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2005年05月17日
キングダム・オブ・ヘブン [ 劇場/洋画/歴史ドラマ ]
■タイトル キングダム・オブ・ヘブン
■監督 リドリー・スコット
■出演 オーランド・ブルーム、エヴァ・グリーン、リーアム・ニーソン
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→3.214点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3点)
”エイリアン””ブレード・ランナー””ブラック・レイン””グラディエーター””ハンニバル”と様々なジャンルの作品で高いクオリティでヒットをとばしている”リドリー・スコット監督”の最新作”キングダム・オブ・ヘブン”。主な舞台となっているのは中世のエルサレム。イエス・キリストが処刑された地であり、またムハンマドが一夜のうちに昇天する旅を体験した場所とされる。そして古代イスラエル王国の首都として栄え、エルサレム神殿があったことで世界的に有名。そんな事から、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教共通の聖地でもあり、この地を巡っての争いが耐えない。そんな時代に様々な意味で重要な役割を果たすのが”十字軍”。主人公バリアン(オーランド・ブルーム)、そして父であり、誰からも崇拝される騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)が共に所属しストーリーが展開してゆく。偶然ではあるが、今年の4月、”ローマ法王ヨハネ・パウロ2世”が死去し、生前に教皇として、十字軍による侵略行為の謝罪を行った事が功績として挙げられるが、さてローマ法王や侵略行為と、ドラマの主人公達が所属する十字軍にいったいどのような関係があるのか?もちろん、ご存知の方は多いかもしれないが、この作品を鑑賞するにあたり、知っておいたほうが、よりドラマを楽しめると思うので、知っている方には復習として、知らない方には予習をかねて”十字軍”に関する事に簡単に触れてみたい。
上記と重複する内容もあるが、とりあえず聞き流してほしい。さて、ドラマの舞台となるエルサレムは上記のように、元々、古代イスラエル王国の首都があり、信仰の中心となるエルサレム神殿があった場所。中でも、第二神殿の外壁の一部”嘆き壁”は世界的に有名。この地はユダヤ教にとって最も大切な聖地でありながら、キリスト教にとっても、イエス・キリストが処刑され埋葬された場所で、キリスト教が存在する上でとても重要な、教徒の誰もが認める聖地である。イスラム教義においては唯一神”アッラーフ”により「イスラム共同体に対して遣わされた神の使徒」と宣誓されるムハンマドが、神の意志によりマッカ(メッカ)のカアバ神殿から一夜のうちにエルサレム神殿までの旅をしたという物語が、教徒の間では事実とみとめられ、エルサレムは聖なる場所として認識されている。このようにエルサレムはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教など、どの宗教においても重要な地であり、その地を巡る宗教的な争いごとが耐えない地でもある。そのような聖域を中心に11世紀、中央アジアから興ったセルジュークトルコが西へ勢力を伸ばし、対峙する東ローマ帝国は手を焼き、ついに当時のローマ法王”ウルバヌス2世”に助けを求めた。これにクレルモン・フェラン公会議で「巡礼に向かうキリスト教徒が襲われる。キリスト教の聖遺物が破壊される。」などを理由に「異教徒から東方の聖地を奪還する」という名目のもとに、国民運動のごとく、様々な階層の人々が十字軍の遠征に参加する事となる。しかし、純粋に”聖地奪還”という事だけで遠征を決定したわけでなく、当時の複雑な社会情勢からくる東への領土拡大など様々な要素が噛み合った結果、上記の”聖地奪還”という大義名分を掲げての遠征だといわれる。そのため、十字軍の中には様々な考えを持つものがおり、数限りない略奪や殺戮がおこなわれ、何千人もの人々が犠牲になっている。2005年4月に死去された”ローマ法王ヨハネ・パウロ2世”はそれらの過去に対し現代において謝罪したのである。そんな十字軍の東方遠征もこのドラマで十字軍に敵対する”サラディン”はじめ”ヌール・ウッディーン””バイバルス”といったイスラムの三大英雄の活躍に大いに阻まれる。