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2003年12月08日
ラスト・サムライ [ 劇場/洋画/歴史ドラマ ]
■タイトル ラスト・サムライ
■監督 エドワード・ズウィック
■出演 トム・クルーズ、渡辺 謙、真田 広之
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.571点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:4点)
前回レポートした「バッドボーイズ 2バッド」の上映時間、2時間25分に続き、今回レポートいたしました「ラスト サムライ」も2時間を34分も越える大作で、2003年も終わりかけたこの時期、前々回の「マトリックス レボリューションズ/2時間9分」から立て続けに2時間オーバーの作品を鑑賞し、下記のパワナビHIDEと「ラスト サムライ・・・これまた長いね〜」なんて話しをしながら劇場にむかっていましたが、帰りがけ「本当に2時間34分もあったか?」そんな風になっておりました・・・。あくまでも個人的な感覚ですが、前回の「BB2B」と比べると決してハイテンポではなく、上映時間も長いのですが、何故だか「ラスト サムライ」のほうが短く感じました・・・。
「ラスト サムライ」の内容を聞いて私が真っ先に思い浮かべたのは、1980年頃に話題となったリチャード・チェンバレン主演の「Shogun/将軍」でした。確か1600年頃の日本に漂流した1人の英国人航海士が、だんだん旗本になっていき、日本人の心を理解していく・・・・・といった内容だったと思いますが、日本人が忘れかけている日本の文化や日本人らしさを再確認するには、どうやら何かのフィルター(外国人の目など)を通して紹介したほうが、現在の日本人にはわかりやすいようですね・・・。
「ラスト サムライ」ではトム・クルーズ扮するオールグレンがそれにあたるわけですが、映画を見ながら、オールグレンさんと一緒に「ん〜そうか・・?そういえば日本ってこんなだったな〜・・・。」なんて思っている事がすでに、日本人が日本人でなくなってしまっているような気がします・・・。もちろん、昔の日本人の考え方や、風習が、良いとか悪いとかいう事ではなく、オールグレンさんはじめ海外の人々に日本の文化の素晴らしさを教えるべき立場にあるはずの私自信が、オールグレンさんと一緒になって「ほ〜」といっているのだから悲しいです・・・。
まず、この映画を観て感じたのは、トム・クルーズの太刀まわりが意外とカッコイイ!とか渡辺 謙や真田 広之が渋い!とか小雪はいかにも外人が好きそうだ!というのは置いといて「日本人らしさ・自分らしさ」の「らしさ」ってなんなのか?を考えさせられます・・・。時代が勝手に作る大きな流れの中、どうあがいても確実に変化していくものがあると知りながら、命がけで守っていかなければならないものが見えている人にとって自分が自分であるために最後にできることがなんなのか?
舞台となっているのは徳川幕府が瓦解し新政府がどうやって本格的に海外の諸国とお付き合いしていこうか?といった時代の話で、町中には和服と洋服が入り乱れ、ヘアスタイルのほうも実に多様化しています。ちょいと前なら国民のほとんどが「外人くそくらえ!」といっていたような時代ですが、大きな時代の流れとは怖いもので、本当に変化する時は嘘のように一気に変わるものです・・・。映画の中でも出てきますが、この辺は日本人(だけではないが)の悪いところで、今までは馬鹿にしていたくせに、ちょっと新しいものに目覚めると、掌を返したように、昔ながらのスタイルを貫こうとしている人を小馬鹿にするところです。中には温故知新をしっかりと見つめる人もいますが、やはりその数は少なく、どちらかに偏るものです。激流のように変化していく時代の中、人がどうだから、時代がどうだから、といって流されるのではなく、自分が信じるものを自分のスタイルで最後まで貫く事は、いつの時代でも難しいようです。