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2006年01月30日
フライトプラン [ 劇場/洋画/サスペンス ]
■タイトル フライトプラン
■監督 ロベルト・シュヴェンケ
■出演 ジョディ・フォスター、ショーン・ビーン、ピーター・サースガード
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→3.833点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3点)
2006年初のシネマレビューは”パニック・ルーム””イノセント・ボーイズ”から3年ぶりのスクリーン登場となったジョディー・フォスター主演の”フォライトプラン”からスタート!この3年間というもの、プライベートのほうが忙しかったのに加え、作品選びにも慎重になっていたらしいが、ともあれ、3年ぶりのスクリーンではやる気満々の表情がうかがえる。彼女の来日インタビューによると、オリジナル脚本の主人公は「男性」だったそうだ。さらに「男性が主人公を演じていたら全く違った作品になっていたかも?」なんて語っていたが、今回に関していえば、主人公は女性でよかったと思う。上記のストーリーのようにアイデアは面白いのだが、ヘタに男性俳優が悪者退治にのりだすと、思いの他、普通のアクション映画になってしまう可能性があるからだ・・・。今回の作品は、様々なジャンルの要素が含まれているように感じる事ができる。決してアクション映画ではない。サスペンスにミステリー、部分的にはホラーに見えなくもない。これらの雰囲気はか弱き女性だからこそ出せるもので、主人公の航空設計士カイル(ジョディー・フォスター)の武器といえば、航空機に関する知識と母性本能のみ。肉体的に相手を打ちのめす手段はない。よくありがちな元グリーンベレーだのCIAの○○○だのといった肩書きはいっさいない・・・だからこそ、ある程度の緊張感を維持する事ができる。オープニングから中盤までは、機内の臨場感と共に、映像から感じとれる緊張感を体験する事ができた。
今回の作品のような、閉鎖的空間での出来事といえば、ジョディー・フォスター主演の前作”パニックルーム”を思い出す方もいるだろうが「知らぬ間に身近な人の存在が消えている・・・」という設定は”フォーガットン”に似ていなくもない(今回宇宙人は無関係)・・・。フォー・ガットンの主演女優ジュリアン・ムーアといえば”羊たちの沈黙”でジョディー・フォスターが演じたクラリス役を”ハンニバル”で演じていたため、少々かぶってしまい、思い出してしまうのかもしれない。また、高度1万メートルの航空機の中といった閉鎖的空間での息がつまりそうな恐怖体験としては、雪山の隔離されたホテルで繰り広げられる惨劇”シャイニング”や宇宙船の中を逃げ惑うシーンが鮮烈な”エイリアン(1)”といった作品が思い出される。絶対に「逃げられない、出られない」という環境は、それだけでホラー的要素となりえる。たとえば、動かなくなったエレベーターの中で、浮気を告白すば、きっと大いなる恐怖体験ができるはずだ。それはさておき、これらはどれも、ターゲットとなっているのが、か弱き女性である。だからこそミステリー要素が強くなり、たんなるアクションムービーにはなりえない。エイリアンなどもシガニー・ウィーバーが強くなってしまってから、いまひとつ恐怖感がなくなった。ましてや男性が主人公となればどんな力技にでられるかわからない?オープニングのシーンからの緊張感も、やはり主人公が女性だったから・・・。その後のシーンも緊張の連続である。とにかく国際線ともなれば、まわりに見知らぬ異国人も多く機内にはある種の緊張感らしきものはある上に、離陸をすれば逃げ場はないわけだから、ジャンボの高度に比例して緊張感も高まる一方である。
この作品では、映画を鑑賞する観客がいかに、一緒にフライトしているような錯覚におちいるかが最大のカギである。フライトプランを手掛けたロベルト・シュヴェンケ監督は、本作がハリウッドデビューとなるドイツの若手監督。私自身、彼の事はまったく知らないのでいろいろと書けないが、臨場感に関しては、機内に乗り込むまでの道のりから、乗客がのりこみ、離陸するまで、全て乗客の目線でとらえており、映像や音といった効果から、まるで一緒にフライトしているかのごとくリアルな描写でえがかれている。それだけに無愛想な客室乗務員の描写にもなんだかリアリティがありすぎて?アメリカでは『客室乗務員協会(AFA)が客室乗務員らを悪者として描写しているとして、同作品の鑑賞ボイコットを呼び掛けていたことが明らかになった』とも報じられた。明らかに”悪者”として扱っていない場面でも、上記でも書いたように国際線が舞台なだけに、文化の違いや、ちょっとした言い回し、なにげない表情によっては誤解されなくもないのも確かだ・・・。まあ、映画だからといってしまえばそれまでだが、2001,09,11の同時多発テロ以来、より敏感になっているのはわかるにしても、おおっぴらに「この映画は見てはいけません」なんていわれると、こっそり見たくなるのが心情ではなかろうか?以外に逆効果だったりして・・・・・。とにかく、それほど臨場感があるという事だろう。
