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2007年05月06日
スパイダーマン3
■タイトル スパイダーマン3
■監督 サム・ライミ
■出演 トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ
みんなの平均点→4.083点(5点満点中)
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・40代 男性 (評価:3.5点)
ゴールデンウィークまっただ中の5月1日、世界最速ということで日本での公開が始まった「スパイダーマン3」。なんと製作費が3億ドル(約357億円)ということで、映画制作費最高記録となったようだが、観客動因のほうも「スパイダーマン2」を凌ぐ勢いだとか!ストーリーの中でも、他アメコミヒーローと比べ、最も弱気なヒーローなのだが、その反面、最も市民との距離が近く、様々なアメコミヒーローの実写ものが発表される中、男女を問わず、幅広い年齢層から最も愛されている作品ともいえる。
さてスパイダーマンという作品の中で、1~3を通して常にストーリーの傍らにあるのが、主人公ピーターの伯父ベンが最後に残した言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う」である。この言葉を胸に、ピーターはスパイダーマンとなり、なんの見返りも求めることなく市民の生活を守るために体を張っている。そんな市民の目からすれば驚異の肉体を誇るスーパーヒーローなのだが、その実はどこにでもいそうな悩み多き青年であり、決してクラーク・ケントのように、生まれたときからスーパーマンだったわけではないし、ブルース・ウェインのよに、犯罪に対する怒りから、自らの意思でバットマンになったわけでない・・・。ただ普通に生活していただけなのにもかかわらず、運命のいたずらがピーターをスパイダーマンに変えてしまい、それまでの自分とは全く異なる人生を歩くことになってしまうのだ。これは私達にもあてはまる。確かに私達が突如スパイダーマンになる可能性は極めて少ないが、ピーターと同じように、ある日突然考えもしなかったような特殊な環境に放り出される事は大いに考えられる・・・。とにかく、映画スパイダーマンの面白い点は、悪役を含め、生まれながらに超人だったり、モンスターだったりすることが無いところだ。前作、前々作ともに、悪役としてスパイダーマンに立ち向かうのは、元は社会的地位もある科学者(ピーターも科学を勉強している)で、個人的な悪事を働くための研究開発をしていたわけではなく、性格的にも極悪非道な人間ではなく、人並みの愛情はもっている・・・。逆に自分の研究に対しては深すぎるほどの愛情をもっており、それが度を過ぎてしまうと、ちょっとした”おごりたかぶり”が予期せぬ展開をまねき、知らぬ間に憎しみが増幅し、真面目な人間が突如モンスターに変貌してしまうのである。この変貌に関しては、アメリカンコミックスに出てくるような怪物にならないだけで、われわれの日常でも十分考えられることである。そんな身近な感覚がスパイダーマンはじめ、様々なキャラクターに人間味を与え、他のヒーローものにはない、やんわりとした暖かさを感じさせてくれる。
人は急激な環境に弱い・・・。人間関係、仕事、恋愛・・・内容はどうあれ、「突如」として受け入れがたい現実に直面すると誰でもパニックを起こすものだが、それについても度合いがある。精神的な面から考えれば、ピーターよりもむしろ、大人であり、社会的地位のある二人の科学者のほうがコントロールできそうなのだが、皮肉なことに彼らには、ベン伯父のように心の底から忠告してくれる人間もいなければ、たとえいたとしても、それを受け入れる心の余裕がない。また、心が強ければ強いほど、胸のうちに飼っている黒い塊をはきだせないまま大きく育ててしまい、ついにはどうすることもできず、それを身にまとい、自分自身の隠れ蓑としてしまうのだ・・・。