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2005年09月27日
シンデレラマン [ 劇場/洋画/ヒューマン ]
■タイトル シンデレラマン
■監督 ロン・ハワード
■出演 ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.500点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:4点)
久々のシネマレポートだ!台風14号やイベント等の関係で、私にとって”シンデレラマン”が、この秋初の映画鑑賞となる。主人公のボクサー”ジム・ブラドック”を演じるのは”グラディエイター”でアカデミー主演男優賞を受賞し”ビューティフル・マインド””インサイダー”で2度ノミネートされている押しも押されもせぬ実力派俳優のラッセル・クロウ!またその妻を演じるのはアカデミー作品賞受賞”シカゴ”で主演を、また”コールドマウンテン”ではアカデミー助演女優賞を受賞しているレネー・ゼルウィガー。さらに監督は上記の”ビューティフルマインド”でアカデミー最優秀監督賞を受賞し、大ヒット”24”シリーズの製作総指揮も勤め、さらに、今話題となっている”ダ・ヴィンチ・コード”(2006年公開予定)の監督も務めているという時の人ロン・ハワード。またこの監督は、映画好きな方ならご存知かもしれないが、1973年のジョージ・ルーカス監督作品の青春映画”アメリカン・グラフィティ”にスティーブ役で出演している。ちなみにリチャード・ドレイファスやハリソン・フォードも出演しているので興味の有る方はぜひご覧いただきたい。話はそれたが、そんなビッグネームが並ぶのだから大ヒット間違いなしと思うのは当然の流れだ。しかし、いざ公開が始まってみると、興行的には中々苦戦しているように思われる。スターウォーズ、宇宙戦争、バットマンといった一連のSF大作は過ぎ去り、夏休みのほとぼりも冷めた絶好のタイミングだったはずなのに、この秋さらに強敵がまっていた・・・主演ジョニー・デップ&監督ティム・バートンの”チャーリーとチョコレート工場”(まだ見ていません)!この2人の名前を聞いて即座に思い出すのは”スリーピー・ホロウ”ではなく、やはり”シザーハンズ”だろう。どうやら”シザーハンズ”同様にジョニー・デップが実に個性的なキャラクターを演じ、ティム・バートンが独自の世界観をこれでもか!といわんばかりに演出しているようだ。そしてこの秋、日本女性はみんなイケメン俳優にやられている・・・。ジョニー・デップ、ヨン様?、成宮寛貴、オダギリジョーらが、それぞれの作品で日本女性のハートをしっかり鷲づかみしている。そして彼らが出演している作品が現在上位にランクされているのだ。いくらラッセル・クロウが演技派だからといって戦うフィールドが違いすぎるのでは・・・”シンデレラマン”観賞後にこんな事をぼやいていた女性がいた「この映画凄い感動したんだけど、カッコイイ人とか綺麗な人とか1人もでてなかった」・・・オイオイとは思ったがコレも意見といえば意見である。まあこんな冗談めいた話はさておき、公開から約10日”シンデレラマン”のイケメン(笑)興行成績(05年9月17日〜05年9月18日)はというと、1位ジョニー・デップ(チャーリーとチョコレート工場)、2位ヨン様(四月の雪)、そして3位が成宮寛貴(NANA)、4位がオダギリジョー(SHINOBI)、5位が洋画”ファンタスティック・フォー”、6位がギバちゃん?の(容疑者・室井慎次)。”シンデレラマン”は7位である。さらにこのあとは”頭文字D”や”タッチ”が続いている。しかしかりにも”シンデレラマン”たる作品だ!ちょっと前なら確実にベスト3には入っているはず・・・。まあビッグネームが集まっているとはいえ、派手さがないのは確かである。ある意味この作品は、ポップスやロック、R&Bといったきらびやかなジャンルで構成されるトップ10ボードの中、一際個性的に輝く?ド演歌的なアプローチでジワジワと伝わっていく作品かもしれない。上がりもせず下がりもせず、しかしトップ10から姿を消さない、粘り腰こそが持ち味なのである。ラッセル・クロウはイケメンではないが、噛めば噛むほど味が出る。
さてそんな”シンデレラマン”。ストーリーは実在するボクシング選手”ジム・ブラドック”とその家族がメインとなって展開するのだが、あくまでも”家族”を通してのボクシングだったり、ジム・ブラドックだったりする。”家族愛”ありきで回っていくのである。だからといって試合のシーンに迫力がないかというと”家族がありき”の割りにかなりリアルなファイトシーンが見られる。ボクシング映画といえば古くはデビュー当時のポール・ニューマンが見れる”傷だらけの栄光”や、父子の感動でいえばジョン・ボイト主演の”チャンプ”、ロバート・デ・ニーロが実際に20kgの減量を演じ話題となった”レイジング・ブル”、実在する有名選手という事でいえば、モハメド・アリをテーマにした作品ウィル・スミスの”アリ”などもあり、記憶に新しいところでは、2004年のアカデミー賞で作品賞をはじめ4部門を受賞したクリント・イーストウッド監督作品”ミリオンダラー・ベイビー”が公開されたばかりである。