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2003年08月21日

HERO / 英雄 [ 劇場/亜/アクション ]

■タイトル HERO / 英雄
■監督 チャン・イーモウ
■出演 ジェット・リー、トニー・レオン、チャン・ツィイー
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→2.857点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代男性 (評価:2.5点)
 壮大な中国の背景、無数の軍隊、数え切れないほどの矢の嵐、超歴史的人物の登場、人間離れしたアクションの数々、美しい映像と、アジアンムービーのスター達に黒澤明監督との仕事で有名な衣裳デザイナー”ワダエミ”はじめ豪華スタッフ陣、「いつか武侠ものを撮るのが夢だった!」という、チャン・イーモウ監督の初アクションムービーは、まさにアジアのドリームチームで作られた夢をかなえるには充分すぎる「夢」のような映画!さらにTVで流れるCMはHEROのグラフィックとスケール感を見せつける・・・☆
 スクリーンに映しだされた映像は確かに中国の美しい風景もたくさん出てくるし山々は水墨画のような形をしています。やはりなんの手を加えなくとも中国の風景は絵になります。そして鮮やかな色彩と重力を感じさせないワイヤーアクションはまるでフィギアスケートのプログラムをみているみたいで、戦いというよりは「舞」を見ているようです。様々なシーンに主要となるカラーを設定する手法は最近でも2001年のアカデミー賞4部門受賞した「トラフィック/2000年(米)」でも使われたので特に目新しいとは思いませんでしたが、幾重にも重なり合うシーンとシーンをわかりやすくするという点ではよかったと思います!2001年のアカデミー賞といえば、確か、このHEROと何かと比較されやすい?「グリーンデスティニー/2000年(米・中)」も撮影賞をはじめ4部門受賞していましたっけ・・・・・HEROも撮影賞とかノミネートされるのかな?・・・・・
 さてHEROは始皇帝(秦王)暗殺をテーマにした作品というより「いつか武侠ものを撮るのが夢だった!」という監督の談話からわかるように、特に始皇帝(秦王)にこだわっているわけでもなく、ただ単に暗殺のエピソードというだけで、中国の歴史に根付いて、深くほりさげているものではないようです。そんなことから、あまりにも歴史的に有名な始皇帝が出てくる時点で「説明じみたシーンはいらないだろう」と、始皇帝(秦王)を変な出し惜しみなどせずに冒頭から登場させ、話はドンドン前に進みます。ストーリーも大ざっぱに言えば、始皇帝(秦王)とその暗殺をもくろむ殺し屋達の心の葛藤を描いた作品なので(私的には秀吉暗殺を心に秘めた忍者の心の葛藤と人間関係を描いた、司馬遼太郎の梟の城と非常にかぶりますが)、わかりにくいということはないとおもいます。エキストラの数は凄いですがストーリーの進行上重要な人物はほんの数人なのでゴチャゴチャしてわからなくなるということもありません。ただ、「ストーリーの進行がわかりにくい」という方も実際にいます。多分、少々過剰なワイヤーアクションや必要以上に凝った車のCMのような?演出がストーリーのスピード感を鈍らせ、純粋にアクションムービーを期待してきた方には少々ぎこちなくうつり、理解しずらくしているのはあると思われます。ワイヤーアクションについては、こちらもきっと賛否両論あってコテコテワイヤーアクションが好きな方もいらっしゃるので、一概に言い切ることはできませんが、私は「肉体的にも人並み外れた技術を持ち合わせたアクションスターが演じるコテコテワイヤーアクション」は好きじゃありません!効果として使うのはもちろん賛成ですが・・・ワイヤーとCGがあって初めて迫力が増すマトリックスのキアヌと違い、ジェット・リーなどはそれだけで人並み外れた技術の持ち主ですし、ワイヤーなしでも充分美しい動きができるはずです。しかし最近のジェット・リーの作品は非常にコテコテワイヤーアクションが多いです。ブルース・リーしかり、ジャッキー・チェンしかり、やはり、超人的な体当たりアクションに私は憧れます。もちろんワイヤーを使うのはダメ!早回しはダメ!といっているのではありません。西のマトリックス、東のHEROなんていわれておりますが、圧倒的に違うところは主演俳優だと思います。キアヌには極端なワイヤーの使用がなければ迫力のあるシーンは撮れず、ジェット・リーにはワイヤーがなくても素晴らしい迫力のある動きができることです。実際少林拳の世界でも、11才で中国武術チャンピオンとなり、それ以降、5回の優勝と素晴らしい経歴をもつジェット・リーも、リー・リンチェイの名でデビューし、ジェット・リーとしてハリウッドで活躍をし始め、超人的肉体派アクション俳優からワイヤー俳優的イメージが強くなり、彼のもつ本当の技術もワイヤーアクションの影に隠れ、少々安っぽくなってきた感があります。もちろん彼の魅力はアクションだけではないとは思いますが、私は彼ならではの個性的なアクションがみたいのです。ブルース・リーの独自の武術感からなるリアルなアクション、ジャッキー・チェンのコミカルなアクション、以前は本格少林拳を売りにしていたジェット・リー(リー・リンチェイ)だけに今の時代には珍しいリアルなアクションを期待したかったのですが、今はジェット・リー=ワイヤーのイメージが強いです・・・・・。欧米では今だ神秘的な東洋武術を「充分」表現できる世界でも数少ない人の一人なので、そういったイメージはあまり持ちたくないのですが・・・ワイヤーイメージはキアヌにまかせておきたいところです。
 とにかくこのHEROは映像・美術・アクションともに実にもったいないように見えてなりませんでした。そこにあるだけで、動いているだけで、美しい中国の風景・建物・衣裳・中国武術などいい素材がいっぱいあるにも関わらず、少々科学調味料入れすぎのように思われました。私的には「素晴らしい映像美」とは受け止めがたい部分が多すぎたのが残念な部分です。衣裳など美しいものも多いのですが色彩的にも自然なものより、作っている部分が目立ちすぎ美しさを通り越してドギツク感じました。
 できれば「この映画で中国をもっと知ってもらいたい」と語る、アクション映画専門ではないチャン・イーモウ監督の初アクションムービー「HERO」だからこそ、中国武術にしても、本質的な動きの美しさなどを映像化してもらいたかったです。「だからこそ、本物の少林拳を学び、その世界でも実績のあるジェット・リーを主人公に抜擢したんだ!」そんなのが見たかったです。湖の水面上での戦いを水中から撮っているシーンをはじめ、部分的には印象的なシーンもいくつかありましたが、ワイヤーアクションにせよ、映像にせよ、少々やりすぎていて、素材のもつ本当の動きの美しさや躍動感が伝わってきませんでした。本当のHERO/英雄とは?というメッセージが、きっとこのタイトルに含まれているのでしょうが?素材の本当の美味しさが隠れてしまっている印象をうけるのでマイナスポイントとしました。さらに、セリフではいろいろと語っておりますが、暗殺達の苦悩や恨みの度合いが映像として全然伝わってこなかったのもマイナスです。

