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2004年04月26日
コールド・マウンテン [ 劇場/洋画/ラブストーリー ]
■タイトル コールド・マウンテン
■監督 アンソニー・ミンゲラ
■出演 ニコール・キッドマン、ジュード・ロウ、レニー・ゼルウィガー
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.571点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:4点)
今回レポートしました「コールド・マウンテン」はゴールデン・グローブ賞で最多8部門、アカデミー賞でも6部門にノミネートされ、そのどちらでも「ルビー」役のレニー・ゼルウィガーが助演女優賞を受賞し、前年の「シカゴ」に続き2年連続のオスカー受賞となり、主演の二コール・キッドマンも近年「めぐりあう時間たち」でオスカー主演女優賞を受賞しており、さらに全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイジャーのベストセラー小説を、「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞9部門を受賞したアンソニー・ミンゲラ監督が完全映画化という、なにやら「賞」づいた作品です・・・。キャスティングも上記のレニー・ゼルウィガー、主人公エイダ役の二コール・キッドマンはじめ、「AI」ではジゴロロボットを「スターリングラード」では孤独なスナイパーを演じたジュード・ロウが恋人のインマンを演じ、ベテラン中のベテラン、ドナルド・サザーランドや「レオン」「スターウォーズ」のヒロイン、ナタリー・ポートマン、その他・・・と力が入っております。
原作では南北戦争を背景に兵士達の遠い故郷に対する想いなどを通した反戦が主題となっていますが、映画のほうは原作と少々異なり、ラブストーリー仕立てになっておりまして「壮大なスケールで描く至高のラブストーリー」だとか「21世紀の風と共に去りぬ」なんてキャッチもついています。作品を観る限りでは上記のとうりラブロマンスが本線になっていますが、エイダとインマンのベタベタな絡み合いの恋愛模様や、恋人を取って取られて泣き笑い・・・火傷に注意!というものではなく、終始、胸に思いを秘め、ただただ信じ続けるといった、今ではこのような映画の中でしか見られないような愛の形を演出しています。作品の中では様々な村人、友人、親子が、避けることの出来ない時代の流れに必死で立ち向かう姿が、美しい風景や、悲惨な戦争・殺し合いのシーンと共に淡々と描かれるのですが、個人的には2人の熱き想いのラブロマンスより、やはりそういった戦争の裏で苦しむ人間模様のほうが強く残っています!男達が戦争で殺しあいをしている間、自然の中で生きる村人にとって必要な男手がなくなり、村は荒れ果て女子供と老人が苦しむ姿ばかりが目立つ、そんな中お嬢様育ちで生きるための術を知らないエイダに生き方と生きる活力を与えるルビー(レニー・ゼルウィガー)が言った「男達は勝手に雨を降らせておいて、いざ雨が降ってくると傘がないっていう・・・。」そんなセリフが印象的でした。ここでは「勝手に戦争をおっぱじめて・・・」という意味なのですが、男達としては戦争に参加する事に様々な大儀や志しがあるわけで・・・。しかし、現実を生きる女性にとっては大迷惑な話「そんなことより毎日の生活が大切でしょ!あんたがいなくなったら私とこの子はどうなるの?」というのはごもっともです。「男達」の部分は、過去でも現代でもいろんな意味に置き換えることができそうですが、そんなダメ?な男達でも山奥で生活する人々にとって、いるといないでは大違いなんです(笑)。このような映画をみていると「キスしただけでそこまで・・・?今はそんな人いないでしょ?」という現代の恋愛感同様に、過去においては大自然の中で生きるため重宝された「ダメ男達」も、都会に生きる強い現代の女性達の前では、どんどん切り捨てられていきそうです・・・。やはり、上記のような辛い時代を裏で支えながら生き抜き、子供を育て、男達が勝手におっぱじめたケンカの尻拭いを常にさせられていた女性達が強くなるのも当然かなと思いました。そんな厳しい環境に対応するため生き方を変える主人公のエイダ、と、それを支える相棒のルビー達の成長記録のほうが恋愛話より共感できる人が多いと思うのは私だけではないと思います。男はロマンなどといえども、コールド・マウンテンで冬を越し、生き残るために日夜頑張る女性達に比べ、行くも大儀、帰るも大儀といった男心が我ながら悲しくもありますが・・・。
