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2005年08月08日

ロボッツ(日本語吹き替え版) [ 劇場/洋画/アニメーション ]

■タイトル ロボッツ 日本語吹き替え版
■監督 クリス・ウェッジ
■声の出演 、草薙 剛、矢田 亜希子、西田 敏之
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→4.357点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
 夏休み期間中のアニメ作品という事で、劇場では平日なのに家族連れの姿を多くみかけた。今回鑑賞したアニメーション(米)”ロボッツ”は、字幕スーパーと日本語吹き替え版の2種類があり、このレポートでは日本語吹き替え版を鑑賞したわけだが(字幕スーパー版の感想ではない)、劇場には、幼稚園生と思われるかなり小さい子供もみかけた。このぐらいの年齢から小学生の子供を持つお父さんお母さんは、日本語吹き替え版を見ることを余儀なくされると思われる。上映時間が90分という点で「話が急すぎる」という意見もあるが、あくまでも子供達に夢を与えるための作品であり、大人が腰をすえてジックリ鑑賞する作品ではない。この日も5才の子供の感想を聞いたりもした。子供対象なら時間的にはこのくらいが妥当かもしれない。2時間近くなると、大人はいいが子供は飽きてしまったり、トイレが我慢できなくなったりする可能性が大きい。まあ、それと「話の急展開」という事は別次元の話だが、監督としては、そうしてでも長くなりがちなストーリーを90分に凝縮したかったのだろう。
 この作品の監督”クリス・ウェッジ”といえば”アイス・エイジ”のヒットが記憶に新しい。この”アイス・エイジ”も上映時間が82分とコンパクトにまとまっている。大きく違う点は、字幕スーパー版では、声の出演陣の顔ぶれがビッグスターによるものか否か、というところ・・・。”アイス・エイジ”では”レイ・ロマノ””ジョン・レグイザモ””デニス・リアリー”と日本でもバリバリに名前が知れ渡っている俳優が出演しているわけではない(ちなみに日本語吹き替え版は山寺宏一、太田 光、竹中直人)、一方”ロボッツ”では”ユアン・マクレガー””ハル・ベリー””ロビン・ウィリアムス”というビッグスター達の名前が上がっている。(この辺の役どころは、日本語吹き替え版ではそのまま”草薙 剛””矢田 亜希子””西田 敏之”になる)。そんな豪華なハリウッドスターの影にかくれて活躍している日本人スタッフがいる。「堤 大介(ブルースカイ・スタジオ)」だ!こういった作品では心臓部ともいえる、3Dの元となる絵を描き、3Dアーティストたちを統括する役割を担当した。若干30歳の日本人。元々は油絵を描いていたそうだが彼の絵を大変気に入った”クリス・ウェッジ”監督が大抜擢したそう。彼のインタビュー記事の中には「世間一般が言うような成功を成功だとは思わないで欲しい・自分が充実感を得られることこそが重要だ」と語っている。とかく成功=お金が真っ先にあげられるこんな時代、特にハリウッドには珍しい職人気質な心を持ってる気骨溢れる日本男児である。そんな「堤 大介」という人間を思わせるのが、この作品中に出てくる主人公のロボット”ロドニー”だ。彼の純粋な心が、やがて様々なロボット達を目覚めさせ、新しい国造りの原動力となっていくのである。 そう、この作品では「何かを作り出す」という部分、もちろん小さな発明品から、自分達の国といった大きなものまでを、「お金儲け・自分」を第一に考え動いているロボット達と、「発展・共存」を第一に考えているロボット達による様々なやりとりが、子供でも分かるよう簡略化して紹介され、何かを造りだす時に一番必要なものは何なのかを教えてくれる。
 作品中の主人公、ロボット”ロドニー”の夢は大発明家になる事”!国や家族のために自分の能力を活かしたいと純粋に考える、もちろん利益第一主義ではなく、あくまでも「自分の技術を、少しでも多くのロボット達に役立てたい」という理由からだ。そして、その夢を叶えるために故郷を旅立ちシティへと向かう・・・。しかし腐りきったシティでは大企業のワンマン経営者ラチェットが私腹を肥やすために、アップグレードしないロボットを大量に破棄しようとたくらみ、少しでも修理や工夫をして部品を長持ちさせようというロボットが自由にパーツが買えないような細工をする。これでは病院にいっても薬がないようなもの。そんな時、自分の能力を発揮しみんなを治す、いや直す役目を買ってでるのがロドニーだ。そしてロドニーような考え方に対し「甘い」「子供」などと受け取れるあいまいな表現でその想像力や行動力に蓋をしてしまい、そればかりか、平気で立ち直れなくなりそうな仕打ちをし追い込んでいく。しかしロドニーはたとえ大ピンチに陥っても、腐りきった大人達の中ででも、自分の信念をまげる事をせず、まっすぐと突き進む。そんな姿を見て、いままで人まかせだったまわりの大人達の心が次第に動かされ、やがて国自体に変化がおこり、そして国民(ロボットだが)ひとりひとりの心が明るく豊かになっていくのである。ここで重要なのは、金銭的な部分だけでは心は動かされても変化をおこすまでにはいたらない。「いやそりゃぁ逆だよ!富と名声で変化を起こさせるのさ」というのが、ロドニーとは正反対の”ワンマン経営者ラチェット”である。基本的に大きな世界での出来事ではないので、彼の会社が儲かるたびに、街の状態は悪くなり、ロボット達はすさみ、街角から夢がなくなっていくのである。