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2005年09月13日
台風14号被害状況~延岡・須美江
パワナビ☆K(サウンドビーチすみえ実行委員長)
今週の週末17、18日にサウンドビーチ須美江というイベントを開催します。
私、パワナビ☆Kはこのイベントの実行委員長として、10ヶ月以上活動をしています。
会場など、延岡市の施設を利用させてもらっているので
行政が主催しているイベントと勘違いされている方もいらっしゃるようですが、
このイベントはあくまでも民間の若者が有志であつまり、
みんなでアイデアをもちよって委員会を進めています。
そんなわけで彼らとはもう10ヶ月近く様々な話し合いをもちながら、
開催まであと数日となりました。
しかし、今回の台風14号のもたらした被害はあまりにも大きく
私達が暮らす延岡にも大きな被害をもたらし、スタッフの中にも
被災を受けた人、どうにか受けなかった人と様々でした。
そして私達が「全国に自慢したい延岡の風景」という事でこだわって
イベント会場としている、美しい須美江海水浴場にも、
たくさんの流木が溢れ、会場としてまったく機能できない状態です。
もちろん、毎年急な雨天時のために延岡市総合文化センターも押さえてあります。
しかし、今年に限っては、この須美江の浜でイベントが開催されなければ
まったく意味がないのです。自分は、実行委員長という立場から、
イベント開催・中止についてかなり悩みました・・・。
ただ、最低条件として、須美江海水浴でなければ開催はありえない・・・。
それだけはイメージできるのですが、頭は真っ白になっています。
今まで毎日夜中まで付き合ってくれた実行委員会の仲間達の顔と、
自分がパワナビとして被災現場でみてきた被災地の風景が交互に浮かび、
情けない事にいくら考えても、自分なりの答えが出せませんでした。
「こんな時こそみんなで話し合おう・・・」と思い、台風事後処理中の
実行委員会のみんなに集まってもらい、開催か中止かを話し合いました。
被災者に対する気持ちももちろんですが、さらに、現在の須美江の浜は
下記の画像のようになっているのです。ここがイベント会場なのです。
どう考えても、この大量の流木がなくならない限り、開催は不可能なのです。
そして、悲しい事に、業者を呼んで片付けてもらうお金もないし、
このような事態で、苦しんでいる人がたくさんいるのに、
たとえお金を持っていたとしても業者を呼ぶ事はできません・・・。
実行委員会のみんなは延岡人です。被害の大きい地区に関係する人もいます。
台風通過後の作業が忙しい時期なのです「こんな時に呼び出しやがって!」
と思われるているのは覚悟の上で、みんなを呼び出してしまいました。
とにかく集まった実行委員会のみんなに、携帯電話のカメラで撮った
上の画像を見せ現状を把握してもらい、質問してみました。
「今年の開催は被災者などの事を考えると微妙なのはみんなもわかってるはず。
逆に、このイベントを利用して、俺達が被災者に何かができるかもしれない。
イベントを開催するなら、もう一度みんなで考えて意味のある事をしたい。
しかし、どちらにせよ、この大量の流木やわかめを取り除かない限り、開催は不可能。
ステージ設営まであと1週間しかない、自分の家の事もあるだろう・・・どうする・・・。」
自分では強気強気の実行委員長とは思っていましたが、
さすがに台風直後のこの状況では「みんなで片付けろ!」なんていえません。
実際にそれどころではない人もいるんです。
少しの沈黙でしたがとても長く感じました・・・。
すると実行委員会の誰かが「自分達の手で全て片付けよう!」と言い出しました。
誰だったかはよく覚えていませんが、それにならうように
また誰かが「どの道、須美江の浜も誰かが清掃しなければいけないのだから、
どうせだったら、いつもお世話になっている俺達でやろう」
この特殊な状況でのみんなの言葉に実行委員長として感動しました。
ただ単に天候不良のために開催中止か否かを決めているのではないのです。
苦しかった胸のうちがパッと晴れたように感じられましたが、
しかし、直ぐに現実に戻されてしまいました・・・。
実行委員長としてこのままでは、イベントの内容に納得がいきません。
なぜかというと、台風通過前と今とでは状況がまったく違ってしまったのです。
もし、今イベントを開催するなら、いくらたくさん人が来てもらっても、
ただ楽しいだけの若者イベントではまったく意味の無いものになってしまうのです。
それほど台風14号の災害は深刻であり、先週とはまったく状況が変わっています。
これらを含め、あと10日ぐらいで準備ができなければイベント開催はできません。
延岡市や宮崎市の現場をパワナビに取材を通し、この目で確かめ
または直接被災された方とお話をしてきた自分としては、
被災された方・・・というより、彼らを支えていく側の人々の理解や
認識が必要だと、強く感じました。
被災された方達は、1にも2にもなく、ひたすら復旧作業をしなければ
自分の家で安心して暮らす事ができません。
とにかく状況やまわりがどうあれなりふりかまわず頑張っています。
しかし被災者を支援する立場の側にいる人々の受け止め方はどうでしょう?