しかしなんといっても真っ先に上がるのが”ロッキー”だろう(ロッキーシリーズはどうでもいいが)!ストーリーは別として”シンデレラマン”と”ロッキー”には共通点がある。主人公のボクサーがどちらも峠を越えたベテランボクサーであるという事と不屈の闘志でベテランながら見事にカムバックを果たすところ。しかし、それだけにスポーツ、とりわけボクシングを扱った作品として臨場感を出すために必要なシーンは試合のシーンだけではない。そういった試合以外の部分での「ボクサー」を”シンデレラマン”は”ロッキー”ほど描けているかといえばNOである・・・。”ロッキー”で見られたような、厳しい練習の過程や、ボクサーとして必要不可欠な描写が残念ながら”シンデレラマン”ではみられないのだ・・・。いまだに「ロッキーのテーマ=やる気」というイメージがあるのは、なんといっても、過酷な練習をスクリーンを通して観客がロッキーと共に達成感をバーチャルで味わえたからに他ならない。ロッキーが年齢性別を問わず受け入れられ、爆発的なヒットとなったのは、ただ単にストーリー的な”感動”だけでなく、映画を見ているだけで、一緒に汗をかき、走り、血を流し、達成感をスクリーン体感できたからなのだ。だからこそ、最後の闘いはロッキーの闘いでもあり、観客の戦いでもある。一緒に苦しみを乗り越えた仲間的錯覚に陥ってしまうのだ。ここまで一体感をだせれば、たとえ相手がジョニー・ディップであろうが、ヨンさまであろうが互角以上にわたりあえるだろう。当時のスタローンだって決してイケメンではないがどうにかなるはずだ。ラッセル・クロウも「リアル」に徹するためにボクシングのシーンだけでなく様々な部分にこだわり研究したようだが目に見えた変化が作品中では無いので、直接的に伝わりりにくい。そこは練習ではなく家族の絆を見せる事で一体感をだそうとしている。観客がジムの家族になりきれればOKなのだ。ただ、あくまでも”ロッキー”とは方向性が違う作品なので丁寧な練習シーンが必要か?と言われれば?だが、だから下記のような結果になるともいえるのではないだろうか?
”シンデレラマン”は感動できるいい映画である・・・。大恐慌の中での家族愛や、友情を垣間見る事ができ、涙ポイントも多い。きっと多くの方が、様々な場面で涙を流しているだろう事が理解できる。私も思わずウルウルしたシーンも何箇所かあった・・・子供を持つ親なら当然かもしれない。また夫婦のやりとりも多い事から、男性側・女性側といった、それぞれの目線で大恐慌の時代を追いかける事ができる。”ロッキー”でみんなが爽快感を味わっている間も家族愛を見せられるのだから、そこは、爽快感よりも子供や奥さんとのやりとりで涙する場面が多いのも納得。だからこそ父親としての”ジム・ブラドック”には感情移入もできるだろうし、ラストシーンではボクシングの試合そのものより、家族の描写のほうが面白くもある。その反面、ボクサーとしての”ジム・ブラドック”には、今ひとつしっくりこない部分が多いのも確かなのだ。それは、上記で上げた彼の練習シーンや、父親ではなくボクサーとしての孤独な姿があまり出てこなかったからだろう。もともと才能はあるにせよ、ボクサーとしての”ジム・ブラドック”に感情移入するからには、たかが練習シーンといえども、サラッとではなくキッチリ作ってもらいたかった。なにせ15ラウンドを何試合も戦い抜く超人なわけだから・・・。かといってボクシングの試合のシーンはサラッと流してヒューマンドラマかとといえば、かなりの時間を試合に割いている。そんな事から、いい意味でも悪い意味でもそつのないな作品となっているように感じられた。”ロッキー”のような”アク”の強さは感じられない・・・。貧困やハングリーといった事がつきものの”ボクシング”を扱っていながら、どこか伝記映画にありがちなカラッとした妙な明るさがあり、全体を通してみるとそこが逆に地味に映ってしまう。”ロッキー”に出てくるダメ兄貴のポーリーぐらい、堕落しきった町の象徴のような人間が中心にいてもよかったと思うのだが・・・。あまりリアルなボクサー像をこの作品に期待しないほうが楽しめると思う。あくまでもボクサーである父親と家族がメインなのだ。ただ面白いのは、何度もいうが、それとは裏腹に必要までにリアルを追求したファイトシーン!こちらは充分見ごたえがあるだろう・・・。顔がゆがむほど殴られている。総合的な系統でいえば、”ロッキー”よりも”チャンプ”的な感動が好きな人にはおすすめだ。