この”キングダム・オブ・ヘブン”は1170代〜1180年後半の話で、1095年に上記のとおりクレルモン・フェラン公会議でローマ法王”ウルバヌス2世”が第1回十字軍宣布。1146年、聖ベルナールがウェズレーで第2回十字軍を宣布。フランス王ルイ7世とドイツ帝コンラート3世が第2回十字軍を指揮。ドラマの中でライ病のため仮面を着用しているキリスト教ボードワン4世(エドワード・ノートン)がエルサレムの王に即位されたのが1174年、その後、キリスト教・ボードワン4世と敵対するイスラムの三大英雄の一人サラディン(ハッサン・マスード)が休戦協定を結んだのが1180年、1185年にボードワン5世をギー・ド・リュジニャン(マートン・ソーカス)が引継ぎエルサレムの王に、そして2年後の1187年にサラディンとの闘いに敗北し、エルサレムは陥落する。主人公バリアン(オーランド・ブルーム)や騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)はこのボードワン4世、5世の時代に、十字軍の一員としてそれらの人々と深く関わる事になる。さらにその後、ティールの大司教が1187年に第3回十字軍を宣布し”イングランド王リチャード1世(獅子心王)””ドイツ帝フリードリヒ1世(赤髭王)””フランス王フィリップ2世(尊厳王)”が活躍、1193年にイスラムの三大英雄の一人サラディンは死去する。ちなみにその他のイスラム三大英雄”ヌール・ウッディーン”は”サラディン”より前の時代になり”バイバルス”は後の時代になる。
と、とても大雑把ではあるが、このような事柄を頭に入れておいたほうが確実に、より作品を楽しめるだろう。上映時間は長いが、リアルな戦闘シーンも多く、映像も美しく、その時代の雰囲気も充分表現されていると思う。視覚的には飽きてしまうことはないはずだが、逆に話の展開として主人公バリアン(オーランド・ブルーム)の環境や気持ちの変化が加速的に起こり、今ひとつついていけない部分がある・・・。誰からも崇拝される騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)が父だったからという設定から、様々な予測をめぐらす事は可能だが、それにしても、普通の鍛冶屋が騎士になるまでの経過が上手く描かれていないように思える。ある意味、物語としては一番面白い部分がはしょられているわけだ。その分、といってはおかしいが、戦闘シーンが必要以上に長すぎる。もちろん戦闘シーンは最大の見せ場だし、お金もかかる。「タップリ見せたい」という気持ちは分かるが、それだけに、歴史的にも非常にドロドロとした人間関係や一言では言い表せない感情の変化などが、以外にもサラッと流されているように思われてならない。
冒頭で上げた”リドリー・スコット監督”の作品等は主人公や、主要キャラクターに、見ているこちらが上手く入っていけるような配慮がなされていただけに、今回に関してはちょっと残念だった・・・その部分の比率はかなり大きいと思うので大幅にマイナス・・・。さらに”エドワード・ノートン””リーアム・ニーソン”の役どころはさておき、その使われ方が気に入らず個人的にはマイナス・・・。できれば、もう少し上手く、お互いが絡んでほしかった。そのせいか?ド迫力の戦闘シーンが以外に淡白なものになってしまい、アクションでオッという部分はあっても、ストーリー的にハラハラするような演出や、主要人物同士の因縁や裏切りといったからみはなかった・・・。歴史ドラマを作る以上、あまりに淡々としすぎると、結果が分かっているだけに感情移入しきれなくなる。なんだかんだいって、あまりえげつなくならない程度の演出は大切である。この作品でも演出はされているが伝わってこないのだ。
主演の”オーランド・ブルーム”は、今までの役柄からどちらかというと「ナヨッ」としたイメージがあるが、今回、初の男気あふれる役を熱演した超大作となった。しかし、上記のような理由もあってか?その男気がうまく伝わってこない気がする・・・。少数で大軍に立ち向かうシーンもあるが、どこかとってつけたような感じがするのは私だけか?比べる必要はないが、同じ”リドリー・スコット監督”の作品で男気を見るなら”グラディエーター”のアエリウス・マキシマス将軍(ラッセル・クロウ)にはどうやっても勝てない・・・彼のバックグラウンドや性格が作品の中でよく理解できる。いやいや男気に関しては日本も負けていない!