親身になってお手伝いをしている人もいれば、
まったくといっていいほど人ごとで、もはや忘れさっている人もいます。
きれい事を言うつもりはありませんが、こんな小さな町だからこそ
「被災者でない人にも身近な問題として受け止めてもらう事ができないか?」
そんな事を表現できるアイデアをみんなで考えてみました。
そしてみんなのアイデアをまとめたのが以前に
パワナビ災害情報掲示板に書き込みした内容です。
以下が掲示板に書き込みをした内容です。
台風から約1週間。各地とも甚大な被害が出ています。
被災した方々には、心よりお見舞い申し上げます。
この一週間、被災現場の取材やボランティア活動を通して、
今回のサウンドビーチすみえの開催内容は、
このままじゃいかんと強く感じました。委員会内でも「中止にすべきじゃないか」
とかいろんな意見が飛び交いましたが、イベントを通して被災者の方や
我々支援していく側に、いろんなことを発信できたら…と思い、
イベントは開催することにしました。
災害復興に関する部分の内容は、被災してしまった方達へ頑張ろう!
というメッセージを送るのはもちろん、自分も含めた今回被災しなかった、
支援していく側の方達に対して、今回のこの出来事を風化させないためにも
いろんな展示物や行動で支援を呼びかけしていくことです。
まず、募金箱の設置し、イベント終了後に、延岡市災害対策本部に寄付します。
それからメッセージボードの設置。これは、このイベント翌日に
被災現場にて炊き出しを行なう予定になっていて、
そこにみんなからのメッセージを伝えよう的な主旨で行ないます。
あと、被災当日と現在の様子の写真の掲示。
災害復旧ボランティア参加のリスト作成。これは、イベント終了後
延岡市ボランティア協会に提出します。ボランティアが必要になった時
(今回はまだ必要ですが…)に活用してもらおうという主旨です。
ぜひご記入を…
そしてイベント翌日、被災現場での炊き出し。(場所などは現在調整中です)
これに絡んで皆さんへお願いなんですが、
もし今回のイベントに行こうと思っていた方がいたら、
少しで構いませんので「お米」を会場に持ってきてもらえませんか?
そのお米でおにぎりを作って、現場で食べてもらおうと思っています。
今回のテーマは、つながろうや宮崎 です。
ビーチクリーンも大きな意味で言えば、復旧作業です。
みんながつながれば、どんな難関も克服できると思います。
イベントは、今週の土曜日曜と2日間、延岡市の須美江海水浴場一帯にて行ないます。
メインステージはチケットが必要ですが、それ以外は無料で入場できます。
ぜひ、たくさんの方のご来場、そして災害復旧ボランティアへの参加をお願い致します。
昨日は、イベント会場の延岡市須美江海水浴場内で清掃活動をスタッフと一緒に行いました。
大量のワカメや魚が海岸に打ち上げられていて、終わるかどうか心配でしたが、
地元の方達も手伝ってくれてどうにか終了しました。ありがとうございました。
台風14号通過後の須美江海水浴場は本当に悲惨な状態でした。
例年の台風災害より遥かに悪い状態になってしまいましたが、
自分が見てきた被災地区の事を思うと複雑な気持ちになります。
彼らは自分の大切な自宅に大きな被害を受けているのです。
そして9月11日(日)雨が降る中、朝8時に延岡市内に集合し
須美江海水浴場へと向かいました。
実は昨年の台風後にもビーチの清掃に行ったんですが
打ち上げられた流木やわかめなどの数が、今年は半端なく凄かったです。
はっきりいって、作業前に、この浜におりたった時
「自分達でやると言ってはみたものの・・・」と思いました。
そして、須美江家族旅行村の職員さん達の協力も
いただきながら作業を開始しました。
浜の方には流木と大量の海草、そして魚の死骸が打ち上げられ、
携帯電話の画像に写っているのはほんの一部ですが、
海岸のほぼ全域がこの状態でした。
今年ほどの被害はそうあることではないのでしょうが
地元の方や須美江家族旅行村の職員の方達は毎回
台風の度にこのような浜の復旧をされているそうです。
私達が普段目にしている美しい自然というのが、
こういった形で守られているという事に気づかされた瞬間でもありました。
シーズン中に安心して自然の中で遊べるのも当たり前のことではないのです。
