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2006年04月09日

プロデューサーズ

■タイトル プロデューサーズ
■監督 スーザン・ストローマン
■出演 ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→4.200点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代 男性 (評価:4.5点)
 1970年代を彷彿させる懐かしい香りのするちょっと下品で風刺まじりのハチャメチャ感に、期待を裏切らない展開と、安心感のある映像が今となっては新鮮かつ楽しい雰囲気にさせてくれた134分だった。以外に上映時間が長いが、尻上がりにドンドン盛り上がっていくし、台詞から"歌"への導入がさりげなく違和感がないので、ストーリーのブツ切り感もなく、ミュージカルについては食わず嫌いの方も疲れる事なく観賞できるのではないだろうか?特にダレそうな中盤から後半にかけてが押せ押せムードなので飽きる事はない。逆に前半部分はアメリカンジョーク系がダメな方は好きになれないかもしれない。しかしそれさえクリアできれば、内容もわかりやすく、大人ならおおよそ先が読めてしまうストーリー展開も、わかっていながらワクワクする事ができるのがこのプロデューサーズだ。

 この作品は2001年にトニー賞(アメリカの演劇及び、ミュージカルに与えられる賞でアカデミー賞のようなもの)史上最多の12部門を受賞したブロードウェイミュージカルをそのまま映画化したもので、製作・脚本・作詞・作曲がメル・ブルックス、監督・振付をスーザン・ストローマンが担当、それに加え、キャストもネイサン・レインやマシュー・ブロデリックと舞台のままである。オリジナルの映画は1968年に監督・脚本を上記の メル・ブルックスが担当し"ヤング・フランケンシュタイン(1974)"でおなじみのジーン・ワイルダーが出演。この時メル・ブルックスはアカデミー脚本賞を受賞している。そのような事から作品的には、映画よりもブロードウェイミュージカルが一般的である。有名な作品でありながら、舞台のスタッフとキャストがそのまま、この作品(映画)に携っている事もあり、どうしても舞台との比較もでてくる事だろう。確か近年、日本での公演も行われていたと思うので、実際に舞台を観にいった方にとっては、ライブの臨場感や迫力、テンションの高さなど映画では物足りない部分も多いのでは?と思われるが、逆に細かい表情や、映画ならではのカットを意識しながら観賞すると楽しめると思う・・・・・とにかく私は舞台版を観ていないので、そのへんの比較ができると話も広がるのだが、できないのであしからず・・・。

 まず、前半部分・・・ネイサン・レイン演じる かつてはブロードウェイの王様と謳われるも、今はパッとしないプロデューサー"マックス・ビアリストック"のもとへマシュー・ブロデリック演じる、ショウビズ界に憧れる内気な青年会計士"レオ・ブルーム"が訪れ、マックスの帳簿の確認をはじめる。すると、その帳簿に一定の法則があることを発見する・・・それは、なんとも皮肉な事に「作品が微妙にヒットするより、コケたほうが収支がプラスする」ということ。それを知った、マックスはなんとかレオをそそのかし、最低の脚本と、最低のスタッフを集め、一夜で"大ゴケ"する作品をつくり、スポンサーからの資金(200万ドル)を持ち逃げしようと計画する。映画はオープニングからドタバタ喜劇がはじまる・・・もちろんミュージカルなので"歌ありき"なのだが、上記でも書いたように台詞からの流れがよく、あまり違和感を感じることはない。上記でも書いているが、前半は歌や踊りよりも、若干アメリカンジョークのほうが全面に押し出されるような部分が多いで「笑いのツボが違う」と引き気味になってしまう方もいるかもしれないが、たとえ苦手な方でもそこであきらめないでほしい(笑)。確かに、マックスもレオもキモイ(気持ち悪い)が、ここから中盤・後半にかけて、それすら普通に思えてしまえるパワフルな大キモ・キャラクターが登場し、脳内麻痺状態で引っ張っていってくれるだろう。思えば20年前(高校卒業直後)に見た"フェリスはある朝突然に"のイメージがいまだに抜けきらないマシュー・ブロデリック(44歳)が童顔のまま、歌い踊っている姿をみながら「もう彼も44歳なんだ・・・」と月日の流れの早さに複雑な心境になりつつ、しっかりと活躍し続けている事が嬉しくも感じられた。ネイサン・レインは映画的にはあまりなじみのない(ライオンキング、スチュアートリトルでは声の出演も)俳優だが、ブロードウェイではビッグスター!作品中ではスクール・オブ・ロックのジャック・ブラックのような「どうにでもなれ!」的な行動力が面白い。

