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2005年12月27日

ライフ オン ザ ロングボード [ 劇場/邦/ヒューマン ]

〜俺の人生はまだロングボードの上に乗っている〜そんなキャッチコピーと主演の大杉 漣さんがロングボードに乗る画像(下)で話題となっている、喜多一郎監督の”南国三部作第2弾”!「ライフ オン ザ ロングボード」がついにサーフィンのメッカ、宮崎県にやってきた。定年男とサーフィンと南国をテーマにした、”南の島”で繰り広げられる優しい人間たちと自然の物語・・・・・。この作品は2005年の初秋から関東圏の劇場で公開されており、「年齢や性別を問わず明るく元気になれる」といった作品内容が評価され、東京より順次全国に上映館を増やし続けているロングラン間違いなしの作品である。今回のパワナビシネマレポートでは、12月31日(土)からの宮崎キネマ館での「ライフ オン ザ ロングボード」上映にさきがけ、12月20日(火)に宮崎県立芸術劇場中央イベントホールで開催された同作品の「JOY FM 招待試写会&トークライブ」と、原作・脚本も手がけている喜多一郎監督ならびに、愛子役の麻宮美果さんによる記者会見の模様をお伝えする。尚、「JOY FM 招待試写会&トークライブ」には300人を超えるファンが会場に詰めかけ、立ち見がでるほどの大盛況ぶりだった。
取材協力:JOY FM エフエム宮崎MCN宮崎ケーブルテレビ宮崎キネマ館
(レポート:パワナビ松田 撮影:オオタヒサヤ 作品参考画像:製作委員会

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12月31日より宮崎キネマ館にて上映!

■作品プロフィール
・・・・・「米倉一雄、55歳、この度、定年退職して、サーフィンを始めました」・・・・・
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タイトル:ライフ オン ザ ロングボード(102分)
監督:喜多一郎
出演:大杉 漣、大多月乃、小栗 旬、麻宮美果
URL:http://www.ntve.co.jp/lotl/lotl-top.htm#top

ストーリー
 リストラや早期定年退職が当たり前のようにはびこり、団塊の世代と言われるオジサン達のテンションが下がりつつある昨今の日本・・・。株式会社マルカネフーズ経理部長代理の米倉一雄・55歳(大杉 漣)もそうしたオジサンの一人である。本日、ついに定年退職を迎える事となったが、今後の人生設計などはない・・・。ただただ、まじめ一本で会社のため、家族のために、あくせくと働く毎日の中で、コレといって情熱を傾ける趣味もなければ、3年前に妻を病気で亡くし、長女の瞳は結婚して家を出ており、唯一、家に残っている次女・優は目下就職活動中。
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しかし不安定な精神状態から面接も上手く進まず苛立ちがつのるばかり・・・一雄と優の関係も妻が死んでからというもの溝が深まるばかりだ。そんなある日、暇をもてあまし実家の父を尋ね江ノ島をブラつく一雄の目に飛び込んできたのは、若者達がサーフィンを楽しんでいる姿だった・・・なんの気なしに、ぼんやり眺めていると、生前の妻との思い出がよみがえった。思い出の中の妻は一雄にこう語りかけた「へたくそだったけど、サーフィンをやっていた頃のあなたは輝いていてカッコよかったな〜いつか私にも教えてくれるっていってわよね」。
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 ふと、思いつたように実家の倉庫を物色する一雄・・・するとそこには、ほこりを被ったヴィンテージのロングボードが眠っていた。ロングボードを抱いていると様々事が思い出される・・・。そして一雄は一大決心をする!亡き妻に「いつか行こう!」と約束した種子島の綺麗な海でロングボードに乗ってみよう・・・。その直後、一雄は娘達に自分の気持ちを打ち明け、種子島にむけ妻の遺灰と共に都会をあとにするのだった・・・。
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種子島の美しい風景と、サーフィンを通して出会う様々な島人達によって、一雄の心は徐々に変化し、自分の人生をもう一度真剣に見つめなおすのだった。一雄の表情には何十年ぶりかで取り戻した生気がみなぎり、必至に生きる姿にうたれた島の人々も次第に一雄を受け入れるようになる。素晴らしき第二の人生を歩き出し、充実した日々をおくる一雄の元へある日突然訪問者がおとずれた・・・・・・・・。

■記者会見の模様
喜多一郎監督、麻宮美果さん(愛子役)インタビュー
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-------テーマにサーフィンを選んだ理由は?
喜多:昔、サーフィンをやっていた事があるんですよ!その当時みた”ビッグ・ウェンズデー”(1978年/米、監督:ジョン・ミリアス、出演ジャン・マイケル・ビンセント、ウィリアム・カット)というサーフィンの映画が大好きで、いつかサーフィンをテーマにした素敵な映画が撮れたらって思っていました。