日本男児代表”サラリーマン金太郎”のほうがはるかに男気が伝わってくるかも?ちょっとぐらい大げさでもいい!やはりこの手の作品は主人公の”気”が伝わってくるかどうかが重要だと思う。十字軍では名の通った騎士の息子という以外に、主人公の背景が見えてこないのは残念だ。やり込められ這い上がるようなシーンがないからかもしれない。歴史に忠実でなかったにせよ演出的にあってもいいと思う。こちらとしては、長いドラマの中、主人公と共に戦っているような気分になりたいではないか?思い返せば、あのシーンにはこんな意味がふくまれているんだろうな・・・とも思えたりするが、一連の流れの中で、ただの鍛冶屋だった主人公バリアン(オーランド・ブルーム)が歴史を変えるに到るまでの経過に、スクリーンの外からのめり込む事ができなかった。”グラディエーター”のアエリウス・マキシマス将軍には、男として、人間として、付いていきたくなる要素がたくさん詰まっていた。もちろんサラリーマン金太郎にも男の魅力がたくさん詰まっているし、ただの○○がやる気とパワーで、いつのまにか人々から信頼されるようになるという点でもそう!映像が綺麗だけに”気”や”パワー”が感じられないのが残念・・・今回は3点。
PS:作品の前半に主人公バリアン(オーランド・ブルーム)の乗る船が嵐で難破し、浜に打ち上げられ、さまようシーンがあるが、個人的にLED ZEPPELINの映画”永遠の詩”の”ロバート・プラントの王子様”を思い出す。LED ZEPPELINファンはそのシーンを見るためだけに映画館に行ってみよう(笑)。”オーランド・ブルーム”自体はどちらかというとロバート・プラント”というよりは若かりし日の”ジミー・ペイジ”のようだが、それだけにファンとしては、より一層楽しめる!無理にとはいわないが(笑)。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:3.5点)
ついに出ましたね、オーランドブルームの超大作初主演!監督は「グラディエーター」のリドリースコット。ストーリーは、聖地エルサレムを巡って争いが繰り広げられた時代を背景に、争いとは無縁だった青年が戦地に出向くことになり、そこで、騎士となり、成長しながら英雄としての地位を築き上げていくお話。簡単に言いすぎ!。オーランドブルームと言えば「ロード・オブ・ザ・リング」「パイレーツ・オブ・カリビアン」などの印象がとても強いですね!自分は現代の普通の姿のオーリーの演技を見たことがありません・・・次回作が楽しみです。あっ、そういえば、今回のオーリーは元々鍛冶屋として登場しますが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも鍛冶屋でしたね。成長の過程も似てるような感じでしたし。自分の中では、思いっきりかぶってしまいました。成長の規模が桁外れですがね。さっ、映画の内容の感想を・・・
今回の物語の主人公バリアンは冒頭から苦悩続き。家族を失い、生きる望みがなくなってるところに、いきなり、「父」だという人物が現れる。その後も、人の死を目の当たりにしたり、自分も身の危険にさらされたり・・・ほんと、大変です。が、しかし、最初からいきなり、苦悩してるので、何故に苦悩してるのか・・・などが、解るには解るんですが、もちょっと映像的に解らせてくれると、もっとすんなり感情移入出来たのになぁ〜って感じです。でも、この"苦悩"が物語の重要な部分だと思います。なぜなら、初めは個人的な苦悩ですが、最終的には国の存続を掛けた苦悩に変わっていくからです。 第二次十字軍の後、、十字軍が統治していたエルサレム王国。イスラム教徒の聖地でもあるエルサレムは当時、ボードワン王と後にイスラムの英雄となったアイユーブ朝のサラディンの間で、休戦協定状態になっていました。そうすることで、両宗教徒が共存しあえたのです。しかし、それは、とても些細な出来事で崩れる可能性のある不安定な物。そして、実際にその出来事は起こってしまう。その時のバリアンの苦悩は計り知れませんね。個人的にはこの苦悩の推移が一番印象的でした。時間にして映像的にはやはり、終盤の攻めるサラディン軍と守る十字軍の戦い。歴史的にも重要なこの戦いが、もの凄い迫力で描かれています。結果的にエルサレムはサラディン軍により陥落しますが、そこに至までのバリアン率いる即席十字軍の抵抗劇。何千人ものエキストラを使ったこの戦闘シーンだけで何分間あったでしょうか。長い!って方もいるかもしれませんが、見物です!
