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2008年05月25日
雨とホタルと大根と・・・
☆パワナビ松田
いつの間にかジメジメがはじまった。あまり歓迎されない季節のはじまりである・・・。しかし一雨ごとに山の緑は色濃くなっていき、うちの畑の野菜達もすくすくと育っている。さらに今日はうちの庭に約10匹のホタルがやってきた(発生した?)。子ども達は「きれいきれい」と庭じゅう追いかけまわし大喜び!しまいには家の中にまで入ってきて飛びまわり、部屋の電気を点けたり消したり大騒ぎ・・・。そんなひと時に出会えたのも、まさに雨のおかげである。
部屋の中を飛び回るホタルを見ていたうちのカミサンが「そういえば子どもの頃、この季節になると庭でたくさんのホタルを捕まえて、締め切った真っ暗な部屋に捕まえたホタル達を放し、一人で寝っころがってホタルの光を独り占めして喜んでいたのよ・・・・・今じゃ、ホタルも少なくなってしまったしそんな大胆な事出来ないよね・・・」という。まあ、なんとも贅沢な話しだが、少なくなったとはいえ、今だに自宅の庭でホタルを見る事ができるという事実に感謝をしなければならない。
雨といえば、つい先日もテレビの中から「お天気キャスター」と呼ばれる女性が「今週末も全国的に雨模様になりそうです」と、いかにも「残念・・・」といったような沈んだ表情で語りかけてきた・・・。そういう表情をするのは何もその女性だけではない。番組を仕切っていた男性タレントも「そうですね・・・ちょっと残念ですね」と、社交辞令のような表情をつくり、おざなりに雨を評価していた。きっと日本中の至るところで「雨」は歓迎されない来客のように扱われている。それはきっとその通りなのだろう。その傾向は、特に先進国と呼ばれる国に強い。確かにコンクリートの面積が増えれば増えるほど、雨は単に迷惑な水でしかなくなってしまう・・・。そんなことから雨をマイナスイメージにとらえる思考は、自分さえよければという思考に似ているように感じられる。自分さえ、我々さえ、この地域さえ濡れなければ全てがまるくおさまるかのよう。「雨降って地固まる」という有名なことわざがあるこの日本も、この頃は「雨はあらかじめ大きな屋根をつけて避ければすむし、地面はコンクリートで固めてしまえばなんてことはない」という事が当たり前」になり、雨にぬれて歩いている人を見つけては「自分でなくてよかった」と思うような思考に偏っている。こんな世の中では劇中で「春雨じゃ濡れて参ろう」と言ってしまった、あえて傘を持たなかった月形半平太(モデルは土佐藩士・武市半平太、幕末に活躍)など、革命の志士でも思想家でもなく単に可愛そうな濡れ鼠でしかない・・・。「雨が降らなきゃ虹は見られない」ということわざがハワイにあるが、最近では誰もが「雨」を無視し「虹」ばかりを追いかけているように感じられる。まるで生まれてもいないのに一生死にたくないと叫んでいるようだ・・・。
さて、コンクリートではない大地の部分には生命が宿る。うちの畑にも大根がしっかりと根を張りスクスクと育っている。大根にも様々な食べ方があるが、特に夏大根は「大根おろし」が適していると言われる。ちなみに「大根おろしに医者いらず」という格言があるが、ビタミンCはもとより殺菌作用があるため、おろし汁でうがいをすると口内炎や虫歯にも効くといわれている。ちなみに大根おろしは、おろし金に対してまっすぐ力を込めておろすと辛くなり、円をえがいておろすと辛味を抑えられるらしい。
特に雨の多いこの季節は、タップリと大地の水分と栄養を吸いこんだ大根を、そのままスポン!と引き抜き、食べる直前にガリガリすりおろして食べるのが美味い☆ ざっと醤油をかけるのもいいが、ポン酢がまた格別である。
とにかく、その季節に大地からとれたものを腹に入れるのは気持ちがいい。科学ばかり食べていては、そのうち体中がコンクリートのようになってしまう・・・。そして雨をマイナスと受け取る思考は、知らず知らずに精神と思考をコンクリート化させてしまうのではないだろうか?
恵みの雨を有難く感じタップリと染み込ませる事ができる肉体と精神を身につける事ができれば、その土壌で育つ大根はいやがおうでも美味しくなってしまい、年々価値あるものになっていく。やがて雨をマイナスに感じる思考など働かなくなり、気がつけばホタルの数も増えているだろう。頑張らねば・・・。
投稿者 pawanavi : 2008年05月25日 19:40