きっと、こういった状態に陥るのは、一般的に弱い人間よりもむしろ、全てを自分自身で解決してしまおうとする強い人間に起りやすいようにおもわれる。映画の中でも描かれているように、ピーターは弱い・・・確かにスパイダーマンとして活躍しているときは、そんな弱さを微塵も見せる事はないのだが、ひとたびコスチュームを脱げば、実に弱い人間なのである。弱いからこそ、常に失う事への恐怖感をもっており、支えとなる何かが必要である。時に母親的存在の人だったり、恋人だったり、友人だったり、またあるときは、ベン伯父がその死と引き換えにのこしてくれた「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉だったりする・・・。きっとピーターがものすごく強い人間だったら、ニュートラルなポイントに戻ってくることができず、よくも悪くも自己破壊的な結末を迎えることになるだろう。そんな事から、何故だか今までにスパイダーマンと戦った多くの敵は、最後に憎しみを捨てさる事になるのだ。いや、厳密にいえばスパイダーマンに対しては、やり場のない怒りや憎しみをぶつけるのだが、戦いを通してピーターの人間性にふれることで、胸の中にある黒い塊を吐き出し、自分の気持ちのいい場所に戻ることができるのである。スパイダーマンは単に力で相手をねじ伏せるのではなく、日本でいうところの、和の心を持っているのだ・・・。”アメリカンヒーロー”とは言ったものの、白黒以外に灰色の部分を持つ実に日本的なヒーローである・・・。確かに、その他多くのアメリカンヒーローは自ら決断し、人々の手本となって白か黒かを決める上で、リーダーシップを発揮するが、そのため敵はあくまでも敵であり、最後は力をもってやっつけてしまうのだ・・・実にアメリカ的であり、だからこそアメリカンヒーローなのだ。一見すると、ピーター = スパイダーマンはヒーローにしてはスッキリとしないジメジメしたイメージがあるが、弱いからこそ、相手の悲しさがわかり、ほかのアメリカンヒーローものにはない和の心や、暖かさ、ともすれば癒しすら感じるのだろう・・・。
もちろん今回の”3”からもそうしたエッセンスは感じられるのだが、惜しい事に今回は、ヒーローではなく、悪役達がの印象が弱い・・・GCが凄いだけになおさらである。1、2と比べ、今回の悪役達からは哀愁が感じられなかった・・・。なぜなら今回の悪役は単なる泥棒だったり、独りよがりのお調子者だったりで、責任が問われるような「大いなる力」が感じられなかった。作品の中には「復習」や「許し」といったテーマが描かれていたが、やはりスパイダーマンならではの主題である「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という部分が薄く、そのせいか?最後の最後で、ほかのアメリカンヒーローものでは味わうことのできない、スパイダーマンならではの暖かさや癒しも同様に薄れてしまったように思われた。さらに、MJやハリーとの関係にかなりの時間を割いたせいか?市民とスパイダーマンの心の繋がりも、絵的にはパレードなどのシーンを見れば大いに盛り上がっているのだが、いかんせん表面的なもので”2”にあったような心と心の触れ合いといった奥行きが見られず、かなりあっさりしているように感じられる・・・。そのために、スパイダーマンとしての「大いなる力」の部分が、1、2と比べ安っぽく見えてしまい、ピーターの持ち味であるはずの”歯切れの悪さ”が単にリズムを悪くしているようにも見えてしまうのだ。この辺は実に残念である・・・。確かに、サンドマンやヴェノムのCGはよくできており、飽きることなく見ることもできるのだが、点数をつけるとなると、”スパイダーマン2”でつけた4点よりは、若干落とさねばならず、結果3.5点とした・・・。しかし、スパイダーマンはこの手の作品の中では、個人的に好きなシリーズという事もあり”3”で終わりといわず(次回作の予定はあるそうだが)、ぜひ、もう一度サム・ライミ監督ならではの手腕を見てみたいものだ!
