プリンスアイスワールド J-POPS! 熊本公演 レポート

プリンスアイスワールドでは初めての熊本公演が開催された。
世界を舞台に活躍するスケーターが、
J-POPSの名曲にのせて華麗な演舞で観客を魅了。
スケーターと観客がシンクロする氷上のミュージックファンタジーで、
熊本に感動と笑顔の花を咲かせた。

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プリンスアイスワールド in 熊本

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2017年1月21日(土)・22日(日)の2日間にわたり、熊本県に本格的なフィギュアスケートショー『プリンスアイスワールド』が初上陸。
豪華で多彩なスケーター達によるスケートショーは両日とも昼・夜の2部公演合計4回の公演が行われ、13,000人を超える観客を魅了。
2016年4月の地震で被災した熊本県に笑顔と感動を届けた。

熊本公演では、日本で唯一のプロフィギュアスケーターチーム(総勢約30名)「プリンスアイスワールドチーム」他、オリンピック金メダリストの荒川静香をはじめ、別府公演でも出演した本田武史、織田信成、安藤美姫、そして注目は2017年3月の世界選手権に出場が決まった宇野昌磨選手、樋口新葉選手、現役活躍中の無良崇人選手、村上佳菜子選手、本田真凜選手、さらにスペシャルゲストとして話題の本田ファミリーから、本田望結(22日のみ)、本田紗来(21日のみ)、プロスケーターや現役選手などが多数出演。
チャリティ出演として熊本出身アーティスト森高千里、サプライズゲストとしてくまモンも出演し、大きな話題を集めた。

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今回のテーマが「J-POPS」であるということから、耳に馴染みのある名曲が多く使用され、フィギュアスケート観覧初心者にとっても親しみやすい構成となっており、流れてくる名曲とともに出演者とオーディエンスがシンクロするミュージックファンタジーの世界が広がった。

そして”熊本に、笑顔と感動を。”というサブタイトルを掲げ、中でも「未来を担う子ども達に夢と感動を与えたい」との思いが込められた企画として、1月20日(金)にはおよそ1,300人の中から選ばれた70人の子ども達へ、プロスケーターによるスケート教室を開催。
さらに、公開リハーサルに熊本市立飽田東小学校の全校生徒470人を招待し、また本公演には熊本県内の被災地(熊本市・益城町・西原村・南阿蘇村)中心の子ども達や高齢者約1,000人を招待。子ども達に笑顔の花を咲かせただけでなく、未来への大きな夢と希望を与えた。

また、リラックス効果が得られる528Hzの響きを生かした演奏活動を行っている「ACOON HIBINO」氏の「You Raise Me Up」がCMソングに起用され、「~愛の周波数528Hz~」が開場中や休憩中、終演時などの場内BGMとして使用され、会場は和やかなムードに包まれた。(本人メッセージはレポート後記掲載)

本公演で大きな注目を集めたのは、熊本県出身アーティスト・森高千里のチャリティ出演。プログラム内ではサプライズゲストに「くまモン」が出演し、森高千里とコラボレーションしたことも大きな話題となった。

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さらに、プリンスアイスワールドの大きな特色のひとつで、終演後にゲストやキャストへ直接花束を渡すことが出来る「ふれあいタイム」では、観客のリクエストに応じてポーズを決めたり、ファンと会話を交わすなどのサービスも満点だった。

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公演で使用したスケートリンクは、
1月24日(火)〜27日(金)13:00〜19:30
1月28日(土)10:00〜19:30
1月29日(日)10:00〜17:00
上記期間で無料開放され、市民の憩いの場となった。

※今回のレポートは全4公演をまとめたものとなります。

会場

アクアドームくまもと

開催日

2017年1月21日(土)・22日(日)

出演

〈レギュラー出演者 〉
荒川静香/本田武史/プリンスアイスワールドチーム

〈ゲストスケーター 〉
安藤美姫/織田信成/無良崇人/村上佳菜子/宇野昌磨/樋口新葉/本田真凜/本田望結(22日のみ)/本田紗来(21日のみ)

〈ゲストアーティスト〉
森高千里(チャリティ出演)

構成・演出

今村ねずみ

主催

KAB熊本朝日放送/プリンスアイスワールド熊本実行委員会

後援

熊本県/熊本市/公益財団法人 日本スケート連盟/熊本県スケート連盟/熊本市スケート連盟/熊本日日新聞社/エフエム熊本/FM791/九州朝日放送/KKB鹿児島放送/NCC長崎文化放送/西日本新聞社/大分合同新聞社/夕刊デイリー新聞社