 中盤は、「最低のミュージカル」を作るためのスタッフ集めが中心となる。ヒトラーをこよなく愛する脚本家や最低のオカマ演出家とオカマ軍団達・・・なんとも濃くキモさは倍増・・・しかしどこか憎めないキャラクター達である。そんな彼らは「最低のミュージカル造りに参加させられる」とは知らず、マックスとレオにそそのかされ契約する事に・・・。コミカルな歌や踊りを交えながら、ひどく訛った英語が飛び交いつつ、話はすすんでいく。前半から"最低の脚本選び"までは、マックスやレオ同様、見ているこちら側も、今ひとつ入りこめない部分があるのだが中盤からグッとひきつけられ、彼らのサイドへ入り込んでいける。そして「きっとアメリカの観客から大ブーイングがおこるだろう」との理由から、ヒトラー信者フランツ(ウィル・フィレル)の「春の日のヒトラー」に脚本が決まり、さらに演出や美術を手がけるオカマ集団のボス、ロジャー(ゲイリー・ビーチ)が参加し、アイデアを出しはじめる頃から、なんだかワクワク感が沸いてくる。さらに、キモイ男達?だらけの中に、ユマ・サーマン演じるスウェーデン出身のセクシーダイナマイト(古)、ウーラが絡みはじめると、「春の日のヒトラー」が見たくて、見たくてしょうがなくなってくるから不思議だ。キル・ビルとは一味ちがうセクシーなユマ・サーマンも以外にハマリ役!ダンスがどうの・・・とは別次元の存在感を感じさせてくれる。

 中盤から後半にかけては、とにかく、今までとはガラリと変わって、小気味いい歌やダンスがテンポよく登場するから飽きない。アイデア豊富なダンスシーンも見所!なにより助かるのは、たくさんのキャラクターが登場するものの、個性的な上に役どころがハッキリしているため、短時間でもその人となりがわかるのがいい。そして単に物語をミュージカル仕立てにしてしまったのではなく、映画を使ってミュージカルの楽しさをPRしている「ミュージカルのためのミュージカル映画」なところが気持ちいい。面白おかしく、ミュージカルが作られていく様をみせたり、実際にショービジネス関わる人々の裏舞台をドタバタで皮肉タップリに見せているのも、「みんな肩に力いれずにブロードウェイに来てみれば、実際はこんなもんだよ!」と言いたげなところが見受けられる。

 そして、この作品は最後まで絶対に席を立っていけない。なぜなら、トニー賞を12部門も受賞していながら、ワザワザお金をかけて、それも同じスタッフ・キャストで確実に迫力は劣るであろう映画作品として作られたのかがわかるような気にさせてくれるからだ・・・・そんなことから、オーラスの劇場が明るくなるほんの数秒前に「あ~なるほど!」と思わされたので4.5点!こんな時代だけに、なんか心がくすぐられるようなパワーを、最後の最後にもらったかも!