そして肝心の恋愛はというと、この2人に関しては、少しづつ心が通う「もしかして私」系ではなく聖子ちゃん言うところのビビっと「一目惚れ」系のようです。一目惚れに重要なのは、どこかのCMで「人形は顔が命」なんてフレーズがあるように同じく「顔が命」ではないかということで、ニコール・キッドマンとジュード・ロウでなければ、このお話しも振り出しへ戻ってしまうのでしょう。ニコール・キッドマンとレニー・ゼルウィガーの役が逆だったらジュード・ロウは帰ってこないかもしれません(笑)。それはさておき、一目惚れの2人が、たった1度のキスの思い出を胸に、様々な困難に立ち向かい再会を信じ生き続けるわけですが、戦場から脱走兵となって、故郷コールド・マウンテンを目指すインマンはもともと志願して兵士となり、やがて戦場で故郷の仲間と共に生死をさまよい、幾たびも殺人を犯しつつ戦争の愚かさに気付き、心身共に清らかだった故郷を想い、エイダの手紙などからも故郷の人々の苦しみを知り、想い悩んだあげく「自分はこんな殺し合いをしている場合じゃない!」と脱走を試みるわけで、ただ「好きだ」だけの安易な気持ちで飛び出したのではありません。原作をもってすれば、帰郷を夢見つつ戦場で散っていくインマン仲間などとの場面が充分描けると思いますが、しかし、この作品ではラブ・ストーリー仕立てになってしまっているため、帰郷を望む兵士達の声が伝わりにくく、上映時間2時間40分弱を使っても、その辺がうまく伝わってこなかったように思われます。あくまでもインマンにとっての命がけの帰郷の理由はエイダへの感情プラス、帰郷できずに死んでいった仲間達や、戦争の犠牲になっている遠いコールド・マウンテンへの想いがそうさせているのですが、さらっと作品をみていると、なんとなくインマンの命がけの帰郷が安易なもののように観えてしまう部分があり、それが残念でした。2人の恋愛話に関しても、もう少しだけこちらが共感できるような結ばれるまでのエピソード等がほしかったです。それじゃ「たった一度のキスで・・・」が台無しでは?とも思えますが、なにかもうひと味ほしい気がしました。
いい意味でいえばラブ・ストリーではない部分も頑張っているため、恋愛だけでない奥深さがあり、ジワジワと心に染みる作品で、悪くいえばラブ・ストーリーとしてはどちらにも感情を移入できないまま終ってしまい消化不良。といったところでしょうか? ぶつぶつと小言をばかり並べておりますが、とにかく映像はとても綺麗ですので、スクリーンを見ているだけでも気持ちよくなれます。なかでもラストの雪山でのシーンは必見です!
雪が深深と降る森の木々をぬってゆく馬上の人はこれからいったいどうなるのでしょう・・・?今回は3.5点といいたいところですが、ロケーションが美しいのと、コールド・マウンテンほど厳しくはないですが、今自分が住んでいる環境がどことなく似ていて、畑や野菜、冬を越すための準備、など「わかる・わかる」といった部分がありましたので4点です。
PS:「21世紀の風と共に去りぬ」などとも言われる「コールド・マウンテン」!「風と共に去りぬ」のスカレーットはエイダより何倍もワガママでしたが、そのギャップがあの有名なラストシーンを生んだのでしょうし、ジュード・ロウには一目惚れしてもクラーク・ゲーブルには少々時間がかかるでしょうが、一目惚れじゃないだけに一言では語れない深みもあります!くらべちゃいけないのですが、このようなキャッチはやっぱりわかりやすいのでしょうかね・・・。2004年ともなれば「風と共に去りぬ」にピ〜ンとくる人も多くはないとおもいますが?