-------舞台に種子島を選んだ理由は?
喜多:元々、南国を舞台にした作品”南の島3部作”を計画していて、「ライフ オン ザ ロングボード」はその第2作にあたるのですが、そんな事から舞台は南の島だと・・・・その中で種子島を選んだ理由としては、はじめは特に「ココにしよう!」といったイメージはなく、第1作目となる、前作(2003年/星砂の島、私の島 〜アイランド・ドリーミン〜 )との兼ね合いで、現役のサーファー達におすすめの場所を聞いたら種子島の名前が上がったというぐらい・・・。逆に、奄美大島か種子島かを迷っていたぐらいなんですけど、撮影前のロケハンに行ったとき、鹿児島から種子島に向かう高速艇”トッピー”の中で、たまたま島の情報を入手したところ、島にあるサーフショップ”ORIGIN”を紹介していただき、そのまま飛び込みで企画書を渡したところ、凄く協力的で、直ぐに「種子島だ!」という事になりました。

-------撮影期間は?
喜多:種子島でのロケが3週間、関東方面でのロケを含めて約1ヶ月です。

-------どのような世代に訴えかける作品か?
喜多:50歳を前に、僕のまわりも、リストラや早期退職をしている人間が多く、本来なら、この団塊の世代は今の若者達のリーダーシップを取る世代なんですが、時代の流れか?なんか元気がなく、むしろ若者のほうが元気があるぐらいで・・・・・。僕としては、今の日本を背負うべき団塊の世代に元気を持ってもらいたいんです。さらに、今の日本は夢や希望が持ちにくい時代ですが、1歩、いや半歩だけでも勇気を持って歩き出せば今とは違った明るい未来が見えてくるというのを感じてほしいです。これに関してはどんな世代にも言えることです。作品中では3世代による親子のぶつかり合いなども描いていますが、それぞれの世代でいろんな考え方をもっているので、お互いがもっとポジティブに相手を受け入れる事で、もっと明るく生きられるのではないでしょうか?僕はこの映画で、サーフィンという題材を通し、世代間の考え方の違いを受け入れる事や、自分と違った文化で生きてきた人間を受け入れることからはじまる友情や愛といった人間ドラマを描きたかったんです。この映画を見た若者から「久しぶりに父親に連絡がしたくなりました」と言われ、以外に若い子の視点からも面白いと思われる要素があるのかな〜と思いました。できれば四世代でも楽しめる作品が作りたいです。

-------サーフィン競技と人間社会の関連性は?
喜多:サーフィンと人生って、どちらもバランスが重要なんです。悪い意味にとると要領よく生きる・・・なんて事になりますが、そうではなく、人生において、人間関係において、バランスが重要だという事を、サーフィンに引っ掛けているんです。サーフィンを上手く乗りこなすにはバランスがとても重要ですから。

-------お二人はバランスを失いかけたときどう対処します?
喜多:僕は、能天気だから、考えるよりもまず前向きに行動あるのみですね!これは今までの経験上からそうしています。
麻宮:私もやっぱり行動します。やってみて初めて発見できる事も多いですし、受け入れる事で楽しくなれる事も多いはずです。そして、1日1日なんでもいいから、よかった事に対して喜びを感じる事ですね。

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-------麻宮さん演じる愛子という女性について?
麻宮:私はそのままの自然体です。島に行ってからもいつもどおりでした(笑)。愛子という役は、大杉 漣さんと種子島の人々を結びつけ、大杉 漣さんに島のやさしさを受け入れてもらうきっかけを作る大きな役割をはたすのですが、島の人になりきるために特別な事はしていません。なんの予備知識もないまま島に入って、地元の人々と一緒に生活しているうちに、自然と愛子の役が身についてきました。
喜多:僕は基本的にキャラを作りこむタイプではなく、役者さん達が、一番自然体で演じられるように台本を書いているので、まさにそのままのはずです。

-------麻宮さんから見た大杉 漣さんは?
麻宮:とてもやさしくて、気をつかってくれました。撮影の時、私が緊張していても、冗談を言って笑わせてくれたりして、とてもリラックスできたのでたすかりました。

-------麻宮さん演じる愛子から見た大杉さん演じる一雄はどんなオジサン?
麻宮:一雄さんはとても素敵なオジサンだと思います。そういえば、この映画を撮ってからというもの、街で見かけるオジサン達が気になるようになり、なんとなく観察してしまうのですが、多くのオジサン達が下を向いて歩いているように感じられます。もっと一雄さんのように元気を出してほしいですね!おじさんブームがくればいいのに。
喜多:僕を含め、まわりのそうした年代の人達の多くが、まだバリバリやりたい事があるはずの年代なのに、なんでやる気がなくなってるのかな〜?そういえば僕らが子供の頃って、50代の学校の先生とか、精力が外に向かって溢れ出ていて、ギラギラしてたよね!怖かったし・・・。