だからこそ、それを実戦し、最後まで貫いて散っていく、普通の人には到底できない生き方が、ある人からは「馬鹿げている」といわれ、またある人からは「美しい」といわれます。その違い、評価は凄く微妙な部分なのでしょうが、確かに「美しい」といわれる側の人々の多くは、むやみやたらに意地をはっているのではなく、しっかり温故知新を理解した上でスタイルを貫いている人です。「ラスト サムライ」では渡辺 謙演じる勝元 盛次がそれにあたり、そんな勝元の魅力に国境や文化を越えてオールグレン(トム・クルーズ)は惹かれたのでしょう。新しい物にしっかり目を向け、古い文化を大切にできる人同士に時代とか国境とかは無いようです。
黒澤映画の好きなエドワード・ズウィック監督をはじめ、海外の人が「サムライ」という言葉をどうとらえているかはわかりませんが、昔の日本人の持つ侍のイメージとはかなり違うはずです。しかし今となっては日本人の認識はどちらかというと海外の人のそれに近寄っているのではないでしょうか?現在、メジャーリーグで活躍しているイチローも近代ベースボールを理解した上で自分のスタイルを分析し貫く!まさにスポーツ界の「サムライ」ではありますが、日本で活躍していた時よりもメジャーリーグというフィルターを通して見るほうが、日本人の私達にとってもイチローのやりたかったことがわかりやすいのではないでしょうか?サムライという言葉が適切かどうかはわかりませんが、イチローがラスト サムライにならないことを祈ります。
さて、「ラスト サムライ」で個人的に好感が持てたところは、日本の風景に自然に溶け込んでいる「光り/灯り」です。特に勝元の村でのシーンはまるで、その村にいるような「光り/灯り」の臨場感があります。今は何処にいても明るく、朝昼晩を感じさせない生活があたりまえですが、古い農家で暮らす私としては「ラスト サムライ」の「光り/灯り」がとても自然で美しく身近に感じました。もちろん「暗すぎ」という意見も多くあるでしょうが、薄暗い夕暮れにゆれるロウソクの灯りは格別に美しいですし、本物の月灯りはどんなスポットライトより綺麗にものの姿をうつしだします。ぜひ、その辺もお楽しみください。まあ、細かいディテールなど粗を探せばいくらでも出てくるのは映画・ドラマなどにはつきもので、特に歴史ものは突っ込み所が多いものです。このようなレポートなんかを書いているとドンドン自分がイヤな奴になっていくのが解りますが(苦笑)、この映画に関しては特に突っ込む気にもならず、楽しんで見ることができました。みなさんもストーリーに集中して素直に楽しみましょう!ってなんか変ですかね(笑)。
ウンチクが多くなってきましたので、この辺で特に印象に残ったセリフを2点ばかり・・・天皇とオールグレンのやりとりで、天皇が「西洋の服を着て近代国家を目指しても私達は日本人であることを忘れてはならない!」そんな感じの事をいいます・・・・・・。海外の監督が作った事を考えると、日本人のこちらとしてはかなり微妙なセリフです。さらに「彼はどうやって死んでいったのか?」と尋ねる天皇にオールグレンが返すセリフ「どうやって死んだかよりもどうやって生きたかを話しましょう」さすがにこの辺は西洋人だな〜と思いました。昔読んだ本で、日本人は「後これだけしかない」と考え、西洋人は「まだこれだけある」と考える!とありましたが、なんとなく国民性が解るような場面でもあります。散り際を美しく飾ろう?とか、いかにして死ぬか?という考え方はこの日本から消えてなくなり、現在の日本人は完全に後者だとおもいます。しかし「ラスト サムライ」で描かれているような考え方もこの日本には存在したのも確かで、歴史の勉強の中でも年々そこいら辺を熱くかたる先生も少なくなってくる中、外人さんや有名俳優さんの手をかりたほうがてっとり早いというのもなんだか悲しいですが・・・。これも日本人らしさというのを、日本人が正しく伝えられなかったせいかもしれません・・・。とにかく洋画ではありますが年齢問わず、ぜひご覧くださいネ!