そういえば子供の頃、映画「風と共に去りぬ」のリバイバルを劇場で観たのですが上映時間3時間52分で、前・後編の間に休憩が入りました。いまだにその休憩時間の記憶が鮮明で、この映画を最後まで観ることによって僕は大人になれるんだと勝手に思い込み頑張って観ていた記憶があります。その時の最初の感想はというと「スカーレットはワガママすぎたからバチがあたったんだ!ざまあみろ!」と、きっと他の方とは別の次元で妙にスッキリしていました。いまとなっては恥かしいですが、その頃は本当にそう思ったんです。もちろん映画を1回観ただけで大人になれるわけはないのですが、なれるのでは?という夢はありました。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4.5点)
映画館に来ていたお客さんの感想にもありますが、ラストシーンでど〜んと感激して涙・・・って感じではなくて、初めの方からずーっと、泣ける、というか、何かを感じさせられる映画だったと思います。戦争の無意味さや悲しさなど、改めて感じさせられました。パワナビ☆ヒデ的見所は、主人公のインマン(ジュード・ロウ)とエイダ(ニコール・キッドマン)の恋愛・・・ではなくて、エイダとルビー(レニー・ゼルウィガー)二人の女性の環境の変化に伴う成長?変化?です☆エイダはお嬢様的存在から、たくましい女性へ、ルビーは閉ざしていた感情を徐々に開いていき情勢らしさを取り戻す。それが、映画が進むにつれはっきり感じ取れました。ストーリーは序盤は、過去と現在を少し行き来しますが、別に訳がわからないわけではないです。むしろ、相手に対する変わらない気持ちがうまく表現されていたのかな?って感じです。超個人的感想ですが、今回のルビー役はレニー・ゼルウィガー以外いないでしょう・・・父親に対するあまのじゃくな性格は、レニー・ゼルウィガーの「困った顔」?というか泣きそうな顔で笑う顔がぴったりはまってると思いました。「シカゴ」の時も同じようなことを書いた気がしますが・・・最後に余談ですが、以前初めてニコール・キッドマンの名前だけ聞いた時は男優さんかと思っていました(^_^;)
■K 30代 男性 (評価:5点)
脚本にキャスティングがよかったですね!長い作品でしたが短く感じました。主演のジュード・ロウと二コール・キッドマンの顔つきが次第に変わっていくところがリアリティがあって凄いと思いました。流石です。残酷なシーンが所々でてきますが、これは生きることの素晴らしさを表現するためにあえてつかっているんだと思います。とてもいい映画でした。
■R 30代 女性 (評価:5点)
時間的には長い映画でしょうけど、最初から最後まで、たんたんと胸に訴えかけてくるものがあって、凄くひきこまれました。途中から出てくるレニー・ゼルウィガーの演技がとてもよかったです。
■RT 20代 男性 (評価:4.5点)
最近のアクション映画やSF・ファンタジー映画など、CGやワイヤーアクションにはうんざりしていたところだったので、久しぶりに映画らしい映画を観たって感じがした!映像がとても美しく、キャスティングもよかった!誰でも好き嫌いがあるのはわかるが、たまにはこういう映画をみて、麻痺した映像感覚を中和させるのも良いと思う。自分的には心に残る作品となった。
■N.K 女性 (評価:4.5点)
エイダ(ニコール・キッドマン)が徐々に変化して行くのがよかったですね。最後には薪割りまでしてましたし。内容もぎっしり詰まってて良かったです。
■ニコール・キッドマン 女性 (評価:4.5点)
初めの方から徐々に泣けてきます。泣きっぱなしでした。戦争の意味のなさも痛感しました。長さも気にならず、じっくり見られました。もう一度見たいですね。
投稿者 blogpawanavi : 2004年04月26日 16:42
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