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2003年10月29日

クローサー/SO CLOSE [ ビデオ/DVD/アクションaction ]

夕陽天使
2002年/中・香・米 1時間53分
監督 : コリー・ユン
脚本 : ジェフ・ラウ
出演 : スー・チー、ヴィッキー・チャオ、カレン・モク

 2003年3月に公開されたばかりのアクションムービー「クローサー」!なんといってもこの映画の売りは「今をときめくアジアンビューティー夢の共演」です。スーチー(トランスポーター)、ヴィッキー・チャオ(少林サッカー)、カレン・モク(天使の涙)といったアジアを代表する人気女優がスタイリッシュな映像と共に、最新のハイテク機器を従え、所狭しと飛び回ってしまうのです!もちろんファンの方達にはたまらないショット満載で!!監督はアクション指導で「ロミオ・マスト・ダイ」「ザ・ワン」「リーサルウェポン4」などにも携わり、ジェット・リーと共にハリウッドで注目を浴び監督として「トランスポーター」でハリウッドデビューしたコーリー・ユン。そして、敵役にはジャパニーズカンフーファンにはたまらないGメン75でお馴染みの「倉田保昭」が日本刀片手に熱演!と、3人の美女からハイテク機器、そしてなつかしのカンフーアクションまで観れちゃう「お宝ムービー」がこちらの「クローサー」なのです!

パワナビ松田(ストーリー&感想)

■ストーリー アジア最大のコンピューター会社のネットワークにウィルスが侵入!会社の威信をかけて駆除を試みるが効果なし・・・。ところが慌てふためく社員達のモニターには「電脳天使」と名乗る何者かがウィルスを駆除したとのメッセージが表示される。やがてコンピューターはウイルスから開放され一件落着に見えたが、翌日、チョウ社長の元に「電脳天使」と名乗る美女が現れる。しかし社長室に通されるや彼女は即座に社長を暗殺!最高の警備システムを誇るこのビルからの脱出は不可能と思われたが、厳重な包囲網を最新のハイテク技術を駆使し潜り抜け、彼女は見事脱出に成功。「電脳天使」とはいったい誰なのか?
 実は彼女こそ、ある復讐を達成するために暗殺者と化した姉妹の姉リン(スー・チー)だったのである。優秀?な助手、妹のクワン(ヴィッキー・チャオ)と共に秘密のアジトで「暗殺屋稼業」を営みながら、昼間はごく普通の姉妹を装い、なにげない生活をおくっている。しかし「社長殺し」により追う立場から一転し、組織から付け狙われることとなった「暗殺姉妹」!ところが、姉のリン(スー・チー)は恋愛がらみで暗殺屋稼業からのリタイアを決意!そんな時、いつも子供扱いする姉に少々反発心を持つ妹クワン(ヴィッキー・チャオ)は単独行動にでるもワナにかかってしまう・・・・・。さらに敏腕女刑事コン(カレン・モク)からも目をつけられ、姉妹は次から次へと大ピンチに陥る・・・。が、ある出来事をきっかけに、女暗殺者と女刑事は思いも寄らぬ行動をとるはめになってしまうことになる・・・・・。