-------麻宮さんから見た監督の印象派は?
麻宮:怖い時もありますが、監督の一言ひとことが愛のある言葉だと受け止めています。一緒にいい作品を作りたいという気持ちが伝わってきますので、厳しい言葉も、作品に対する愛だと感じます。役者として監督についていきたいと思っています。

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-------出演者のみなさんのサーフィンの経験は?
喜多:いや、みんな無いですよ(笑)。ロケに入る前にみんなで千葉に行き、1ヶ月ぐらいトレーニングしてましたね・・・。大杉さんに至っては、サーフボードをに触れるのも初めてだったみたいです。でも、元々がスポーツマンで運動神経も発達していから、ボードに乗るシーンの撮影の時も、5〜6時間練習したら、本番では見事に立てましたね!いいタイミングで撮影できたので、そのまま本番で使っています(笑)。

麻宮:私は、千葉でのトレーニング時は全然乗れませんでした。でもまわりには初心者のサーファーも多く、一緒に頑張れたのがよかったです。

-------撮影で苦労された点は?
喜多:島でのロケは、どちらかというと体育会系のノリなんですが、個人的に現場は楽しくやろたいと思っているので、苦労という苦労はないですね・・・。地元の方達もとても協力的だったし・・・。でも大きな波を撮りたかったので、天気予報とニラメッコをしていたところ、台風が来るどころか2つも来てしまったのにはまいりました。おかげで大きな波は撮れましたけど。

-------この作品は宮崎でも12月31日から上映されます。
喜多:サーフィンのメッカでもある宮崎で上映してもらえるのはとても嬉しいですね!地元のみなさんが声をそろえて「サーフィンのメッカですから!」と言っていたのが印象的です。年末からの上映ということですよね!是非宮崎のみなさんに見てもらいたいです。そういえば昨日、地鶏?チキン南蛮かな?を食べました。あれはとても美味しかったですね!
麻宮:昨夜宮崎について、そのままラジオ番組にでて、今日はホテルから直ぐこちらの会場なので、私はまだ宮崎の海をみていないんです・・・。宮崎はサーフィンと綺麗な海のイメージが強いので早く時間を作ってみてみたいです。

-------最後にお二人の大好きなシーンを教えてください。
喜多:僕は海が好きだから、今回も海が綺麗に撮れた事がなによりでした。そんなわけで、海が背景に出てくるシーンは全て大好きですね!各シーンがどれだけ風景に溶け込んでいるかが大切だと考えているので、よく撮影を遠くからひいて見ているんです。今回はどのカットも風景にしっかり溶け込んでいるのでOKです。しいて言えば大杉 漣さんが浜を走るシーンのバックの海が好きかな?あまりに綺麗だったので、知らないうちに何100メートルも走らせてせまいました。そのままカットを使ったので、スクリーンで見る事ができる、大杉 漣さんの険しい表情は本物です(笑)。
麻宮:この作品は音楽とのバランスが素晴らしいんです。とても気持ちいいので、音楽と各シーンに注目して観てください!それと私が登場するシーンは全ておすすめです(笑)。

-------今日は忙しい中ありがとうございました

■「JOY FM 招待試写会&トークライブ」の模様

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 会場となった宮崎県立芸術劇場中央イベントホールには、300人を超えるファンが詰め掛けた。たくさんの応募の中から選ばれたラッキーなファン一人ひとりに写真集も手渡された。この写真集は、上記で紹介した麻宮美果さんの写真集で、喜多一郎監督が撮影を手がけているもの!尚、この写真集は既にvol 2が発売されており、12月31日の公開時に宮崎キネマ館にて先着300名にプレゼントされるとの事。

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 映画の試写が始まる・・・。美しい自然の中で、少しづつ人間らしさを取り戻し、たくましいいい顔になっていく一雄と、彼を取り巻く様々人物達がいきいきと動き回る。3世代が登場する作品だけあって、会場の誰もが、登場人物の誰かに感情移入でき、また舞台は種子島へ飛ぶものの、おおきなテーマそのものは私達の身近で起こっている事だけに、様々な問題がリアルなものとして受け止める事ができる。そんな中、やはり心を癒してくれたのは、種子島の人々の大らかさと、美しい島の大自然だった・・・。リアルといえば、一雄が住み込みで働く6畳間で腕立て腹筋などの筋トレするシーンは、つらそうな表情や、体のピクピク、プルプル感が笑いをさそっていた。

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 試写のあとはトークタイムに抽選会、そしてサイン&握手会が行われた。抽選会では全国で50枚限定で作られたオリジナルTシャツのうち10枚がプレゼントされた。さらに南国三部作のうち一部、二部と完成したところで「南国三部作の締めくくりは是非宮崎で!」とのファンからの問いに、喜多監督は「今、第三作目のアイデアを練っているところです。次もサーフィンがらみで行きたいとおもいますので、宮崎も考えておきますね」との答えが返ってきた。

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2005年12月31日より、宮崎キネマ館にて公開
2006年01月20日上映終了予定。

投稿者 matsuda : 2005年12月27日 11:20

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