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2006年05月22日
ダ・ヴィンチ・コード
■タイトル ダ・ヴィンチ・コード
■監督 ロン・ハワード
■出演 トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→3.785点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3点)
映画「ダ・ヴィンチ・コード」・・・まずはカテゴリーの問題から・・・?とりあえず、サスペンスのカテゴリーにエントリーしたが、もしかしたらミステリーかもしれないので、あしからず・・・。さて、良くも悪くも、いろんな意味で話題になっている作品が公開された・・・。公開されるやいなや、絶賛よりも酷評が多く、カンヌ映画祭初日のオープニング作品としてワールド・プレミア開催に先立ち行われたジャーナリストや批評家向けの試写では「失笑」さえ起こってしまい、あまりの宣伝力の凄まじさから、そんな悪い噂ですら、今や誰もが耳にするものとなっている。その反面、観客動員はうなぎのぼりなのだから、恐るべき世界規模の宣伝力である。宣伝といえば、ダン・ブラウンによる原作は2003年刊行以来、全世界で44カ国語に翻訳され、5000万部に近いベストセラー!そんな小説の映画化となれば話題になるのは当然だが、いやいや、映画の宣伝によって原作の販売部数がさらに上がったのは間違いない?内容もフィクションと分かっていながら、歴史的、宗教的な方面からも興味をそそられるものだし、それに便乗できる様々な話題もつくりやすく、また若干下火加減のUFOや心霊現象にとって変わるミステリー感満載の題材であることは間違いない。ただ、作品自体がそれらの便乗商品の宣伝に使われ、あれやこれやと仕掛けだらけになってしまい、パーツの一部と化している感があるのが残念。これはダ・ヴィンチ・コードだけに関してのことではないのだが・・・。今回の話題と少々ズレてはいるが、これら一連の現象を見ていると、何故か1999年~2000年のY2K問題時を思い出してしまう・・・。あの当時はノストラダムス関連の話題でもちきりだったが、多くの人が、うまい事ノストラダムス関連書籍などを買わされていたように思う(苦笑)。もちろんだまされていたわけではないのだが・・・。しかし、それまではどちらかといえばマニアックな部類に入る商品だったのが、全く無関心だった人々も急に「ノストラダムス」という言葉に振り向きはじめるのだから、その貢献度は計り知れない。販売部数など倍どころではないはずだ。今回も同じことが言えると思うが、それだけに、しつこいようだが宣伝力の凄さに唸らされてしまうのだ・・・。
ちょうど、ノストラダムスの名前がでたので、思い出したのだが、そういえば1400年代~1500年代にかけてのヨーロッパからは、何かとミステリアスな響きをもった歴史的人物が多く排出されている。この時代は、全ヨーロッパ人口の4分の1(3分の1という見方もある)をこえる死者が出たといわれる「ペストの流行」がなんとか終結した直後にあたる。傍らでは、ドイツ・フランスなどを中心にカトリック勢力とプロテスタント勢力の相争いが絶えず、宗教に政治的な利害がからみ、同じ国の人間同士が殺しあい、多くの人々の命が奪われていた。そんな中、登場するのが、上記のレオナルド・ダ・ヴィンチ、ノストラダムスをはじめ、イタリアの探検家コロンブスやポルトガルの航海者マゼラン、ヴァスコ・ダ・ガマ。さらに芸術家ではミケランジェロ、シェイクスピア。そしてオルレアンの乙女=ジャンヌ・ダルクといった、いかにもそのまま作品タイトルになってしまいそうな歴史上の人物がひしめいている・・・。一方、この頃の日本といえば、室町時代であり足利将軍期である。この後に戦国時代へと突入するわけだが、それこそ神代の昔、古代といった遥か彼方の出来事ではなく、様々な資料の数も増えてくることから、逸話にまつわる事柄もミステリアスでありながら、リアルなイメージを持つことができる。