そして誰もが夢すら想像することができなくなってしまい、常に自分から動く事をせず「誰か街を変えてくれないかな〜」と人まかせな集団が、結局、”ラチェット”のような思想の持ち主にいいようにあやつられてしまう・・・。そんな中、主人公ロドニーの行動力が少しづつ街中に伝染し、次第に協力者や仲間も増え、「自分にもなにかできるかもしれない」と思わせるような活力が街中から溢れはじめ、諦めていたロボット達に前向きになれる力をあたえた。物語の後半で、やる気の無かったロボットからこんな台詞が飛び出す「ただ見ているだけで、文句をいっているだけはもういやだ、僕も戦いに参加する!」。こんな気持ちにさせるのは、いくら利を解いても不可能である。幕末の悩める志士達同様に、心が沸騰しなければ大きな力にはなりえない。実際に”利”で動くものはピンチに弱い。が、利で動くもののほうがはるかに多いのも現実である。利あってこそという考え方があって不思議はない。しかし、純粋な子供達には心意気をしっかりと見せ付けなければいけない。
 ”ロボッツ”は子供向けのアニメーションで特にストーリーがわかりにくい事もなく、いろいろと考えるだけの余裕もある。だから鑑賞しつつ考えた・・・。今の世の中も”ロドニー型”や”ラチェット型”の人間はたくさんいる。社会の流れに乗ろうと極端に利益を追求し他人の事を振り返る余裕がなければ”ラチェット”のようにならざるを得なくなり、”ロドニー”のように純粋な夢を追いかける者に対して、何かと反発し、いい言葉が見つからないまま「おまえは子供だ!」と言っておきたくなるのも分かるような気がする。そんな事を思わせる、金に余裕はあっても心にゆとりのない社会で暮らしているからだ。しかし「心」がある以上、理想や夢はみてしまうのが普通。面白いのはそんな”ラチェット”ですら「この会社を完全に自分だけのものにし・・・」との野望をもつ。大雑把に言えば夢も野望もにたようなものだが、自然環境と同様に「心」は無限ではない。窮屈な環境にいれば心は確実にとざされ、次第にねじまがり、自分がなんのために何をしているのかがわからなくなり、やがて心の中に燈っている火が消えてしまう・・・。「みんなのために働きたい」そんな純粋な動機にダメだしするような、イビツな世の中では「俺じゃなく誰かがやるさ〜」・・・・・といった無気力な「心」しか育たない。この無気力が街を腐敗させていく・・・。結局、世の中には必ず”ロドニー型”もいれば”ラチェット型”もいて、2人以上の感情があれば絶対にどこかで意見は別れ、大なり小なり争いごとはおこる。だからこそ、相手の事を考えられるだけの心の余裕とバランスが大切なのだ。1人の人間のなかにだってあるかもしれない。このバランスが崩れると「どうせ俺達はかやの外だから関係ないさ〜」という事が多くなる。ゆがんだ社会の中で、どちらに属す事もせず、戦う気力をなくした「どうせ族」がふえてしまうと確実に街は腐敗する。心があるなら、今、自分がなんのために、コレをやっているのかを考える事は必要だ。そんなわけで、上記にあげた、ある無気力だったロボットが言った台詞「ただ見ているだけで、文句をいっているだけはもういやだ、僕もいっしょに戦う!」が印象に残った。どちらの側でもいいから、自分の意思で戦ってほしいと思う。そんな時に”利”だけで動くものはもろいのだ・・・何故なら自分の命はいくらお金を積まれても投げ出す事はできないだろう(最近はそうでもなさそうだからこまる)。でも、心がそうさせれば命の価値もまた変わってくるのでは?と思う。子供向けの作品だが、あまりに分かりやすくストレートゆえに、こんな事を考えながら観てしまった・・・何故考えてしまったかというと、上記でも紹介したが、この作品を鑑賞する前に読んだ「堤 大介インタビュー」に、確か、海外で活躍したいと考える日本のクリエイター達にアドバイスを・・・といった質問がありそれに対し「失敗を怖れてはいけない、絶対に成功する事をやるのではなく、成功しそうにない事にチャレンジし、成功させる気持ちが必要!重要なのは英語が話せるとか、細かい技術がどうのではなく、度胸があるかないか」と語っていた。やはり自分の意思でなにかをやろうと思った時に大切なのは、技術などではなく、「やりたい」と強く思う心と、ほんの少しの勇気なんだと思う。「世間一般が言うような成功を成功だとは思わないで欲しい・自分が充実感を得られることこそが重要だ」と語る堤氏と、ロドニーがかぶって見えたのも、このインタビューによるものかもしれない。子供的な作品だが、腐った大人達へなにか訴えかけているようにも思われる。観賞後に純粋な子供達の目をしっかりと見れる大人かどうか・・・自分に問いかけてみる・・・。純粋なものがまかり通らない世の中を作るのは全て大人だという事があらためて浮き彫りにされる。シティの顔であり、ロボット達の希望である、偉大な発明家”ビッグウェルド”の心の変化にも注目してもらいたい。
 作品的には過去の映画や音楽のパロディがつかわれたりもし、上記で紹介した「堤 大介」さんをはじめ、エンターテイメントが好きなクリエイター達が楽しみながら作ったということが感じ取れる。そしてレトロなものと最先端なものを上手くミックスして、面白おかしくみせているのもポイント。エンドスクロール時に使われている音楽も、ある意味”ロボッツ”っぽくないお洒落なもの・・・。ただ字幕スーパー版を見ていないので、比較はできないが、日本語版で特に耳に付くような部分はなかったと感じた。草薙 剛のロドニーも、キムタクのハウルほど顔が前面にでてこなかったので、特に違和感は感じない。でも顔は似ていると思った。


パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4点)
 特別何がどう良かったとか、悪かったとかじゃなく、単純に見終わった後に「面白かった」という感想でした。物語はロボット世界。赤ちゃんロボットが成長し、何かをやり遂げるというお話。ロボットなので、年をとっても体は大きくならないからパーツを変更して大きくなったり能力を身につけたりするんですね。そこで、ロボット界でも、新品のパーツは買えず、お下がりや中古のパーツで成長しないといけないロボットがいて、今回の主人公「ロドニー」もその一人(体)で、いつも"いとこ"からのお下がり。時には女の子のパーツだったりするわけです。そんななか偉大な発明家ビッグウェルド博士の「外見が何で作られていても、誰もが輝く事ができる」という言葉に感銘を受けさらに、ビッグウェルドさんの会社のTVでの「発明家は誰でも受け入れる」という言葉で、発明家を目指し、ついに、ビッグウェルドさんを訪ね大都市ロボットシティに旅立ちます。物語はここから急展開!いろんな困難を乗り越えていきます。物語の展開は意外と早いのですが、子供でも十分理解できると思います!まぁターゲットがそうだから当たり前でしょうけど、感情の変化もわかりやすく笑いの起こるシーンも沢山あります。ロボットそれぞれのキャラクターを活かした動きや働きもよく考えられていて「ロボット世界」に遊びに行った気になれますね。「ロドニー」がロボッとシティを初めて訪れた時のシーンも見応えがあります。そんじょそこらの絶叫マシーンじゃありません。ロボットだからこそ耐えられる乗り物です(笑)見てのお楽しみです!この映画のターゲットはもちろん子供だと思うんですが、お客さんの感想にもあるように是非大人にも見て欲しいと思います。特に小さなお子様がいらっしゃる方。いろいろと考えさせられることもあると思います。全体てきにテンポもよく、キャラクターもしっかりしていて、細かい描画に注目して頂きたいとおもいます。夏休み、是非親子でご覧下さい!


■30代 主婦 女性 (評価:5点)
 初めの方のロボットシティに行く場面が印象的でした。子供を信じて旅に出させるシーンなど、各場面で色々考えさせられました。


■小学生 男性 (評価:5点)
 キャピーがスケートで追いかけるところが面白かったです。それと、ビッグウェルドさんの家でのドミノのが凄かった!もいっかいみたいかな???


■キョウタ 5才 男性 (評価:5点)
 5才だから5点!(笑)。戦うところが面白かった。話も面白かった。こんなのわからなかったらダメだよ!


■ナルミ 30代 女性 (評価:4点)
 他の映画を見たとき子供が予告編をみかけ「行きたい」という事で見に来ました。全体的に細かい部分までよく描かれ、子供達が楽しめるような工夫がされていてよかったと思います。ただロボット達の年齢設定が(ロボットなので)分かりにくいですね・・・。話は面白いのですが急展開しすぎるかもしれない。どうしてもトイ・ストーリーと比べてしまいます。


■ハルナ 10代 女性 (評価:4点)
 主人公のロドニーの声をやった草薙くんがとても合っていました。ビッグウェルド博士とロドニーの心の変化がとても印象的でした。ただ、もう少し展開がゆったりとしていればと思いました。

投稿者 blogpawanavi : 2005年08月08日 18:55

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