特別協力

トラロックエンターテインメント/OAB大分朝日放送

協力

JR九州熊本支店/JTB九州/宮崎交通./ニューコ・ワン

企画制作

プリンスホテル / GAKUONユニティ・フェイス

取材協力

株式会社GAKUONユニティ・フェイス

 

会場の様子

昼・夜公演に限らず早くから多くの人が足を運び、お目当てのグッズやチケット購入ブースに長蛇の列ができた。エントランスホール中央には、ファンからのスタンドフラワーがずらりと並び、出演者のイメージに合わせたカラーや、ユニークな形をしたものなど、会場を彩っていた。

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▲初回には熊本市の大西市長からの挨拶があった

熊本公演開催記念グッズ

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熊本公演の開催を記念して、会場でオリジナルグッズの販売が行われ、売上の一部は震災復興として寄付された。

 

プリンスアイスワールドチーム 総勢約30名の群舞

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日本で唯一のプロフィギュアスケーター総勢約30名が集うチーム。プロフィギュアスケーターが1つのチームとして繰り広げる“群舞”を得意とする。

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キッズスケーター

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レギュラーゲスト・特別ゲスト(出演順)

本田紗来(21日のみ出演)

ポップなカラーの衣装をまとい、広いスケートリンクをめいいっぱい使って滑る元気の良さが印象的。幼さいながらも連続ジャンプを決め、会場から大きな拍手がおこった。

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本田望結(22日のみ出演)

女優として活躍しているとあって、表情の豊かさ・体全体の表現力で観客の心をぐっと掴み、純粋無垢な笑顔で氷上を滑る姿に「かわいい!」というファンの声援も飛び交っていた。

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本田真凜

主な成績
2015年 ジュニアグランプリファイナル 3位
2016年 世界ジュニア選手権 優勝

軽やかなステップと伸びのあるジャンプに加え、大人の女性への階段をのぼり始めた艶のある華やかをまとった演技に、思わずため息が漏れる観客も。ポーズが決まる毎に甲高い歓声が会場中に響いた。

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無良 崇人

主な成績
2014年 四大陸選手権 優勝
2015年 全日本選手権 3位

情熱的な曲調に合わせたスピーディなステップとパワーのあるスピンが印象的で、時折見せる高いジャンプ、男性の熱い心の感情や凛々しさを表現した迫力のある演技に会場中が熱くなった。

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樋口 新葉

主な成績
2016年 世界ジュニア選手権3位

次世代の新星として注目を集める実力派とあって、細部に渡るひとつひとつの振りを丁寧につなぎ、氷上と一体感をもたせた柔らかな空気感で会場をつつんだ。

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織田信成

▼主な成績
2005年 世界ジュニア選手権 優勝
2008年 全日本選手権 優勝
2010年 バンクーバーオリンピック 7位
2009年、2010年 グランプリファイナル 2位
2013年 グランプリファイナル 3位

高度な技術と高い表現力、バリエーション豊かな演技でソロのプログラムはしっとりとシリアスに、ショープログラムでは持ち前のコミカルなキャラクターを時折りみせて会場に笑いを届け唯一の存在感で氷上を彩った。

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本田武史

▼主な成績
1998年 長野オリンピック 出場
1999年、2003年 四大陸選手権 優勝
2002年 ソルトレークシティオリンピック 4位
2002年、2003年 世界選手権 3位

ジャンプ力・スピーディなスケーティングに定評があり、男子フィギュア界のリーダー格としての貫禄を見せる。180度にラインが描かれた美しいバレエ開脚ジャンプや落ち着きのある優雅なステップは、ベテランの貫禄が伺い知れた。

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村上 佳菜子

▼主な成績

2014年 四大陸フィギュアスケート選手権 優勝
2013年 全日本フィギュアスケート選手権 第2位

「Time To Say Goodbye」の切ない調べにのせて、表情豊かでしなやかな演技に加え、キレの有るジャンプで曲調とのギャップ感を見せ、短かな時間の中に本人の魅力がたっぷりと詰め込まれていた。

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宇野 昌磨

▼主な成績

世界ジュニアフィギュアスケート選手権 優勝
2015年 全日本フィギュアスケート選手権 第2位
2015/2016年 ISUグランプリファイナル 第3位

高さのあるジャンプ、キレのあるステップと超ハイスピードなスピンで技術の高さを物語るだけでなく、「静」と「動」を巧みにこなし、ひとつの物語として完成度の高いプログラムを魅せ、次世代エースの貫禄を見せつけた。