さて、話は戻って現状としては興行的にジョニー・ディップやヨンさまを相手に一発OKを狙う事は不可能だが、しつこくボディーを攻め、相手のスタミナを奪い、長期戦にもちこみ、後半の印象をよくすれば、あるいは判定勝ちという場面がないとはいえない・・・。もちろん興行成績だけで映画の良し悪しが決まるものではないので、それとはまったく別次元の話をしているわけだが、アカデミー賞候補作品として騒がれ、なおかつラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ロン・ハワード監督といったビッグネームをもってしても、現時点でジョニー・ディップ、ヨン様、のみならず、”NANA””SHINOBI””容疑者・室井慎次”といった日本映画の下に、この”シンデレラマン”の名前がある事など、ちょっと昔ならなかったのでは?とそう感じたので、自分なりに大ヒットボクシング映画”ロッキー”と比べたりして考えてみたが、ただ単に作品が地味に映るというだけでなく、それほど、映画ファンの間で韓国映画や日本映画の人気が昔以上に上がっていると言う事になるのだろう。レンタルビデオ屋さんに行っても、いまだにスイングガールズは人気だし・・・。まあ、ロン・ハワード監督からすれば”24シリーズ”のおかげで、レンタルビデオ競争は負けてないといえるだろうけど。
PS:シンデレラつながりで、以前、ジャン=クロード・ヴァン・ダムがデビュー当時に、オールバックの悪役せ出演していた”シンデレラ・ボーイ / 1985年”という作品を見たことがあるが、とにかくブルース・リーフリークの男の子の話で、暇な時に見るにはうってつけ!もし、暇をもてあます事があったら”シンデレラ・ボーイ”もチェックしていただきたい。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4.5点)
今年早くもアカデミー賞最有力候補と宣伝していた「シンデレラマン」。普段アカデミー賞候補だから、受賞作品だからと意識して見ることはありませんが、今回はこの時期にすでに「アカデミー賞」を意識できる映画は、どんな映画だ?と思いつつ鑑賞してきました。実在の人物を描いたストーリーでHPなどで情報をしいれていたので結果がどうなるかは解っていました。しかし、一度どん底に落ちた人間がはい上がっていく姿には単純に感動するし、応援したくなりました。
この映画の主人公であるジム・ブラドックの事を徹底的に研究し、トレーニングしたというラッセル・クロウのボクシングシーンは映画のワンシーンとは思えない。それもそのはず、実際にボクシングをしているのだから。実際に何度かダウンをしているとか。。。結果はわかっているのに、生中継の試合を見ているみたいに緊張する・・・勝てるのか?負けるんじゃない?と手に汗を握る事も多々ありました。幾度かのボクシングシーンの迫力は十二分に伝わってきました。そんな迫力のあるリアルなシーンがあるからこそ、それ以外のシーンがまたリアルに見えたのではないでしょうか?家族愛、夫婦の愛、人としての愛。異常な事態だからこそ明らかになる人の行動・感情が身にしみます。子供の成長を心配してよそに預ける人もいれば、何があってもよそへはやらない。俺が守る!と戦う人、自分の事しか考えない人、相手の事を思い自分を犠牲にする人。ジム・ブラドックを中心に描かれた作品ですがいろんなサイドストーリーが見えてきました。ジム・ブラドックの家族を守る為の姿はもちろん感動的で共感できるし、尊敬し応援したくなります。しかし、もっと印象に残ったのはジム・ブラドックのマネージャーであった”ジョー・グールド”。ジム・ブラドックを信じ、ボクシング協会やファンにいろいろと言われながらも試合を取ってくる。彼がいなければ「シンデレラマン」は生まれなかったでしょう。対外的には高級アパートに住み協会に残り、不況の中決して悪い生活はしていないように見えるのだが、しかし実際は・・・。ジョー・グールドの妻とジム・ブラドックの妻との対話も印象に残るシーンでした。
そして、シンデレラマンを誕生させた要因で一番大きいのは家族の存在ではないでしょうか。ボクシングは手段でマネージャーは切っ掛けを作った。しかしここで「家族を守る」とい思いや「お父さん頑張って!」「あなたは私の誇りです」という家族からの思いが無ければこの奇跡は生まれなかったでしょうね。レポートではなく素直な気持ちでもう一度見てみたいと思いました。
■Mさん 30代 男性 (評価:5点)
いろんな事が凝縮された映画でした。貧困があったからこそ出来た物語でしょうね。今も、不況だったり、職がないというがこの時代に比べればとても裕福です。もっとみんながハングリー精神をもてば今のよのなかももっと良くなるでしょうね。映画の中の人達と同じように希望と勇気をもらいました。
■OOさん 20代 女性 (評価:4点)
映画事態は感動できてとても楽しかったですね!レネー・ゼルウィガーの演技がとてもよかったです。女性として私ならこの時どうするだろうか?などを考えながらみました。ただ残念だったのは全体的に単調な感じがした事です。
■よし 30代 男性 (評価:5点)
最近見た映画の中では一番感動できました。目を楽しませる映画が多い中、心を楽しませてくれる映画だと思います。子供にはどうかと思いますが、大人ならぜったいにおすすめの映画です。
■SAKI 30代 女性 (評価:4.5点)
ボクシングだけの映画だと思って見に行った大間違い!家族愛あり、夫婦愛あり、しっかりとヒューマンドラマしていて、至る所で涙しました。逆にボクシング自体が何処まで重要だったのかわからないくらいでした。
投稿者 blogpawanavi : 2005年09月27日 19:01
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