逆にマイナスポイントとして少し残念だったのは、オールグレン(トム・クルーズ)が日本の侍達と行動を共にする事になるまでの心境の変化が少々わかりにくかったことです。イメージ映像などからいろいろ想像もできますが、彼が自国人を恨む理由や、勝元との共通部分など、なにかもう一声あればいいのに!と思いました。勝元の村でのシーンで、逆光のなか、本を片手に剃り揚げた頭で、オールグレン(トム・クルーズ)と語る勝元(渡辺 謙)はさながら、「地獄の黙示録」のカーツ(マーロン・ブランド)とウィラード(マーチン・シーン)のようではありましたが・・・。
そういえばラスト○○って結構ありますよね、ラストエンペラー、ラスト オブ モヒカン、ラストボーイスカウト、ラストドラゴン・・・・・。サムライといえば、7人の・・・、3匹の・・・、でもやっぱり強烈なのは漫画「侍ジャイアンツ」でしょ!「侍」のあとが「巨人軍」ではなく「ジャイアンツ」なのがGOODです(笑)。主人公の番場 蛮/バンバ バンは、星 飛雄馬より独自のスタイルと世界感があったと思いますし、ある意味ジャイアンツのラストサムライです(笑)。
PS:エドワード・ズウィック監督というと、どうしても昔観た1986年の「きのうの夜は」を思いだしてしまします。特になんということもない恋愛映画なのですが、当時人気だったロブ・ローと今ほど・・・ではなかったデミ・ムーアが出演しています。ご覧になった方はいらっしゃいますか?
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4点)
森の中でフラッシュ撮影したの誰だ?違うのか?いや、特に意味は無いんですけど・・・ちょっと気になったもんで(笑)。いやいや日本男優陣があんなにかっこよく出てくるとは、参りました。トムクルーズがもっと全面に出ていたら意外と面白くなかったかもしれませんが、今回は弱冠控えめでバランスが良かったです。険しい顔のアップなら渡辺謙、や真田広之の方がかっこいい?!三人揃って馬で駆けて行くシーンを普通に見てましたが良く考えてみると凄い画です☆
まわりの山などから、どこで撮影したんだ?って思うこともありましたがそんなトコ見てるよりちゃんと演技見てた方が今回はいいですね!いつもついつい突込みどころを探しちゃうのは悪い癖・・・。今回は中途半端なカツラなんかも付けてないし、よくある「おいおい・・・」っていう部分がなかったですね、歴史にうるさければ話は別ですが。
巷では、結構賛否両論になってるみたいですが、歴史映画とうたっている訳でもないですし、賛否している部分自体がずれているようなきがします。映画なんです、映画!楽しみましょう!男優はかっこいいし、小雪は綺麗だし、子役はかわいいです。マイナス点は・・・細かいことは抜きにして、日本一の切られ役が・・・切られない!? ん? オッ?これはネタバレですね。見てのお楽しみ!とにかく、また、変な漢字グッズが出回ることは間違いないでしょうね〜。
■R30・30代 社会人 男性 (評価:4.5点)
この映画を観て「歴史的に厳密にいうと・・・。」とかいっちゃう人はNG!いっておきますが、そう言う恐れのある人は見ないでください(笑)。設定上かなり歴史は関わってくるのは確かですが、歴史を忠実に再現している映画ではありませんので(監督を弁護?)。個人的にはトム・クルーズ作品のなかで一番です。今まではなんとなく俺・俺的なところがいやだったけど、ラスト サムライはよかった!マイナス0.5点は最後のトム!俺なら違う終り方がよかった・・・・・・その他は完璧☆
■30代 社会人 女性 (評価:5点)
日本古来の美しさや、戦争の悲惨さがうまく表現されていてとても良かったです。渡辺謙さんや真田広之さんの演技もよかったです!
■30代 社会人 女性 (評価:4.5点)
ラストシーンはとてもよかったです。子役の子達もかわいくてよかったです!村の風景など映像もきれいだったんですが全体的に暗めっだったなぁ〜。
■NM・10代 学生 男性 (評価:5点)
時間的には全然長く感じませんでした!トム・クルーズもカッコよかったし、10代が観ても絶対感動すると思います。後半は感動の連続でした!特にラストシーンは良かった・・・。
■AO・10代 学生 女性 (評価:5点)
最後まで戦いぬく「侍」達に感動しました。歴史の勉強の中ではそれほど具体的に紹介されない「武士道」がどんなものなのかイメージできました!実際とは少し違うのかもしれませんが、なにが言いたいのかわかります。日本人の俳優さんでは真田広之がカッコよかった、小雪はドラマなんかよりも凄くきれいだった!
投稿者 blogpawanavi : 2003年12月08日 15:52
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