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2005年09月11日
台風14号被害状況~宮崎市小松ボランティアレポ
パワナビ☆Kの状況レポートの前にP☆ヒデより。
今日(10日)はP☆ヒデとP☆Kの両名で宮崎市内へ向かいました・・・。
「小松地区の現状が予想以上に悪い」という、
毎日現場で復旧活動をしているパワナビ☆オオタヒサヤからの話しもあり
この日は小松レポートと市内打ち合わせの二手に分かれ、
P☆ヒデは打ち合わせへ、小松地区へはP☆Kが行くことになりました。
極力無駄な駐車はしたくないので、P☆Kを小松でおろし、
また別の取材先に向かう途中、先日見た(個人的には2回目)
道路沿いに出された家財道具などが再び目に飛び込んできました。
よく見ると先日の物とは違うもの・・・。
災害ゴミ運搬用トラックなども多く見られ、搬出が続いているにもかかわらず
まったくといっていいほど追いついていない状態なのです。
今日も現場で作業中のパワナビ☆オオタヒサヤの親戚宅がある路地などでは
積み上げられたゴミなどで軽自動車がギリギリ通る程の道幅でした。
宮崎市災害ボランティア本部でも”人手が不足”との事でした。
そして、小松地区を離れ、高千穂通を宮崎駅前に進み、信号待ちをしていると
ガソリンスタンドにある張り紙が目に入りました。
「節水の為、しばらくの間、洗車をお断りしています」
もし、目に入ってきたのがフル稼働している洗車機だったら・・・。
本当にホッとした瞬間でした。
それでは、ボランティアの方々からのお知らせもありますので
ここからはP☆Kにバトンタッチいたします。
パワナビ☆Kです。
台風14号が、宮崎県内に甚大な被害をもたらしてから今日で4日目。
各市町村では、復興に向けた動きが着々と進んでいる一方で、
断水の実施や交通網の整備等克服しなければならない問題が
まだまだ山のようにあると感じます。
自分も、延岡市役所や社会福祉協議会等に問い合わせ、
「今自分達に、復興に向けた動きとして何ができるのか?」
ということを考えながら行動しています。
今日は宮崎市小松地区の取材を自分がする事となり、
何に着目したレポートにするかを宮崎までの道中ずっと考えました。
今回、たまたま自宅が災害にあわなかった自分は、
被災者の方々を支援していく立場にあると思い、
今日のレポートは宮崎市の災害ボランティアの方々の生の声を聞かせて頂く事にしました。
松田編集長やP☆ヒデ、オオタヒサヤさん等から
小松地区の被災状況は聞いてはいたのですが、
実際にこの目で見たのは始めてでした。道路脇に固められた、
泥水により使い物にならなくなった家具や電化製品の数々、
泥によってうっすらと白く見える道路…。
自分の想像をはるかに越えた風景が広がっていました。
現場に到着後、まずこの地区の災害対策本部を訪ねました。
下の写真で拡声器を使い学生達に指示を出しているのは、
応対して下さったボランティアコーディネーターの川越さんです。
ボランティアコーディネーターとは、災害復興の為に集ったボランティアのみなさんに、
仕事を割り振ったり、復興状況を確認しながら指示をだしていく責任者の方です。
■ボランティアコーディネーターの川越さんのお話
P☆K:「まずボランティアのみなさんの大まか動きを教えてください?」
川越さん:「今日は土曜日という事もあって、中高生や大学生、個人の方や団体さんなど、
合せて約1300名のボランティアの方々が駆け付けてくれました。
また、ゴミを搬出するためのトラックも30台程個人の方や企業のほうから貸して頂きました。
今日の動きとしては、学生さん達は主に各家庭をローラー作戦で回って頂き、
重たいものを外に搬出していただいています。
一般の方はそのゴミをトラックに積んで集積地まで運んで頂く事をお願いしています。
今の目標は、各家庭からまだ出てくるであろうこのゴミを、
一刻も早く処理して復旧作業がよりスムーズにできる状況を作る事です。」
P☆K:「いろんな場所から救援物資等が届いてると思うのですが、
救援物資を送る上で最も足りないものはなんですか?」
川越さん:「そうですね、本当にこの地にいろんな救援物資を御提供して頂いている皆さんには
心からお礼を申し上げたいです。神戸や名古屋、新潟からも届いています。
ただ、今日の段階でいえば、絶対的に欲しいのが"ビニール袋"と"ブルーシート"です。
先程も申しました通り、現在の作業は主に各家庭内のゴミ出しです。