歴史的な要素を含む映画はその歴史を知っていれば、どうなるか結果はわかっているわけで、後は、そこに至までのプロセスや関わった人達の人物像をどう見せるかでしょう。そして、それを映像でどう表現するのか・・・映像に関しては文句なしじゃないでしょうか、セット、小道具、衣装なども細かいディティールまでとことんこだわっているようですし、徹底的なリサーチのお陰で、1170〜1180年後半の世界を再現しています。って、再現しているんでしょうとしか言えませんが・・・何せ、昔の事なので(笑
-1.5点の理由は・・・ん〜、何がって訳じゃないんですが・・・なんでしょう。オーリーが鍛冶屋だから?んな訳ないです。
PS:この感想書くのに、気になったことを色々と調べていたら十字軍の歴史に少し詳しくなっちゃいました。明日には忘れてるでしょうけど・・・しかし、実際、何故、エルサレムを巡って宗教的な争いが絶えなかったのかと言うことを知っておくと映画がさらに面白くなることは間違いありませんね。(またそれか・・・。
■名無し 女性 (評価:4点)
気持ち的には5点です。なんですが、完全版のDVDがでると言うことらしいので、現時点では4点。しかし、今までのオーランドブルームには無い役柄で新しい魅力を感じました。個人的に、恋愛物よりも今回のような歴史物が好きなので、最後の戦闘シーンの頭脳戦などは見応えがありました。
■TKさん 男性 (評価:2点)
戦闘シーンは迫力もあって凄かったけど、ストーリー自体が分かりにくく、焦点が定まっていない・・・。展開も面白いとは思えなかった。印象に残った事といえばリアルな戦闘シーンとしかいえない。キリスト教とイスラム教の事も含め、日本人には理解しにくいという部分もあるが、それにしても・・・。
■ビッグさん 20代 女性 (評価:3点)
パイレーツ・オブ・カリビアンやトロイに出演していた”オーランド・ブルーム”が、本格的に主演しているということで、見に来たのですが、ファンとしては視覚的にカッコよく、無精ひげもセクシーなのですが、物語の中の人間的な魅力の部分が感じられませんでした。なんとなく父親が一人で築いた会社を、訳ありで急にまかされた息子のようでした。
■バークさん 30代 男性 (評価:3点)
お金がかかっている、上映時間が長い、ベテラン俳優に若手のホープ!さらに美しいヒロイン!そして大規模なロケと壮大なスケール・・・。超大作の条件は全てクリアーしているが、ストーリーがイマイチ・・・。そして、もう少し宗教的にエルサレムがどのような位置にある都市なのかとか、十字軍のプロフィールなんかが分かりやすく見られるとよかったような気がする。世界的には名であたりまえな歴史の事実でも、ストーリーの中で少しでも触れておくのは大切だとおもう。戦闘シーンにばかり力を入れて、なんか親切じゃなかったから3点!
■HHさん 20代 女性 (評価:4点)
とにかく戦闘する場面がリアルですね!現場にいるような錯覚を起こすほど。「ついにここまで来たか!」と思いました。あまりCGがギラギラしていなくて好感をもてました。衣装や、セットなども本格的で、出てくる人の数もビックリしました。ブラッド・ピットの”トロイ”を見た時も、一隻の船から、カメラがどんどん引いていくと、物凄い数の船団が海に浮かんでいるといったシーンが印象に残っていましたが、今回も同じような驚きの場面があります。”オーランド・ブルーム”は素敵でしたが、”エヴァ・グリーン”がとても綺麗でした。
投稿者 blogpawanavi : 2005年05月17日 18:33
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