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安藤美姫

▼主な成績
2004年 世界ジュニア選手権 優勝
2006年 トリノオリンピック出場
2007年 世界選手権 優勝
2010年 バンクーバーオリンピック 5位
2011年 世界選手権 優勝

エキゾチックな曲にあわせ、目の表情や指先といった細部の見せ方で、大人の女性がもつ芯の強さ、美しさ、せつなさなど、安藤美姫の独特な世界観を豊かに表現。

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荒川静香

日本スケート連盟副会長。
▼主な成績
1998年 長野オリンピック 出場
2004年 世界選手権 優勝
2006年 トリノオリンピック 金メダル

現実離れした美しさ・佇まいに会場からため息混じりの歓声があがる。代名詞となったレイバック・イナバウアーも、演技毎に上半身のスタイルを変える細やかな演出。静かに舞い上がるかのようなジャンプ、そして柔軟性をいかしたスピンと高まり続ける表現力に会場中が魅了された。

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森高 千里(チャリティ出演)

「熊本に、笑顔と感動を。」とイベントの主旨に賛同、チャリティ出演という形での参加が決定。「この街」ではサプライズゲストとして登場した「くまモン」がスケートシューズを履いてスケーティング、「雨」では荒川静香と夢の競演が実現し、会場を盛り上げた。

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演出:今村ねずみ

今村ねずみ

プロフィール

北海道出身。劇団「夢の遊民社」を経て、1986年に「THE CONVOY SHOW」を立ち上げる。
全作品の作・構成・演出を手掛け、自らも出演。多彩な要素を盛り込んだステージを創造し、観衆を魅了した。
2006年には単身韓国に渡り、代表作『ATOM』の韓国キャスト版を創り、ロングラン公演を実現。絶大な評価を得て09年に再演。
12年より、自身の一人舞台シリーズ『Nez Channel』も始動させた。
近年の主な出演作に、舞台『絹の靴下』、『THE 39 STEPS –秘密の暗号を追え-』、『キサラギ』、『6週間のダンスレッスン』『ヴォイツェク』ほか。また、演出も多数手掛けている。第35回菊田一夫劇賞、第12回「ザ・ヒットメーカー‘99」演劇部門受賞。

 

テーマソング:ACOON HIBINO「You Raise Me Up」

ACOON HIBINO

メッセージ

地震の多い日本は常に災害と隣り合わせに私たちの日常生活があります。熊本では2016年に大きな被害がありました。それを受け、私自身も別府温泉の公式テーマ曲をつくり、音楽での応援をさせて頂きました。フィギュアスケートやリラックス効果の高い528Hzの音楽によって熊本の人々に大きな夢と希望、そして安らぎを感じて頂き、未来に向かって頂きたい思いで一杯です。前向きな強い心で、災害に打ち勝って下さい!心をひとつに!

プロフィール

滋賀県出身。1981年関西学院大学在学中よりピアノと作曲をはじめ、2012年外務省主催日中友好イベント香港コンサートホールに出演。翌年、リラックス効果が得られる528Hzの響きを生かした演奏活動を開始。2015年1月テイチクエンタテインメントより『心と体を整える~愛の周波数 528Hz~』でメジャーデビュー。科学的なアプローチで528Hzを活かした独自の作曲方法が高く評価され、2015年第57回 日本レコード大賞企画賞を受賞。今までにはなかった「機能を持つ音楽」を生み出す日本で唯一の528Hz作曲家・ ピアニスト。http://acoonhibino.com/

第57回 日本レコード大賞企画賞受賞作品

■心と体を整える ~愛の周波数528Hz~
■心と体を整えるⅡ ~愛の周波数528Hz~
■自律神経を整える音の処方箋 ~愛の周波数528Hz~
■Soft JAZZ 528 心と体にやさしい~愛の周波数528Hz~

528 心と体を鍛える528 自律神経を整える

心と体を整える528iiSoft Jazz 528

 

セットリスト

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ACT1

piw2017kumamoto_61・Rejuiced Phat Shake
・Music Can Change The World
・The Mission to Complete
・ロビンソン
・Time goes by
・地上の星
・糸
・奇跡の地球
・うれしい!たのしい!大好き!

 

 

 

ACT2

・世界に一つだけの花piw2017kumamoto_62
・リフレインが叫んでる
・夜空ノムコウ
・Choo Choo TRAIN
・ハナミズキ
・いとしのエリー
・ひこうき雲
・僕らの夏の夢

 

 

 

FINALE

・SAYURI
・Finger Tip
・夢伝説

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撮影・編集

ヴォーク有限会社

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