昼過ぎには、まだ細かい流木や海草類が残っていましたが、
午後5時過ぎ、みんなもかなりへとへとになってきた頃になると
やっと綺麗な砂浜が蘇ってきたかのように思えるまでになりました。
集めた海草等はゴミ袋に入るだけでもこれだけの量になりました。
このほかに流木などがたくさんありましたが、これらは須美江家族旅行村の
職員さんがトラックなどに積み込み処理してくれました。
最終的には10時間以上かけての清掃活動となりました。
そして下の画像は、2日後の13日(火)の須美江海水浴場の風景です。
晴天の効果もあり、今までの黒いく湿った砂から、
さらさらの白い砂が顔をだし、美しい須美江の表情が帰ってきました。
あれほどにごっていた水も綺麗な色にかわり、
これなら、県外の人にも自慢できるものになったような気がします。
とにかく、時間がかかってでもコツコツと作業すれば、いつかは
元の綺麗な風景に戻るという事を実感できました。
今回、本当にたくさんの方のご理解、ご協力で須美江の復旧、そして
イベント開催に至る事ができました。是非、イベント開催の経緯、趣旨等をご理解頂き、
皆様のご協力をお願い致します。jこの須美江の浜のように、
延岡の町並みが元通りになるように、心より祈ると同時に、
上記の文面でも書いてありますが、自分達にできる事を諦めずに実行するのみです。
このイベントの終了後も、私達サウンドビーチ須美江実行委員会は
自分達のできることを探し、被災地復興のお手伝いができればと考えています。
そしてゲストアーティストケアの方の話では、東京や横浜から、
アーティスト達が「延岡どうなってる?」と気にしていたそうです。
そうした、ゲストアーティストのみなさんにも、現地の声を届けたいと思います。
投稿者 pawanavi : 2005年09月13日 18:49
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コメント
パワナビ☆K
追記
本日、被災現場の代表の方にサウンドビーチ須美江として
炊き出しなどの案を持ちかけたところ、
「今、現場で一番たりないもの」という話題になり、
被災地のみなさんが、復旧作業で必要とするもの
タオル、ブルーシート、ビニール袋、お米
を中心に集め、被災地に渡すほうが重要であるという事から、
急遽、上記の4品に重点をおいて集める事にいたしました。
9月17日、18日のイベント当日はぜひ
上記の4品をご提供していただきたく思います。
尚、18日に関しましてはビーチの森須美江も
無料開放いたしております。さらに、先日清掃いたしました
須美江海水浴場の浜でも、たくさんの無料イベントや
出店が立ち並びます。
ぜひ、ドライブついでにでもお立ち寄りください。
上記の物資の受付は、
「ビーチの森須美江内」と海水浴場の浜に面した「総合受付」
にて行う事になります。
ご理解と協力のほど、お願いいたします。
投稿者 パワナビ☆K : 2005年09月14日 15:36
お疲れ様でした。
写真を拝見して、これが同じビーチなんだと
驚きました。
自然の力に勝つ事は出来ないけど、
努力することの大切さを感じました。
日曜に行けると思います!
皆様の気持ちのこもったイベント楽しみにしています。
投稿者 ぴゅあ : 2005年09月15日 11:16
すごいです
大変だったことと思います
やったことのない人にはこのすごさはわからないと思いますが、それを書いていらっしゃらないのは、すばらしいです
18日は子供たちをつれて遊びに行きますね!
投稿者 う~~ん : 2005年09月15日 22:53
>ぴゅあさん
>う~~んさん
少しでもそう言っていただけると、実行委員会のみんなが
「やってよかった・・・」と喜ぶと思います。
あれからも、少量(といってもかなりあります)ですが
海草等の残骸が打ち上げられます。
本日も清掃などをし、本番を向かえたいと思います。
尚、18日は朝9:00から海水浴場入り口にあります
「ビーチのもりすみえ」は無料開放となります。
会場では、音楽やスポーツ、フードコーナーなども
ありますのでぜひ、ご家族連れで遊びに来てくださいね!
よろしくお願いします。
投稿者 ☆パワナビ松田 : 2005年09月16日 09:32