■IWさん・女性 (評価:4.5点)
 トニー賞を12部門を受賞した、スタッフとキャストがおくるミュージカル映画という事で注目していました。私は、昔からフレッド・アステアのファンで、ミュージカルが大好きでした。そんなことからブロードウェイの名演出家ということで知られるスーザン・ストローマンが監督という事を聞き、ますます楽しみにしていました。現役としてブロードウェイで活躍している役者さんが出演されているのも見所だと思います。ブロードウェイのミュージカルに対するオマージュもところどころにちりばめられ、思わず笑ってしまう場面も多かったです。全体的に視覚効果重視の奇抜なものではなく、オーソドックスなミュージカルに仕上がっている割りに古臭くないんです。アメリカのエンターテイメントの懐の深さを感じる事ができました。ご年配の方は懐かしく、そして若い方は新鮮に感じる事ができるのではないでしょうか?

 そんな中、ユマ・サーマンが頑張っていたのが印象的でしたね!普通の女優さんはミュージカルで見ると小さく見えるものですが(存在が)、彼女は自分の役どころをちゃんとわかっていて、とても大きく(体も大きいが)見せていました。ネイサン・レインとマシュー・ブロデリックは、もう余裕でしたね!安心して見る事ができました。マシュー・ブロデリックが演じるレオが夢に向かって飛び込んで行く姿も、面白可笑しく表現されていたと思います。

 本当は5点満点をつけたいのですが、どうしてもミュージカル好きの私としては、女性が横並びでダンスをする「ロケットダンス」(横一列に並んで揃えて脚を上るダンス/ラインダンス)のシーンでの、ダンサーの質が若干異なっていたようなので、気になってしまいました。「ロケットダンス」は身長や足の上げ方などがピッタリと揃っていないと気持ちわるいんです。凄く細かいことなんですが、とてもいい作品だけに、どうしても気になってしまいました。マイナス0.5はその部分です。もちろん、メインキャストの方はどなたも素晴らしかったです。

 まだミュージカルを見た事のない方などにはおすすめの作品だと思います。台詞と歌のつなぎもスムーズで嫌味な感じがしないので、ミュージカル嫌いの方もチャレンジしてみてはいかがでしょうか?でも、小さなお子さんは無理かな・・・(笑)。そして、エンドスクロールは最後までご覧になってくださいね!彼からの貴重なお言葉がいただけますよ(笑)。

 

■Jさん・女性 (評価:4.5点)
 ミュージカルはあまり見ないのですが、友達の進めで見に来ました。ちょっとだけお下品?な感じが、ミュージカルの堅苦しさをなくしてくれて楽しめました。ミュージカルというと、どうしても、意味もなく急に音楽がかかり、歌い出すというイメージがあったので、なんか、ストーリーに集中できず好きではありませんでした。でも、プロデューサーズは、不必要な音があまりしなかったように感じました。終わってみてから思い出してみても、意味もなく歌だけが浮かび上がるような部分はなかったように思えます。ミュージカルが得意でない私が楽しく観賞できたので高得点をつけました。マイナスは少しだけ笑いのピントがずれていたことです。

■GMさん・20代 男性 (評価:4点)
 この作品の中で公演された「春の日のヒトラー」はハッキリいってカッコ良かったです。鏡を使った演出や、オカマのヒトラーなど、感動と笑いで見所がいっぱいでした。この映画を見て、舞台も見てみたいと思いました。ユマ・サーマンはキル・ビルシリーズでしか見た事がないのいですが、とてもスタイルがよく、女性的な魅力がりました。ちょっとエッチなのもよかったです(笑)。スクリーンえおみながら「本当にキル・ビルの人やろか?」ってずっと思ってました・・・っていうか本物ですよね?

■SSさん・30代 男性 (評価:3.5点)
 ダンスなどは良かったです。歌や動きの中でのギャグは笑えるのですが、独特のアメリカンジョークは笑えませんでした。単に趣味的なものだと思いますが・・・。印象に残ったのはユマ・サーマンです。あんなに色っぽい女性だったとは思いませんでした。さすがは役者さんですね。主役の二人の前で、オーデションするダンスシーンはちょっとヤバイです。ああ、マシュー・ブロデリックが羨ましい。

投稿者 pawanavi : 2006年04月09日 21:51

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