ただ今回の場合、普段の生活では考えられない程のゴミが出ています。
普段用意している数のゴミ袋では足りないのが現状なんです…。
そしてゴミ出し後は、部屋の中を消毒する作業が必要になってくるのですがその際、
一度部屋の中をからっぽにするんです。その時に外に必要なものを一度出すのですが、
その下に敷く物がいるんです。それをブルーシートで行なうんです…。
是非、その2点を提供していただければ幸いです。」
P☆K:「今回の活動は、一旦19日(月)で終わるとお聞きしたのですが、
支援内容としてはどの辺りまで考えてらっしゃるのですか?」
川越さん:「19日というのはあくまで目安で、もちろんまだかかる場合には日程を伸ばします。
目標は、ゴミ出しの完了。住居内の消毒。そして床ふき等清掃まで行えたら…と考えています。
特に一人暮らしのお年寄りのお宅はそこまで行きたいです。
ただし、あくまで我々の動きはボランティアなんです。支援なんです。
最後まで、ずっと一緒には居てあげられないんです。また、逆にそこまですべきでもない。
被災された方には本当に心から頑張って欲しい。
だからこそ前を向いて歩いていくための"自助努力"が出来る所まで、
我々が共に歩いていくようにしたいんです。」
P☆K:「最後に、これからボランティアに参加される方に何かお伝えしたい事はありますか?」
川越さん:「はい。これから復興ボランティアにご参加される皆さん、
本当に御協力ありがとうございます。皆さんの活動されている姿が、
今回被災された方々の力になり、また励みにもなると思います。
ただ皆さん、決して無理はなさらないで下さい。頑張って頂くのは大変有り難いのですが、
それによってご自分のお身体を壊されては元も子もありません。
怪我等に十分お気を付けた上で、活動して頂くようお願い致します。」
川越さんにはお忙しい中、インタビューをお受け頂き本当にありがとうございました。
その後、今日参加していて、休憩中だった高校生2組と話をする機会がありました。
宮崎農業高校と大宮高校の生徒さん達でした。どちらも今日始めて参加されたとのことでした。
学生達口々に同じような内容をコメントしていたのが印象的でした。
■ボランティアに参加した学生のコメント
「今日ここに来るまでは、テレビの中の出来事だと思ってました。
でも、私達の住んでるとこからあまり離れていない、この場所に来た時、
すべてが現実だという事が分かりました。
明日学校にいって、今日のことをみんなに伝えます。」
「今日ボランティアに参加して、以前のような風景になるには、まだまだ
時間も人も足りないと思いました。時間のゆるす限り、
またここに来てボランティアに参加したいと思っています。
なんか、みんながつながっているような気がしました。
学校のみんなにはそれを伝えたいと思います。」
今日、ここに来るまでは今回の災害は他人事と思っていた学生達が、
被災された方達の家を訪問する中で自分の事として認識し、
皆さんの力になりたいんだという学生達の思いが、物凄く伝わってきました。
なにより、現場を自分の目で確かめることでやっと心から
「誰かにこの事をつたえなければ」となるのだとおもいます。
取材していく中で、いろんな光景を目にしました。
ゴミを荷台に積んで走っているトラックと、作業を行なっている人が「お疲れ様です!」
と声を掛け合っている姿。学生達と一般の方が年齢や立場に関係なく
力を合わせて作業をしている姿・・・。この光景を見ていて感じたのは
今回の災害を他人事と考えるんではなくて、自分の事として考られる・・・。
子供達がたくさんいるという事です。むしろ大人達より子供達の方が多いかもしれません。
子供達が自発的に「自分も何かしたい」と思っている事にとても感動させられると同時に、
自分達大人のあり方についても考えさせられました・・・。
大人達が率先し、復興に向けて本当に自分のできる事をやっているのか・・・?
まだまだ県内には被災された方々が沢山いらっしゃいます。
でも決して、それはテレビの中の出来事ではありません。
今回、被災された方、被災されなかった方、共に協力し歩いていく事で、
きっと以前のようないつもの町の風景が戻ると思います。
お時間のある方や、何かしたいけど、どうしていいのか分からない方は
ぜひ被災現場に足を一歩進めてみて下さい…。
投稿者 pawanavi : 2005年09月11日 03:30
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