作品の感想・・・・・。原作と映画を見比べる方が多い中、私はこの作品の原作(2003年刊行)を読まずに鑑賞した・・・。映画化のPRが進みはじめて、何度か原作を読む機会もあったが、この手の作品は原作を読んでしまい、その後で映画をみても、良かった試しがなかったので、今回はあえて原作は読まず、さらに町に溢れる様々な関連読本も読まず、純粋に映画として2時間30分を楽しもうと思った。特にロン・ハワード監督は、アポロ13、身代金、ビューティフル・マインド、シンデレラマンなど、ジャンル的にはバラエティーにとんでいながら、どれも人間の内面を描こうという内容の作品が多い監督なので、単に、サスペンスやミステリーといっただけでなく、主人公達の内面をいかに表現するかについても注目していた。主演もトム・ハンクスということなので、意味の無いアクション&サスペンス映画にはならないだろうと踏んでい。さらに、アメリの主人公でおなじみ、オドレイ・トトゥの、恋愛&青春ではない作品という事もあり楽しみだった。
まず、冒頭で「ミステリーか?サスペンスか?」という事で迷っているとふれたが、いまだに良く分からない・・・。しかし、この部分に関しては、しっかりとどちらかに重きを置いていたほうがよかったように思えてならない・・・。どうしてもこの点は残念である。ミステリーとサスペンスでは、明らかにテンポ感が違うと思うのだが、ダ・ヴィンチ・コードは、めまぐるしいアップテンポのリズムで進んでいくため、ミステリアスな部分の余韻に浸る前に、次々に場面が展開してしまう。クイズの質問が出た直後に答えがでてくるような、そんなゆとりのなさを感じてしまった。逆にサスペンスは切れ味とテンポ感が重要だと思えるのだが、にしてはオープニングから、もろもろの詰めが甘いように感じてしまう場面が幾度となくみられるのが残念。さらにサスペンスに欠くことのできない、ハラハラドキドキ感に関しては、ハラハラというよりは、謎解きのワクワクが勝ってしまっているようである。かといってドキュメンタリータッチ風ではないので、何もかにもが次々におこる展開の速さが逆に、テレビの2時間推理シリーズにありがちなノリを感じてしまい、肝心の「主人公達の内面」までは見る事ができなかった・・・。とくに、演技派のトム・ハンクスとジャン・レノが競演していたのだが、充分に持ち味が発揮できたかどうかについては疑問がのこる。そしてオドレイ・トトゥ!28歳。大人の女性・・・綺麗になっていた。まあハイテンポのせいか?2時間30分を飽きさせない効果はあるかもしれないが・・・?ストーリー的にはフィクションという事で、なんでもあり!イエス・キリストに纏わる話から、宗教、政治に至るまで、物語としては楽しめる内容である。ただもう少し、それらの謎を一緒に考察する時間があればよかったと思うのは私だけだろうか・・・?あまりのテンポのよさゆえに?かえって原作を読まずとも、先が読めてしまえる(苦笑)のが大きなマイナスだと感じた。
後ほど同席していた方達のコメント(下記)を見てもらえばわかるが、今回ご意見をいただいた方達のほとんどが原作を読んでおり物語の終末を知りつつご覧になっている。しかし内容的にもそれなりに満足をされている様子である。全体的には「はっしょっている部分は多いが、よくまとめている」という意見に関しては、原作を読んでいないのでわからないが、「美術関連のものが登場することが多いので、それらを視覚的に理解できるのがいい」という意見に関しては「なるほど」とうなずける。ヨーロッパの町並みや、芸術品の数々を文字で言い表すのは難しい。それらを直接的に眼にする事ができるのだからいいに決まっている。特に夜の美術館などの言い表せないような、美しくも重苦しい、神秘的な雰囲気はスクリーンからでないと楽しめないだろう。そして物語の殆どに出てくるものが芸術品なのだから「観る事ができる」という効果は抜群だろう。たとえば、原作の中で、これらの風景描写をトータルすると何ページぐらいになるのだろう?映画にする事によって何ページぐらい分ぐらい節約できるのだろうか?そんなことをついつい考えてしまう・・・。
さて、原作を読んでいない私の評価は皆さんに比べて、3点と低いものになってしまったが、もしかしたら頭の中で原作の文字列をフラッシュバックさせながら、場面をあてはめていく、原作回顧のダイジェスト版として見ると面白かったのかもしれない・・・?(私個人的にはありえないが)だとすれば、映画そのものを楽しみたいとおもい、原作を読まずに我慢した私はいったい何だったのだろう・・・。そういえば、この映画を観ながら考えてしまった事がある・・・いつか長編漫画として発表されないだろうか・・・?そうそう漫画は浦沢直樹さん・・・ん~ぜひ、観て見たい。
■パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:3.5点)