サム・ライミ監督といえば、スパイダーマンに登場する苦悩する科学者達を見ていると、サム・ライミ監督が「死霊のはらわたシリーズ」の後に撮った「ダークマン」を思い出してしまう。私としては、決してハンサムな若者でないリーアム・ニーソンが演じる暗黒のオジサンヒーロー「ダークマン」が好きだったので、それに近いというか、さらに一まわりも二まわりもスケールアップしたスパイダーマン”1””2”は好きな作品である。そんな事から、できればこのスパイダーマンシリーズは、サム・ライミ監督にきっちりとまとめてもらいたいと願望する。かくなる上は、ベン伯父さん役のクリフ・ロバートソンに、サム・ライミ監督のベットサイドに行ってもらい「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉を、睡眠学習のごとく、一晩中復唱してもらうとしよう。
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■パワナビ甲斐・30代 男性 (評価:4点)
三部完結と言われていたスパイダーマン。今回がその三部作目だった訳 ですが、終わり方や、インターネットなどの情報をみると、どうやら続 きそうですね!一作目、二作目は敵対するものたちとの戦いが充実して いて「見てるだけで楽しい!」と自分は感じでいましたが、今作は ヒューマンドラマの方にかなり力が入っているように感じました。今回 キーワードになるのは予告などでも登場するスパイダーマンの「黒い スーツ」。まずはこのスーツが何者なのかというのが気になるところ。 新しく気分転換で作ったのか、誰かがプレゼントしたのか、着せられたのか、はたまた・・・とにかく、このスーツによってスパイダーマンが何かしらの変化をする訳です。 そこからがヒューマンドラマの始まりです。そのスーツによってスパイダーマンの性格が変わって行き、周りの人間との関わりまでもが変わっていってしまいます。スパイダーマン、ピーターを悩ますアクシデントや事件が多発する訳です!敵がどうこう言う前に自分との戦いが大変。そしてヒューマンドラマも佳境に入り、同時にスパイダーマンの映画の見所である高層ビルの間での戦闘シーンがスタート!相変わらず戦闘シーンは迫力もスピード感も満点でドキドキしながら楽しめます。しかも今回の敵の一人「サンドマン」はその名の通り「砂男」。CGでなければ絶対に表現できません。本当に砂が意思を持って動いているようなCGの神髄のような映像に仕上がっています。ターミネーターなどでは流体が人間の姿になったり、戻ったりしてびっくりさせられましたが、今回は砂なので表現はその何倍も難しいはず!アップになれば本物の砂だし、動いてるシーンは人間のような形をしているし、殴られれば砂が舞い散る。自分の中では今作の一番のお気に入りはこのサンドマンの表現でした。戦闘シーンはもちろんですが、このサンドマンの誕生シーンがキモスバラシイ!もちろん、そのサンドマンの心境なども踏まえてです。「そこまでして生きるか!」という執念がすばらしいのです。みなさんもぜひ注目してください!しかし、終わってみればピーターは確実に一皮むけた感じです。それこそが「続く?」と想わせる部分なのかもしれません・・・。黒いスーツが何なのかは解りますが、なぜその黒いスーツが生まれた?のかの根本的な所はなぞのままですし、他にも何か気になる部分がちらほら・・・ぜひ続編でそこら辺を絡ませていってほしいです。ということで、今回はまだまだ続きが見たいぞ!という意味を込めて4点です!
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■Pさん 20代 女性 (評価:4.5点)
ブラックスパイダーマンが印象的でした。悪者と知っていながらもカッコよかったです。心なしか、ヒロイン役のキルスティン・ダンストが綺麗になっていたように感じました。終わってみて時計を見てびっくり!結構長かったんですね・・・途中に笑いのシーンもあったり、時間のことなどまったく気になりませんでした。スパイダーマンのシリーズは、大好きで、点数をつけるなら毎回満点なのですが、ただ、今回は、ちょっといろんなエピソードを詰め込みすぎで、全体的な印象が散漫になってしまったように感じました。
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■FFFさん 30代 男性 (評価:5点)
凄く面白かったです!なんといっても高層ビルの間を駆け回るスパイダーマンを見ているだけでワクワクします。CGは今までで最高の出来だと思いました。
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■陽さん 20代 男性 (評価:4点)
とてもよかったですよ・・・。見終わったあとでも、ああ、スパイダーマンだったな・・・って感じがして。やっぱり、スパイダーマンって、ヒーローものでありながら、どこか青春映画を見ているような雰囲気があるじゃないですか?そこが好きなんですけど、今回もアクションだけでなく、そういう場面もしっかりとしていたし・・・。マイナスポイントとしては、今回の敵の人物設定があいまいだったことです。途中スパイダーマンが何のために、ここまでして戦ってるのか分からなくなります。
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■ぴさん 30代 女性 (評価:3.5点)
スパイダーマンの大ファンなので、ものすごく楽しみにしてきたんですけど、ちょっとイマイチでした・・・。なんか、1作目、2作目と時間をかけて作ってきた人間関係などが、途中からいきなり急加速してしまったような気がして残念です・・・。もし、次の作品を考えていたのなら、もう少し時間をかけてもいいのではないか?と思いました。スパイダーマンが楽しいのは、アクションとドラマのバランスがいいところではないかな~と・・・。
投稿者 pawanavi : 2007年05月06日 21:54
