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2004年07月02日
カッコーの巣の上で [ ビデオ/DVD/ヒューマンhuman ]
ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST
1975年/米 2時間9分 カラー
ビデオ・DVD
監督:ミロス・フォアマン
音楽:ジャック・ニッチェ
原作:ケン・キージー
出演:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、マイケル・ベリーマン
アカデミー「作品・監督・脚本・主演男優賞・主演女優賞」を受賞
アカデミーでは、作品・監督・脚本・主演男優・主演女優の各賞を受賞している作品。のっけから、手錠をかけられたジャック・ニコルソン演じるマクマーフィの登場!もともと様々なジャンルの映画に出演し、演技力には定評がありましたが、ここでも彼の圧倒的な存在感のある演技は本当に必見です!
■タマキさん(ストーリー&レビュー)
■ストーリー
刑務所に服役しているマクマーフィ(ジャック・ニコルソン)。彼は、強制労働を逃れるため、精神病者のふりをし、オレゴンの精神病棟に送られる。しかし、強制労働を逃れてやってきた精神病棟は刑務所以上に自由が無く、徹底的に統制された世界だった。さらに患者たちにとって神の如く君臨する婦長ラチェッドが病棟を支配していた。そんな中マクマーフィは婦長ラチェッドに抵抗していくことになる。そしてこれまで従順に規則に従い生きていた患者たちもマクマーフィの姿に影響をうけ、新たな活力を得、自我を取り戻していこうとする。
■レビュー
そういえばジャック・ニコルソンと聞いて、私が思い出す作品はやはり「シャイニング」です!あの有名なドアを叩き破るシーンは、撮影の前から役に入り込んでいて恐いくらいだったという話も聞いたことがあります・・・。「シャイニング」の役どころとはうって変わり、潔癖症で嫌われ者のベストセラー小説家を演じている「恋愛小説家」も印象的でした、女性にはおすすめです!
さて話をもどしまして、ジャック・ニコルソンの演じた役の中では、このマクマーフィ役が一番素の彼に近い気がします。普段の彼はこんな感じじゃないかなって思って序盤は見ていきました。それにしても、ショッキングなシーンが多いんですよね〜・・・。1975年の作品なので、今からおよそ20年も前の作品です、20年前の精神病棟ってこんな感じなんだな〜ってかなり衝撃的でした!その衝撃度は実際に映像をみてください、いがいと衝撃を受けない方もいるかもしれませんので・・・(笑)。
他にも精神病棟を扱った作品といえば「17歳のカルテ」があります。こちらは、1999年の作品で、舞台は1967年なんですが、受ける印象は全然違うんですよね。「17歳のカルテ」は、ウーピー・ゴールドバーク演じるあたたかい婦長さんに支えられて、少女たちが徐々に見失っていた自分自身を取り戻していく様子が描かれていました。2つの作品は、捉える視点が全然違っていて、どちらともとってもリアルですが、「カッコーの巣の上で」の方は、徹底的に統制させた病棟で、患者を人と扱わない治療。本当にこういう病院が存在していたわけなので恐ろしいですよね。でも、ショッキングなシーンだけでは、この映画はここまでの評価は受けることはなかったと思います。やはり、特殊ともいえる閉鎖的な環境の中に現れたマクマーフィの存在が患者たちに徐々に自意識を持たせ、みんながそれに同調しはじめる瞬間をゆっくりと何の不自然さもなく描き出されてるところが味わいがあっていいんですね〜。そしてマクマーフィとチーフの心の交流や友情などを描きつつ物語はすすむ中、患者たちが「電気ショック治療」という名の罰をうけなくてはならなかった時に、マクマーフィがチーフにガムを渡すシーンがあるのですが!このシーンは必見ですお忘れなく!
さらに、ここから物語は壮絶になっていき賛否両論のあるラストになっていくわけなんですが、現在ではもう絶対に行なうことができない「前頭葉の一部を切り取ってしまう手術」ロボトミー手術が行なわれるシーンがあります。ロボトミーは、最大の汚点とも言われていますが、実際は、精神医学会では数少ないノーベル賞を受賞しているとの事で、こういう技法が実際に過去において行なわれていたというのも目をそらしたらいけない事実です。なんだか暗い話題ばかりの映画のようですが、最後には「お〜」って言いたくなるような結末が待っているので!途中で見るのを辞めずに、最後まで是非見ていただきたいです。ちなみに、「カッコーの巣の上で」というタイトル。一般的には、カッコーという鳥は、他の鳥の巣に卵を産み付けますよね。病棟という巣にやってきた異質な存在のマクマーフィそのものを現しているって言われてます。「カッコーの巣の上で」「17歳のカルテ」ともに、原作の本があるので、それを読んでみるのもいいかもしれないです!
投稿者 blogpawanavi : 2004年07月02日 20:30
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