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2006年06月14日

インサイド・マン

■タイトル インサイド・マン
■監督 スパイク・リー
■出演 デンゼル・ワシントン、クライブ・オーウェン、ジョディ・フォスター
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→3.785点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代 男性 (評価:4点)
 特に、派手なアクションがあるわけでもなく、壮絶な打ち合いがあるわけでもない。しかし、見終わったあとに、独特の余韻が残る映画である。はっきり言って好き嫌いがかなりはっきり分かれる作品ではないか・・・と思うが、スパイク・リー監督の好きな方は、一見の価値があるので、ぜひご覧になっていただきたい。
 スパイク・リー・・・・・・・「ドゥ・ザ・ライト・シング」や「マルコムX」などの社会派作品で有名な黒人監督。彼自身、ハリウッド内での人種差別などに真っ向から挑戦しているように感じられるが、常に黒人ならではの、音楽センスと躍動感のある切れ味、さらに皮肉タップリのユーモアで、オリジナリティ溢れる社会派ドラマを作り上げている。そんなスパイク・リーが「完全犯罪」をテーマに、人種や階級、さらにそれぞれの思惑を複雑に絡み合わせつつ、持ち前の視点で皮肉とユーモアをタップリと織りまぜリズミカルに見せてくれるのがこの「インサイド・マン」・・・。
 「完全犯罪」といっても、たとえば一流のハッカーや、ハイテク機器が続々と登場し、様々な分野の犯罪スペシャリストによる鮮やかな手口で大きなヤマを手中におさめる王道パターンとは少々違い、人々の要望や思惑が絡み合った結果生まれてくるドロドロとしたものがあってこそ成立つ完全犯罪というところがスパイク・リー監督らしい。冒頭で「好き嫌いがはっきり分かれる」と書いたが、「完全犯罪」というキーワードに加え、予告編などの絶妙なカットや、独特のサウンド、さらにデンゼル・ワシントンやジョディー・フォスター、クライブ・オーウェンにウィレム・デフォーという、豪華な俳優陣の名前が連なるだけで、見る前から前者のような"大げさな王道"ものを期待していると確実に裏切られるのでご注意を・・・。
 この作品は、アメリカ映画だが、どちらかといえばメジャーリーグベースボール的ともいえる大味なものではなく、日本野球的なものかもしれない。それなのに、俳優陣がメジャーリーグのスーパースター達だから、「あれ?メジャーリーグじゃなかったの」と少々戸惑ってしまう部分があり、誤解が生じ?「なんか物足りないじゃないか・・・」となってしまうのだ。実際には、ハイテク&ドンパチ以外のエキスがたくさん詰まっており、中々面白いのだが、単なる潜入感が、全ての情報をシャットアウトしてしまうのである!メジャーだってつまらない試合はたくさんある。この作品も"銀行強盗の現場"がメインとなっており、強盗中の出来事を内から外から映像にしているのだが、このようなネタは一歩まちがえば一昔前のド○フのコントになりかねない怖さをもっている。それでいて、ベタなネタを堂々と使い今風のサスペンスにしているのだから凄い・・・。
 そんなことから、あまりドンパチやハイテクは期待せず、肩の力を抜き、リラックスして、苦いコーヒーでも飲みながらゆっくりと鑑賞すれば、きっと楽しめるはず!人は何をもって"善"だの"悪"だのと言っているのか?何故、戦争のような大きな犯罪からは英雄が生まれ、その他の小さな犯罪からは罪人しか生まれないのか?・・・・・・黒人だから!白人だから!・・・そんな曖昧な人間個々の潜入感のおろかさを、チクチクと刺激してくれるスパイク・リー監督ならではの作品だけに、大物俳優陣の使われ方に文句のある方もいるとは思うが、ジョディー・フォスターやウィレム・デフォーに関しては「スパイスがわりに使った」と思って見たほうが面白いし、彼らの演技も潜入感抜きに見れるだろう。もしかしたらデンゼル・ワシントンですら前菜程度かも(笑)。とするとクライブ・オーウェンが主食・・・?まあ突っ込みどころはたくさんあるかもしれないが、それすら見た目の潜入感に惑わされず、よくよく噛んでみると、そうではない事がわかると思う。後から考えれば「なんであの俳優にあんな役をさせるの」と言いたくなる様なキャスティングにしたって、スパイク・リー監督による我々のおろかな潜入感への挑戦だったりするのかも・・・。「勝手な潜入感に惑わされるなよ~」とどこかでささやいているのが聞こえそうだ。終わってからアレコレと考えながら余韻を楽しめるのもいい。ということで、今回は4点。
 

パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:4点)
 またまた評価の分かれそうな映画ですが、自分としては4点。「銀行強盗」「完全犯罪」というキーワード。映画がはじまり、犯人は分かっているので、後は、警察側がどう事件を解決していくか・・・又は完全犯罪が成立するのか・・・が問題で。
 映画は、銀行強盗のリーダーダルトン・ラッセル(クライブ・オーウェン)がこちらに向かって語るところから始まる。それが、牢獄の中なのか、逃げ延びた地なのか。すでにこの映画の術中にはまってる気がしました。ラッセル一味が強盗を実行し、立てこもり、人質をとってニューヨーク市警のフレイジャー(デンゼル・ワシントン)との探り合いを始めます。主導権はあきらかにラッセル。フレイジャーも必死に応戦しますが、話が進むにつれて、ラッセルの立場がさらに優位になって行きます。
 中盤から長い長いラストシーンは場面の見せ方も複雑になり、もう、見てる方も必死。言葉、行動、場所を見逃さないように画面にくらいついてました。しかし、この必死で情報をさぐる行為こそ新人脚本家(犯人)の思うつぼでした。
 今考えると、冗談を言ったと思っていた事が、完全犯罪のトリックを見破るヒントだったり・・・よくよく考え
込まれていると思いました。考えられていると言えば、この映画のの舞台は殆ど全編において、銀行の中と建物の外や車の中だけ。この限られたなかで話を広げ、盛り上げていくはのはとても大変だったと思いますが、カメラワークや画面の切替の効果の力でしょう、スリルと臨場感をとても感じられました。
 ストーリー的にもラッセルとフレイジャーの中にマデリーン・ホワイト(ジョディ・フォスター)が介入してき
て、ただの銀行強盗・人質事件だけではなくなり、ますます複雑になり謎が広がって行きます。暴力的なシーンがまったく無いわけではありませんが、なぜか終わった後、爽やかな気分になりました。最後のシーンでフレイジャーの気分がそのまま味わえる感じ。最初からフレイジャーの目線で事件を追っているので余計にそう感じたのかもしれません。
 人物像や、動機、人間関係などの説明もなく、いきなり始まり、事件の事だけで終わってしまいます。「えっ、で、何?犯人の目的って・・・?」と頭のよくない自分にはピンと来ない部分もありますが、この映画に限ってはそんなことどうでもいいかな?と思いました。「あっぱれ」です。


■佐藤さん・20代 男性 (評価:3点)
 クライブ・オーウェンの存在感が印象的だった。デンゼルよりもよかったと思う。展開はともかく、複雑な人々の思惑などが複雑なように思う。つまらなくはないのですが・・・・・。 

■Mさん・20代 女性 (評価:3.5点)
 人間達のリアルな上下関係がわかりますね!ストーリーは面白いけどちょっとあっさりしてるかな?マイナスはジョディー・フォスターの役どころ。もう少しメインで活躍すると思ったのですが・・・。でも、まったく期待もせずにみたので、作品的には面白かったです。

■良さん・30代 男性 (評価:4.5点)
 派手さはなく、ちょっとチープに見えなくもないのに、やけにリアルなのが笑えますね。デンゼルやウィレムの演技も、なんとなくぬけていて、全然シリアスでないところが、輪をかけて面白かったです。実際の現場はこの映画の何倍もピリピリしているだろうし、逆に何倍もの汚職をしているのでは?と想像できるシーンがたくさん見られます。ザッとみてしまうと、あまり何も残らない映画だと思います。できれば「アクション映画」などと勘違いせず、見所を自分で探し出す楽しさを感じることができれば、このいぶし銀的なサスペンスを何倍もたのしめると思います。マイナスポイントとしてはデンゼルの奥さん役が、いちいち出てきて、うざったく感じたところです。その他はとても楽しかったです。

■一三さん・40代 男性 (評価:5点)
 よく考えられているよ。久しぶりに楽しい映画を見た。スパイク・リー監督は「ドゥ・ザ・ライト・シング」がすきだったが、この作品もいい。個性的な音楽などもいいね!ヘタな銃撃戦などがなくて、かえって気持ちよかった。

■?さん・50代 女性 (評価:2.5点)
 込み入った内容で面白いと思いますが、今までのいろんな映画の下敷きがあって、なんだか見た事あるなぁと感じました。私はストーリーがどんどんふくらんでいくような映画が好きなので、点数としては半分ですね~。

投稿者 pawanavi : 2006年06月14日 17:55

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