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2004年08月23日
ギルバート グレープ [ ビデオ/DVD/ヒューマンhuman ]
What’s eating Gilbert Grape
1993年/米 1時間57分 カラー
ビデオ・DVD
監督 :ラッセ・ハルストレム
原作・脚本 :ピーター・ヘッジス
音楽 :アラン・パーカー、ビョルン・イスファルト
出演:ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・ディカプリオ
※レオナルド・ディカプリオがアカデミー&ゴールデン・グローブ賞
助演男優賞ノミネート、LA批評家協会賞ニュー・ジェネレーション賞受賞
実は私、ジョニー・デップの大ファンなんです!だから、ジョニー・デップの作品は結構見てるとは思います。でも、この作品を最初に見たのは、私がまだ中学生くらいだったかな?まだジョニー・デップって知らなかったんですよね。レオナルド・ディカプリオも、この作品では、まだまだ無名だったでしょ☆でも、あの大ヒット作「タイタニック」ではアカデミーにノミネートすらされていないレオ様がこの作品でアカデミー賞&ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされています。さらにLA批評家協会賞ニュー・ジェネレーション賞を受賞しています。既にご覧になっている方はうなずけると思いますが、納得の熱演ですよね!
■タマキさん(ストーリー&レビュー)
■ストーリー
アイオワ州の小さな町エンドーラを舞台にした物語。ギルバート・グレープ(ジョニー・デップ)はスーパーマーケットの前でひっそりと商いをしているよろず屋で働きながら、知能障害の弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)や、夫が首をつってからはソファーに腰掛けて一日中テレビを見ながら食べつづけとうとう鯨のように太ってしまった母を、姉、妹と共に世話をやく日々を送っていた。彼は、この街を「音楽のないダンスのような街だ」と嫌悪してはいるが、弟アーニーをはじめ「家族」をほっておけない事情から、イライラしたなんとも中途半端な気持ちが続く・・・。そして医者に10歳までしか生きられないと言われていたアーニーの18歳の誕生日パーティーを開くことが決まったそんなある日、ギルバートはアメリカ中を旅する少女・ベッキー(ジュリエット・ルイス)と出会う。まるでこの町に欠けている音楽のような彼女・・・ギルバートは次第に惹かれ始めていくが、その一方で彼の頭からは家族のことが離れない・・・。
■レビュー
この話はギルバートが自分の生き方を模索していく・・・という内容で、上記のような生活環境からどちらかというと明るいものではないのですが、その中にあってアーニーの変わらない太陽のような笑顔が見ているだけで癒されます。実は、アーニーは18歳まで生きられないと宣告されていて、その為に悩み過食症で動くこともままらないほど太ってしまった母にとっても、可愛いくて仕方のない存在なんです。そんな弟アーニーをお荷物だと感じる反面、家族の宝物である事を認識し毎日を送っているギルバートですが、なんだかんだいいながらも、なんの変哲もない田舎暮らしから脱却できず悩んでいます。
ジョニー・デップって華やかな顔だちをしていて、女性ファンも沢山いるのですが、こういう地味な役もとっても上手ですよね!ギルバート・グレープの原作は、ピーター・ヘッジス原作の小説で、監督のハルストレムは友人から情報を仕入れ、出版と同時に読み、すぐに映画化のオファーをしたそうです。そして、監督自身が脚本を執筆、すでに原作を読んでいたというジョニー・デップも出演を快諾したと聞きました。「映画の出演は吟味する」と言われている彼も充分納得の上で役作りをしているため、どちらかというとシザー・ハンズやパイレーツ・オブ・カリビアンなどビジュアル的にも派手でキャラクターもかなり個性的なインパクトのある役とはちがいギルバート役はかなり地味系かもしれませんが、数あるジョニー・ディップの出演作品の中でも1・2を争うハマリ役といってもいいでしょう!
さて、そんな田舎生活で、家族のために稼ぎ、家族のために生きてきたギルバートが、自由奔放に生きる少女・ベッキーに出会った事によって、少しずつ家族と離れたところで「自分」を考え始めるわけなんですが、今の環境に不満を抱き、彼自身「音楽のないダンスのような街だ」と嘆く中に現れたベッキ−はさぞ光り輝いて見えたことでしょうね!彼女のような人間もいる事を目の当たりにすれば、誰でも「自分ってなんだろう?」と嫌気が差してしまうような気がしませんか?私だったら、そう思うでしょう・・・。すべてを投げ出して、同じように自由奔放に生きたい!って思うだけでなく行動に移してしまいそうです・・・。ギルバート青年も、もちろん思い通りにならない人生に悩み、イライラするのですが、そんな微妙な感情がリアルに描かれています。迷い苦しみ、最終的には「自分らしい生き方」を見つけていくわけですが、彼の選んだ「自分らしい生き方」とはいったいどのようなものだったのでしょうか・・・?それは見てからのお楽しみということで!
この映画の中で特に印象に残っている「いい人になりたい」というギルバートのセリフがあります。「いい人」っていう言葉は、今の時代では、ともすれば敬遠されて誉め言葉にもならない言葉になってしまっていますが、この映画の中で「いい人になりたい」って言ったギルバートがあまりにも素敵で、とても素直にストレートに受け取ることが出来ました。「いい人になる」のも「自由奔放に生きる」のも同じ位に難しく、そしてすばらしいことですよね・・・どちらを選ぶにしろ、生活環境と人との出会いは人生の分岐点においてとても重要な要素になりますので、自分の事を考えつつ、ギルバートの選択を興味深くおっかけてしまいました。
その他にも、いいセリフが沢山でてきています。オープニングの「音楽のないダンスのような町」というセリフも、しょっぱなからやられた!って思いましたし、ラストの「anywhere(どこへでも)」っていう一言には、これまでは黄昏の中にいるように感じたギルバートが、一気に朝焼けの中に飛び出して行ったような希望を感じました。
ストーリー自体は、すごくシンプル。でも、シンプルだからこそ、ごまかしのきかない人間世界がこの映画の中にはあります。あどけないアーニーの笑顔の横にあるギルバートの視線・表情が巧みにそれを物語っています。そして、演技だけでなく、こんなに美しい映像のアメリカ映画って他にないんじゃないかなって思うほどに、素晴らしい映像と、映像にピッタリマッチした音楽にも、是非注目して下さい(^O^)/
投稿者 blogpawanavi : 2004年08月23日 20:51
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コメント
私の人生の中で一番の映画だと思う。
僕がこれからどの様な人生を送り、大きな人
物に成るか分らないが、そうなった時はこの映
画に影響されたといっても良い。。。。。。
投稿者 技術者 : 2007年02月02日 02:08