 PS:ワイヤーアクションだらけの日本の時代劇・・・「空飛ぶ金さん」「水面を駆け抜ける水戸黄門」「空中戦のみの武蔵と小次郎」・・・結構ゾッとします・・・


パワナビHIDE・20代男性 (評価:3点)
 ん〜、色が綺麗な映画です。超個人的意見ですが、アクションシーンはやりすぎのような気がします(笑)CGやワイヤーアクションが進化し過ぎたのか・・・空飛びすぎ(汗)。確かに、色彩、映像、アイデアなど素晴らしいと思いますが、もっと純粋に「決闘」をしてくれるといいのになぁって感じです。アクション映画じゃないよ!って言われればそれまでですが、恋愛モノ?アクション物?歴史物?CG技術披露物?ヒーロー物?って感じでテーマがいまいち不明・・・誰にとってのヒーローなのかも、重要で、一つ間違うと大変な事になりますね。その奥の深さがいいのかも知れませんが・・・いろいろ考えさせられます。素晴らしい映画です!でも、何点?って聞かれたら3点!(笑)「長空」と「無名」との決闘シーンは5点!雨の雫と、中国琴と、見事です!ストーリーは、一つの真実にたどり着くまでに、話が二転三転するわけですが、その見せ方のアイデアは素晴らしいと思います。最初に語られる話は緑とか、次に語られる話は赤ってな感じで、色分けされてるんですね。あとはその話を誰が語っているのかが、わかれば難しいものではないと思います。「残剣」が英雄じゃん!って思うのは自分だけ?皆さんの意見お持ちしています☆


■KK・20代男性 (評価:5点)
 アクションもストーリーもとても内容が濃くて中国のスケールの大きさを感じる映画でした。そして、とても切ない映画でした


■HH・20代男性 (評価:4点)
 予想よりは面白かったです。マイナス1点は話の難しさ・・・映像やアクションは良かったです!ラストシーンはとても印象に残りました。


■A・20代男性  (評価:3点)
 純粋なカンフー映画ファンの自分的意見としては、作品としてのスケールが大きくカラーも綺麗なんだろうけど、歯切れの悪い、わかりにくいストーリーとテンポのわるさがせっかくのアクションをだめにしているとおもう。もっとパワー感のあるリアルなアクションが見たい。


■DD・20代女性  (評価:1.5点)
 あまりにも頻繁にでてくるスローモーションや、わざとらしい演出が美しさを通りこして、うざったくみえました・・・途中からそれも通りこして笑うしかなかったです。ワイヤーアクションもかなりありましたが、完全ギャグ路線の少林サッカーのほうがまだ、素直に笑えます。私はこういう何が狙いかわからないようなものを深く考えることはしないのでダメですね。


■おー・30代男性  (評価:1点)
 アレで音楽がもっと絡んできたらミュージカルだね!闘ってるとは思えないアクションシーン!あれはただのダンス。恋愛が絡む部分にトニー・レオンをもってきたり、ちょっと狙いすぎ!見せ方も究極の自己満って感じで、映像美をはきちがえている。こういうの好きじゃない。がっかり。

投稿者 blogpawanavi : 2003年08月21日 14:41

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