さて、中盤から後半にかけてだが、ここからが肝心・・・畳み掛けるような謎解きの数々に「ウンウン・・・。」とうならされる事を誰もが期待するはず。”オリエント急行殺人事件”のように乗客の誰もが疑わしい犯人探しに、夫が死んだばかりなのに娘までが突如消えてしまい”シャイニング”のジャック・ニコルソンのごとく鬼気迫る表情で、機内を走り回るカイル(ジョディー・フォスター)、さらに舞台は”エイリアン(1)”のようにはるか上空で逃げ場はない・・・・・さらに”フォーガットン”のごとく「もしかしたら存在そのものが?」などなど、面白い要素がたくさん詰まっているはずなんだから、夫の謎の死や航空設計士という特殊な仕事、それらが娘の蒸発などともっと深く絡み合っているかとおもえば、終盤は意外にも・・・・・。
なんとなく全ての要素が消化しきれずに終わってしまったような気がしてならない。”宇宙人落ち”や”夢落ち”ではなく、話自体はちゃんとした形で完結するが、「せっかくの設定が活かされてないじゃない・・・」そんなふうに思えるのが残念・・・今回の大きなマイナスポイントである。とはいうものの、アカデミー主演女優賞を2度(告発の行方、羊たちの沈黙)受賞している、ジョディー・フォスターの鬼気迫る演技はみもの!映像も、常に彼女が中心となっているため、ファンにとっては必見の作品だろう。
■パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:3.5点)
飛行中の航空機内で人が消える。そんな有り得ない設定が今回の「フライトプラン」。突然の夫の死で故郷に娘と帰る事になった主人公カイル(ジョディーフォスター)。搭乗するのは、自分が開発、設計に関わった航空機・・・現場は密室。扉を開けてスカイダイビングできるような高度ではない。誰が何のために??????容疑者は自分と娘以外全員。動機は分からない。ここから、娘捜しの戦いが始まる。
何故か、娘の目撃情報がない・・・客室乗務員が搭乗者名簿を見て事件はさらに謎に包まれる。最初からいなかったのでは?なんて話にまで・・・そんなはずはない!・・・そんな極限の心理状態を見事に演じきるジョディーフォスターはさすがのひと言。物語の設定や展開など一歩間違うとB級映画になりそうだが、プラットの心理状態と同じく紙一重で持ちこたえたって感じか・・・。逆にカイルはこの飛行機にあまりに詳しかったからこそ、通常一般人が進入できない場所にも行けて戦えるのであるが、その場所に行く為の手段に、アイデアがなかった・・・見ていただければわかるが、緊迫感があるだけに少々残念である。・・・架空ではあるが、せっかく巨大最新鋭ジェット機が舞台なのだから、簡単に立ち入り禁止区域に進入できないのが普通・・・。それをエンジニアならではのアイデアで切り抜けてほしかった。マイナス0.5点はその部分ですね・・・。全体的には上映時間も程よく、終始緊張感があって、搭乗者の一人になった気分になります。素晴らしいと思いました。誰もが怪しい感じを持っているし、多国籍の人物がいるというのが分かる細かい演出、日本語のアナウンスも聞こえたりして・・・。何かと悪い印象の役が多いショーンビーンも機長だからこそ出来ること、出来ないことがあり怪しさ倍増!いい感じです。嫌みなエアマーシャルも、挙動不審の客室乗務員も一癖ありそうな乗客もみんなの怪しさが物語をどんどんと複雑にしていきます。機内のセットは天井の高さなど心理的に設計された部分もあるらしく全体的に統一された色調も相まってラストの緊張感はただ事ではありません。交錯する心理状態から目が離せませんよ!
■まっちゃん 40代 女性 (評価:5)
もともとジョディフォスターが好きなんですが今回もとてもステキでした。
ラストシーンはジョディフォスターが演じる役で多くあるような格好いい役で良かったです。
■そのお友達 40代 女性 (評価:5)
女性のたくましさを感じました。自分も子どもがいるので、どんなことがあっても子どもを助けるという親の気持ちにも凄く共感できました。とにかく面白かったです。
■yosiko 20代 女性 (評価:3.5)
ジョディーはよかったんですけど、いろいろふられたネタがやりっぱなしというか?なんかちゃんと説明されないまま、なにもかも終わってしまったようで、いまいち消化不良です。
■隆志 30代 男性 (評価:3)
ん〜、映像的には緊迫感もあって、はじめから引き込まれたんだけど、もっと動機付けなどをしっかり描いてほしかったな〜。ジョディー・フォスターの突然の変貌ぶりもちょっと、引いてしまったっていうか、あそこまでなるには、もう少し時間がかかると思う・・・。突然の夫の死で精神的にまいっていたとか、いろいろ考えられるが、視覚的にもっと順をおってほしかった・・・。機内の人間関係なども、ちょっとした複線かと思えば、なんでもなかったり・・・。全体的なアイデアがよかっただけに残念・・・。
投稿者 matsuda : 2006年01月30日 20:21