■レビュー
 まあ、なんといいましょうか「少年○ャ○プ」的な映画でありまして、ストーリーから、演出に至るまで、全てが漫画っぽく「何にも考えないで」というのがピッタリの作品です!とにかく「全てがわかりやすい」というのは昔から香港映画などではあたりまえのことですが、アクションや特撮にもちゃんと解説的映像が入るというのは漫画の世界ではお馴染みですね!例の「説明しよう、仮面ライダー○○は、怒りが頂点に達すると・・・」というアレです。「クローサー」でも、何で壁を歩けるのかなど流れを止めることなく解説映像で説明しています。そして役者さんもわざとらしいほどに大熱演しているのも特徴的です「自然な感じでお願いね!」なんて言葉は口が裂けてもいっちゃいけません・・・。そうです!悩んでいる時は全身全霊をこめて悩む!カッコつける時は恥かしいくらいにキメル!泣きたい時は泥の中に顔を突っ込む!いい人はとことんいい人!怪しい奴はそのとおり怪しい!だから「わかりやすい」!
 仕事や学業がおわり、ビデオでもレンタルして疲れた体をリフレッシュさせる!そんな時に必要なのは「わかりやすさ」なのです。なんのフィルターも通さず、脳みそにバンバン入ってくる、こんな痛快なことはありません!!
 たとえばこんなシーン、暗殺者リン(スー・チー)が恋人に自分が暗殺者であることが打ち明けられずに悩んでいる時、恋人がナイスタイミングで「君はいったい何をしているんだい?」と一言・・・。泣きたくなるような衝撃を隠せないリンはうつむくが、その刹那、後ろからこれまたナイスタイミングで「おとなしくしろ」と3人組の強姦が現れる・・・。ぶちのめされる彼氏・・・、しかしリンはいとも簡単に3人の強姦をたたきのめしてしまう、そしてキメ台詞「ワタシノシゴトハコレナノヨ!」。ア然とする彼氏、悲しみにうちひしがれるリン・・・。なんとまあ、わかりやすいこと・・・。
 さらにこんなのも、エレベーターの中で女刑事コンが不審な男達に気づくも自分の後ろにいて顔の詳細がつかみとれない、すかさず記憶をたよりにコンの頭脳がめまぐるしく回転する・・・と、同時に映像では、後ろの男達の顔が次々に、様々な犯罪者の顔に変わり、ある男の顔と一致すると「ピンポン!」といわんばかりに止まる。まるでスロットマシーンの目押しをしているような光景だ・・・。「777、じゃらじゃらじゃら・・・おめでとうございます。」・・・。ワ〜オ、漫画的・・・。
 そして、香港・中国映画になくてはならないのが「意味の無いカンフーアクション」!例えばこんなシーン、「姉妹の仲のよさ・姉の技術の高さと妹の技術の未熟さ・姉の懐の深さと妹の可愛らしさ」を一度に見せてしまう魔法のような一場面。ゴージャスに泡風呂に入る姉を、ハンディカムで無邪気に追いかける妹、「ビデオデトッチャウゾ(入浴シーンを)」と妹、「ヤレルモンナラヤッテミナ」と姉、ここからいきなり、バスタオルを使ったり、シャワーカーテンを使ったり、一般の姉妹ではありえないような、可愛いらしい「カンフー姉妹喧嘩」が始まる。優雅な姉の動きにコミカルで可愛い妹の動き、そして二人の笑顔!・・・最後は、ひっくり返され、ハンディカムと共に泡まみれになるおっちょこちょいな妹・・・。暖かく見守る姉。ウ〜ッ、ワンダフル!10点、10点、10点、ん〜完璧!パーフェクト!!これと張り合うことができるのはただ一つ!仲間割れからゾンビまで全てダンスで解決してしまうマイケル・ジャクソンのPVだけです。
 このように、観るものに優しい、エコマーク付きの作品「クローサー」!きっと監督のコリー・ユンさんは、なれないハリウッドでのお仕事で苦労してるんでしょうね・・・?かゆいところに手の届く営業部長のようなきめ細かいサービスに脱帽です。サービスといえば3人のアジアンビューティー達を時間の経過と共に、うまくクローズアップしていき、どのファンからも文句のでないように、いや、なにを突っ込まれても言い訳のできるように、ちゃ〜んとまんべんなく見せているのもさすがです。いやいや、部長には頭が下がりっぱなしですね〜。
 さて、ここで注意点が一つございます。女性、男性、共に美しさについては実に様々であり、選考基準というのも人それぞれであります。そしてなにをかくそうアジアンビューティーの3人を選んだのも私じゃございません・・・。したがって、スー・チーは五輪真弓より綺麗だけど仲間由紀恵のほうが可愛いとか、ヴィッキー・チャオは可愛いけどたまに目が貞子っぽくなるから呪われそうとか、カレン・モクと99の岡村とパワナビ編集長はいったいなんなの・・・?と、いったような内容につきましては、ご自身の価値観で決めていただきたいと思います。あくまでもノークレームでお願いします。
 最後に、この映画を見て、寒い日はペットボトルをレンジでチンして彼女に渡せば男っぷりがあがると考える人がいるかもしれませんが、男・女問わず、それは大きな間違いですのでお気を付けください・・・・・。

投稿者 blogpawanavi : 2003年10月29日 19:58

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