たいと思っています。

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■L子さん 20代 女性 (評価:4.5点)
 サイクロップスの出番が少なかったのでマイナス1点です。なんか1作目から、リーダー的な存在だったので、いきなり存在感がうすれたのがショックでした。全体的には監督さんが変わったせいか、雰囲気が変わりましたね!私は、今回の監督さんの方が、キャラクターの感情表現に力強さがあって好きです。

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■GGボーイさん 20代 男性 (評価:4点)
 特殊撮影だけの力ではなく、役者さんの表情などからも迫力が伝わってきました。個人的にはアイスマンとパイロの対決に注目でした。マイナスポイントは「もう!はっきりしてくださいよ」ってとこです(笑)。ファンとしては気が気でないんです・・・。

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■X男さん 20代 男性 (評価:4点)
 ハル・ベリー(ストーム)は1作目と比べると風格がでてきましたね!カッコイイです。面白かったのは、ミュータント達が予防接種のような事をしているところです。あれって笑い事ではなく、なんかリアルな感じがしました。作品をとおして、現代のアメリカ社会にたいするメッセージのようなものがたくさん含まれていたように感じました。

投稿者 matsuda : 2006年09月12日 15:26

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