様々なところで、色んな形で話題になったダヴィンチコードが映画化され、インターネット上にも数多くの特設サイトが立ち上がっています。絵画関連の商品も色んな業者がこの波に乗じて販売してますね。ただの「小説」にしてはあまりにも加熱しすぎのような気がしますが内容が宗教に関する事で、しかも、その根底を覆すものであれば「小説」とはいえ当事者にとっては大問題なんでしょう。実際は、この小説を発端にいままでそこまで興味を示さなかった人も興味を持ち始めたり、単純に物語りとして、知的好奇心を刺激される人も多いと思います。自分は、殆どの人がそうかもしれませんが、あくまでも小説=物語として映画を見ました。単純に「ダヴィンチコード」という映画として見れば小説を読まないとわかり辛い部分があったり「なんでや!」と思う部分も結構あって、単純に高い点数を付ける事は出来ませんが、「好奇心」をくすぐられたのは確かです。「じゃぁ事実は???」ということに行き着きました。そして、映画館から戻ってインターネットでいろいろと検索してみましたがちょっとした解説文を読むにも、単語や言葉の意味が分からず、その単語を又検索・・・と、あまりにも広範囲で、複雑な事なのですぐに諦めました…
結局、自分としては知的好奇心をくすぐられた点では5点に近い数字です。何を期待してこの映画を見るか?で大きく評価が変わってくるでしょうね。小説の熱烈ファンには不評かもしれませんし…それぞれの人がキリスト教にもつ知識や印象によっても評価が変わると思います。自分はこれから小説を読みます。小説を読まなくても、楽しめると思いますが、「読んでおけば良かったかな?」と思いました。
■Sさん・30代 女性 (評価:4点)
小説とだいぶ違っていましたが、小説が結構難しい内容だったのでここまでよくまとめたな~と思いました。一年前から期待してずっと待っていましたが、期待を裏切られた感じはありませんでした。ソフィー・ヌヴー役のオドレイ・トトゥもアメリのときと違って綺麗になってました(笑い
■Mさん・10代 女性 (評価:5点)
原作は途中まで読んでいます。キャラクター的にも違和感がないし、全体的なストーリーも、とくに分からないところはなく、面白かったです。オジサンだけど(笑)、今回のトム・ハンクスはカッコよかったです。謎解きの部分は「オオッ」って思える部分が多かったです。
■Kさん・10代 女性 (評価:4.5点)
世界中の綺麗な町並みや、美術品を見れるのがいいです!まるで観光旅行しているみたいです(笑)。原作は全部読みました。やはり映画になってよかったのは、原作では、はっきりとイメージできなかった「もの」が、映画だと視覚的にみれるので、「ああ~こういうものなんだ」って理解できました。トム・ハンクス、トドレイ・トトゥもイメージどおり!特に殺し屋役の「シラス」ははまり役でしょう!マイナス0.5は、何だかんだいっても原作には勝てないところ・・・でもよくまとまっていたのでいい点をあげます。
■Sさん・10代 女性 (評価:4.5点)
もちろん原作はよんでいます。雰囲気はでていたと思います。絵画や美術品、特殊なデザインの部屋が多くでてくるので、直接的に眼にすると納得させられます。また、原作でぼかしている部分も、しっかりとビジュアル化してくれているのがいいです。マイナスポイントは、もっと家族の絆など、人間関係のことをしっかりと描いてもらいたかったとおもうところです。場面ごとにちょっとしたフラッシュバックがあるのですが、主人公たちにちゃんと入り込む事ができません。
■bbssさん・40代 男性 (評価:2点)
原作は読んでいません・・・。映画だけの感想となりますが、事件や謎解きばかりで、主人公達やそれに関わる人々が「何故、そうまでして」という人間模様の部分を大きくはしょってしまっている感じがしてなりませんでした。大味というよりは、謎解きシーンをただつなげ合わせただけのように思えてなりません。どうせ実名がバンバン飛び交うなら、ドキュメンタリーっぽく追いかけていけばよかったと思います。あまりにも原作を意識しすぎたのではないでしょうか?映画のいい部分は原作を元に、映画ならではのアイデアを詰め込む事だと思います。ただ単に視覚効果をアップさせるだけではいけないと思います。これでは、インディー・ジョーンズや、ハムナプトラ、ナショナル・トレジャーより中途半端か・・・。と思えてなりません。そして、意味もなく、映画以外の部分で騒ぎすぎです。昔は口コミがメインなので、いいものしか伝わらなかったのでしょうが、メディアが発達すればするほど、いい作品ではなく、宣伝力がものをいいます。なんか悲しかったのでいろいろ言ってしまいました・・・。
投稿者 pawanavi : 2006年05月22日 12:54
